奈良 済美地区社会福祉協議会
第422回

2007年12月のご案内
年の瀬となりました、なにかと気忙しい月です。東大寺三月堂秘仏開扉並びに開山堂秘仏公開に合わせての日となりました。

恒例の絵馬堂茶屋にて「なら茶粥」をご賞味頂きます。

日 時

12月16日(日) 午前8時40分 御霊神社(薬師堂町)集合

コース

御霊神社(9:00出発)…(歩く)…中新屋町・今御門町…南円堂…県庁前バス停=バス(青山住宅行9:41発JR奈良駅発9:46発)=今在家町・・・五却院…上段八幡…空海寺…正倉院・講堂跡・僧坊跡・塔頭…東大寺六道の辻・五十二段・大湯屋…三月堂(解散)

費用

交通費 :  バス  180円

拝観料 : 五却院 志納 100円

       三月堂(執金剛神開扉)500円 但し老春手帳の方無料

       開山堂(良弁僧正像公開)無料

※今月は午前中解散の予定。 解散後三月堂及び開山堂、自由にご拝観下さい。

◎老春手帳お持ちの方ご持参下さい。

歩行距離

2km

食事

絵馬堂茶屋にて「なら茶粥」ご賞味頂きます。入り口にて茶粥券お渡しいたします。




五却院

(ごこういん)

東大寺境内外末寺、鎌倉時代東大寺を再興した俊乗坊重源(しゅんじょうぼうちょうげん)が開山したと伝えられる。本尊五却思惟阿弥陀坐像(ごこうしいあみだざぞう)は年、数日の開扉仏(かいひぶつ)、中国の宗において重源上人が請来した仏像で定印(じょういん)の結びが違うが他に勧進所と十輪院に、他に数例あるが作例は少ない。中国伝導大師作とある。

(見返り地蔵立像《石仏》)  後方を振り返り「私についてお出で」と云わんばかり、歩行中のお姿で別名朝日地蔵。これは顔が東を向いていることから。京都永観堂の見返り阿弥陀は有名。

(公慶上人と重源上人の墓)  平安末期、平重衡(たいらのしげひら)が南都焼討により焼失した東大寺再興のため鎌倉期勧進につくされた重源上人の五輪塔と戦国時代松永久秀により焼かれた東大寺を江戸初期中興のため大勧進職を勤めた公慶上人の供養塔がある。公慶上人の墓は当時、東方管理墓地内にある。

上段八幡

(うえんだはちまん)

稚児八幡(ちごはちまん)とも呼ばれ幼児を抱いた母親の石像とある。ここは東大寺の鬼門に当るので鬼門除けに祀ったと伝えられているが東大寺の何処からその方角になるのか、境内は狭く小祠である。

六道の辻と五十二段

菩薩さま達が難行苦行修行の段階、最上段は如来の世界、天国、従って五十二段それぞれに菩薩が坐す、六道の辻は冥界への別れ道、天国・人間界・畜生・修羅・餓鬼・地獄・ここに六地蔵尊坐す

◎石段上は大釣鐘・坊重源上人の俊乗堂又東大寺開山した僧、行基の行基堂と毎年盆に英霊供 養が行われる地蔵堂がある。

◎道中 聖武天皇生前ご愛用の品々約1万点収納する宝庫校倉式、奈良時代と昭和28・37年建築の三倉からなる正倉院、東大寺講堂跡、僧坊跡、多くの塔頭がある。

(自由拝観)

三月堂秘仏

1,100年の昔、平将門(たいらのまさかど)、天皇に謀反、天慶の乱(てんぎょうのらん)に頭の毛の後髪の一部が蜂になって東北に飛んだという秘仏の開扉、執金剛神、堂内多くの仏像は国宝重文級である。

(自由拝観)

開山堂の公開

良弁堂とも呼ばれ東大寺の創建につとめた良弁僧正をまつる堂が公開される。年1回1日の公開

開山堂は奈良、三椿(さんちん)の一つ「のりこぼし椿」が有名

もどる