奈良 済美地区社会福祉協議会
第429回

2008年7月のご案内
この度は、平成17年奈良市に吸収合併された都祁地区を訪れます。都祁は大和高原中央部に在り、標高500mの地、旧市内より400m程の高所になります、紀元前7・8千年前既に人が住んだ地、多くの古墳や出土品から古代は一つの国家を為して闘鶏国(つげこく)が誕生していたと云われています。飛鳥時代大和朝廷に統一され、古文書に都祁の名が見られます。平城京(みやこ)への伊賀・伊勢などとの交通の要衝の地であって交通・政治・軍事上重要な地であったそうです。そんな古代の文化・文明の地を皆様と探索したいとお誘いしました。ご参加下さい

日 時

7月13日(日) 午前8時20分 JR京終駅集合

コース

<JR奈良駅(8:36発)>= JR京終駅(8:40発)=天理(8:49着)=(バス9:20発)国道針インター(9:46着)…(歩く)…観音寺…(歩く)…針東口(10:38発)=(バス)=水分神社(みくまりじんじゃ)前…(歩く)……水分神社…(歩く)…小冶田安萬侶墓…(歩く)…嫁取地蔵(橋)…(歩く)…福祉センター…(歩く)…来迎寺…(歩く)…国津神社…(歩く)…三陵墓古墳…(歩く)…都祁南之庄(バス停)=バス=国道針インター(14:31着

15:38発)=バス=天理

天理=JR=京終=奈良

天理=近鉄=平端=西大寺

西大寺=近鉄=高の原

西大寺=近鉄=学園前

西大寺=近鉄=奈良

費用

 

 奈良・京終〜(JR200円)〜天理〜(バス890円)〜国道針インター

針東口〜(バス290円)〜水分神社前

 都祁南之庄〜(バス290円)〜国道針インター〜(バス890円)〜天理

天理〜京終・奈良(JR200円)

天理〜西大寺・学園前(近鉄340円)  天理〜高の原・奈良(近鉄390円) 

※バス料金小銭ご用意下さい。 

 老春手帳ご持参下さい。都祁地区内無料になります。

歩行距離

3km強 

食事

昼食弁当・お茶ご持参下さい。販売店食堂ありません。弁当は腐らないものを!




観音寺

雨乞いで有名な西念坊(さいねんぼう)が建立した寺で十三重の石塔は創建当時のもの、本尊は十一面千手観音菩薩立像であらゆる願いを叶えてくださると尊信を受けている。

小冶田安萬侶墓

(おはりだのやすまろ)

奈良時代の高官小冶田朝臣安萬侶の火葬墓「右京三条二坊従四位下小冶田朝臣安萬侶、大和国山辺郡都祁郷里崗安萬(やまとのくにやまべごうりつげごうさとおかやすま)神亀(しんき)6年歳次巳二月九日」と墓碑に銘記ある。

嫁取地蔵(橋)

昔、初瀬川から水を取り入れた溜池の堤防工事に難航した際、丁度ここを通りかかった花嫁行列の花嫁を馬諸共人柱として生き埋めにした。その後、昭和の始め橋台の石垣の中から地蔵石仏が発見され、その地蔵を嫁取地蔵として祭った。その橋を嫁取り橋といわれるようになった。その後は花嫁行列はここを通るのを避けどうしても通らなければならない時は花嫁は乗り物から降り橋の下流に板橋を渡して川を渡り通過したとの伝説がある。

来迎寺 奈良時代僧行基の開創、豪族多田一族の菩提寺で100基の五輪塔群が今に残る。
国津神社

御身体は巨石で大国主命を祭る。大国主は素盞鳴尊(すさのおのみこと)の子供とか、六世孫ともいわれ大己貴命(おおなむちのみこと)・大物主(おおものぬし)等の名がある。因幡の白兎で知られる大国さんとも。大和では天理市の大和神社(おおやまとじんじゃ)・桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)の祭神後山に20数個の岩石があり岩座であろう。狛犬の尾の巻き方から鎌倉期とか。

三陵墓古墳群 宇陀地方最大級で五世紀の国造級の有力者の被葬と思われる。西古墳は高さ5mの円墳2基(1基の位置定かでない)東古墳長さ110m後円部72m前方部50mの前方後円噴である。
都祁水分神社 飛鳥時代の創建、大和川・木津川水源の神として祀る。鎌倉初期の奈良興福寺塔頭門跡寺院大乗院の荘園。大和には葛城・宇陀・吉野・都祁の四社の水分社がある。社の北側に閼伽井があり「山之辺の井」と称される。伊勢斎宮の宿泊所(都祁の頓宮)として利用された。

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