奈良 済美地区社会福祉協議会
第427回

2008年5月のご案内
風薫る若葉の空に鯉のぼりの銀りん躍るさわやかな季節です、自然を歩きませんか。
近江は蒲生野に一際崇高の姿、神秘な霊峰、赤神山の懐に鎮まり坐す太郎坊宮に詣でます。ご参加を・・・

日 時

5月11日(日) 午前8時00分 近鉄奈良駅地下集合

コース

近鉄奈良駅(C8:19発)=(近鉄急行)=京都(A9:30発)=(JR長浜行・新快速)=近江八幡=(近江鉄道・八日市線)=太郎坊宮前…(歩く)…成願寺…(歩く)…阿賀神社(お山巡拝)…(歩く)…松尾神社…(歩く)…八日市=近江八幡=京都=奈良

費用

交通費 :合計3,270円

 奈良〜(610円)〜京都〜(650円)〜近江八幡 ※往復2,520円

 近江八幡〜(350円)〜太郎坊宮前  八日市〜(400円)近江八幡

歩行距離

4km弱 石段総数740段余、上り半分は自動車道を歩きます。帰路(女坂)を降ります。ゆっくり歩いて下さい。

食事

弁当・飲物ご持参下さい。売店・食堂ありません。 JR京都駅桟橋のスーパーご利用を。




赤神山(せきしんざん)

350mの標高、巨大な岩石露出する神秘な霊山、信仰発祥の山、山上に奥ツ磐座、俗名太郎坊山、「あっ」と驚きの目見張る奇容な山姿、一見するのもよいのでは・・・

成願寺(じょうがんじ)

1,200年余の昔、比叡山延暦寺を開基した伝教大師最澄が創建した寺で五十余坊を有したが信長の兵火により全焼、長らく荒廃していたが徳川時代末、本堂と二坊(石垣坊・行方(ぎょうほう)坊)を今に残す。明治の神仏分離令により成願寺と阿賀神社に分離した。阿賀神社は成願寺の奥の院でかつてはあった。
本堂薬師如来、その向かって左側に太郎坊大権現(太郎坊天狗が安置されている、駅を出て一直線の道に先ず鳥居それを潜ると左右にある間隔をおいて整然と続く・・・・

阿賀神社(あがじんじゃ)

(通称、太郎坊宮)1,400年の昔創建とある。天照大神の第1の皇子「正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかあがかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)」を祀る。聖徳太子が箕作山(みつくりやま)に瓦尾(かわらお)寺を建立のとき、この神に詣で国家の安泰と万民幸福を祈願された。伝教大師最澄も参篭、50余の社坊を建て後信長の焼討により総て焼失荒廃した。奈良時代最澄が鞍馬の次郎天狗の兄太郎天狗の法力を借り、太郎坊宮を開いたとの説がある。千数百年の昔から巨岩、奇岩のこの山を神のご神体とし、信仰の対象とした。当時、この山で修行していた修験者を太郎坊天狗と呼んだのがこの守護神となったのではと思われる。

●展望台は眺望が素晴らしい。
  松尾神社、祭神建御雷神(たけみかづちのかみ)、春日龍神である。元尊勝寺という東大寺所属の寺があり貴重な庭園が残る。蓬莱(ほうらい)石組で中央にある一群れの石組は中国の須弥山(しゅみせん)。その向うに鶴亀島という武家書院好みの力強さを感じさせる造園技術を偲ばせる庭園といわれる。桃山時代の名園である。

●最高所に高さ十数メートルの夫婦岩がある。岩間の巾80cm長12mの中央を無事通り抜けると病苦除かれ諸願成就する悪心あるものは通れない。神が岩を割って広げたという。女性のシンボルと言われる。

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