奈良 済美地区社会福祉協議会
第421回

2007年11月のご案内
錦しゅうの秋深まりました。 綾錦の織り成す里、京大原は名刹三千院と建礼門院縁の寺、寂光院を訪ねます。ご参加下さい。

日 時

11月18日(日) 午前7時50分 近鉄奈良駅地下集合

コース

近鉄奈良駅《C8:18発 急行》=竹田=(9:02発・地下鉄)=国際会館=(B9・京都バス)=大原…(歩く、朧の清水・建礼門院墓)寂光院…(歩く、乙の森・清和井ノ清水・不断桜…来迎院…三千院…(歩く)…後鳥羽・順徳天皇陵…(歩く、勝林院)…大原バス停=国際会館=(地下鉄)=竹田=(近鉄)=近鉄奈良駅

費用

交通費 : 近鉄電車 奈良〜国際会館 920円(片道)
        バス 国際会館〜大原 340円(片道) 
          往復 合計 2,520円

拝観料 : 寂光院600円 ・来迎院450円(団体)・三千院600円(団体) 合計1,650円

       ※来迎院拝観は希望者自由に 個人の場合は500円となります。

☆バス代、片道170円づつの小銭をご用意下さい。(170円×2 往復340円)

歩行距離

3km

食事

弁当の場所ありません。食堂ご利用下さい。




朧の清水

(おぼろのしみず)

建礼門院がおぼろ月夜、この井戸に姿を写し身の上を嘆(なげ)いた泉

寂光院

(じゃっこういん)

平安期高倉天皇の皇后、安徳帝母建礼門院縁の寺、裏門外に住居の庵室跡がある。この寺は800年程前の創建であろう?

乙の森

(おつうのもり)

京の女が若狭小浜で結婚したが夫を恨んでここ大原まで逃れ大原川に身を投じ、その後夫が通りかかると馬もろとも川の中へ引き入れようと大蛇になって現れたが危うく逃れその後再び通りかかると現れたので家来が石を投げ退散させた、それからは時々里に出て悪事を働いたので、ある僧が法力で退治、頭を埋めた所とある。

清和井の清水

(せがいのしみず)

乳の出が悪い産婦がこの水を飲むとよく乳が出ると云う湧水。

不断桜

(ふだんざくら)

秋桜とも。秋10月から春2月頃迄咲くという。

来迎院

(らいごういん)

延暦寺別院、慈覚大師が中国の天台山を模して建立、本尊薬師、弥陀、釈迦の三如来坐像安置。本堂上に獅子が蹲(うずくま)った姿をした「獅子石」がある。昔上人が修行のとき石が獅子になって吼え回った(ほえまわった)と云う。

三千院

(さんぜんいん)

1,200年の昔、伝教大師、最澄が比叡山延暦寺建立の時草庵を結んだのが始め、円融院・円徳院と呼ばれ、明治に三千院となった。白川天皇の皇子の入山後、代々皇族入寺のより門跡寺院となる。往生極楽院は阿弥陀三尊、脇侍の菩薩は来迎の姿勢が珍しい、瑠璃光庭の美しさは抜群、童地蔵の可愛らしさ奥庭の二十五菩薩石像も見逃せない。

勝林院

(しょうりんいん)

鎌倉時代始め笠置寺の解脱上人(げだつしょうにん)、東大寺の俊乗坊重源(しゅんじょうぼうちょうげん)等学匠や名僧が多くこの寺に集まり法然上人に発問、論じ合い三百人もの聴衆の前でことごとく上人に信伏した。これを世に大原談議(おおはらだんぎ)といい門前に上人の腰掛石があり、近くに「熊谷の腰掛石」や「熊谷鉈捨藪(くまがいなたすてやぶ)」があり、熊谷とは「源頼朝の武将、熊谷直実(くまがいなおざね)、後に仏門に入り師事、蓮生坊(れんじょうぼう)と称し、大原問答中法然上人の勝劣を聴聞、若し法然が破れたら相手を殺そうと鉈を隠し持っていたが、法然に諭され鉈を藪に投げ捨てた藪跡、又その時腰掛けた「熊谷腰掛石」が三千院前道路付近にある。

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