奈良 済美地区社会福祉協議会
第433回

2008年11月のご案内

本年も後僅かとなりました。寒さに向かいます体力を保つためにも歩きましょう。ご参加下さい。今月は昭和の大スター、時代劇俳優の大河内伝次郎の山荘と嵐峡から松尾・梅津方面を訪ねます。

日 時

11月16日(日)午前7時50分集合 近鉄奈良駅東地下

コース

近鉄奈良駅(8:19発C線)=(京都行き急行)=京都(9:33発)=(JR園部行)=嵯峨(嵐山)・・・歩く・・・野宮神社・・・大河内山荘・・・亀山公園(後伏見・後嵯峨天皇の火葬塚・角倉了以と松岡局の銅像・周恩来詩碑)・・・小督塚・・・檪谷神社・・・戸無瀬滝・・・千鳥ケ淵・・・法輪寺・・・嵐山駅=(阪急)=松尾駅・・・松尾大社・・・梯子地蔵・・・梅宮大社=(バス)=京都=(近鉄)=奈良駅

費用

奈良〜(近鉄)〜京都 610円  往復1,220円

京都〜(JR)〜嵯峨 230円

嵐山〜(阪急)〜松尾 150円

梅宮神社前〜(バス)〜京都 220円

運賃計 1,820円

大河内山荘入山料 900円(お茶券付) 団体料金

総経費 2,720円

歩行距離

約4km弱

食事

弁当・お茶ご持参下さい(京都は高額です) 但、雨天の時はレストランご利用下さい




野宮(ののみや)神社

本殿に天照大神、正面入口に日本古来の黒木鳥居にご注意を、2千年の昔から1,400年間続いた斎宮制度により未婚の内親王が伊勢神宮斎宮の際1年間精進潔斎して籠られた跡の一つ。

大河内(おおこうち)山荘

野宮より整備された竹藪の中道、小柴垣に沿って小倉山への小登りの道を進むと天竜寺の北門前をを経て山荘へ、伝次郎が30年の歳月をかけ営んだ6,000坪(2万u)の広大な邸、持仏堂や茶室等があり庭園の向こうに京都市中、背後の眼下に保津の清流の眺望も楽しい。

亀山公園

京都府立公園の一つ、嵐山公園の一部で100年前開設された。幕末勤皇派として尽くした近衛家の侍女、村岡老女の像、保津川他多くの河川の開削に貢献した門倉了以(かどくらりょうい)像。中国・周恩来の詩碑、百人一首の句碑が散在する。

小督塚(こごうづか)

平家物語の登場人物、高倉天皇の寵愛を得た小督局が平清盛から逃れるため隠れ住んだ所。黒田節の第2節(酒は飲め飲め〜〜の主人公)

檪谷神社(いちのたに)

松尾大社の境外摂社、奥津島(おきつしま)姫(檪谷大神)・一杵島(いちきしま)姫(宗像大神)を祀る、天智天皇が、1,300年の昔九州筑紫の宗像神社より勧請、1,100年前嵯峨にあった鋳銭所で新しく鋳銭(ちゅうせん)された貨幣をここに奉納されたとある。大堰(おおい)川・桂川の安全祈願のため創建されたのであろうとある。

戸無瀬滝(となせのたき) (三段に流れ落ちる)88代後嵯峨天皇が楽しまれた名勝の滝
千鳥ケ淵(ちどりがふち)

滝口入道を訪ねた横笛が相見ることができなかったのを嘆き身を投じた。
(参考)大堰川に沿って嵐山を登ると中腹に元万福寺の末寺、千手観音を本尊とした門倉了以が保津川工事に関係した人達の菩提を弔うため創建した千光寺(大悲閣・だいひかく)がある。本尊の脇に了以の手に石斧を持ち縄の座布団に片足を立て座した像が在る。

法輪寺

(嵯峨の虚空蔵)十三詣での寺、奈良時代、43代元明天皇の勅願により、僧行基の創建。平安時代広隆寺の僧道昌が明星天のお告げにより虚空蔵菩薩を安置し法輪寺と号した。境内に明星天を祀った所ある。その所から、清水が湧き「明星水」と呼ばれる葛の井がある。小督の菩提を弔った小督塚と明星天を祀る電気電信の神とした電々明神(電々宮)がある。

松尾大社 大山咋神(おおやまくいのかみ)と一杵島姫を祀る。背後の山に磐座があり、飛鳥時代、渡来人、秦氏(はたし)が山麓に社殿を造営したのが起こり、境内の亀の口から湧出する水が、酒造りの水に加えられると酒が腐敗しないと醸造家が持ち帰る、亀は松尾神社のお使いという。
梯子(はしご)地蔵 幼児の寝小便、下の病気に御利益がある。お礼に50cm程の梯子を奉納する。
梅宮大社

奈良時代の朝臣・橘諸兄(たちばなのもろえ)の母・県の犬養(あがたのいぬがい)橘三千代が綴喜郡井出町に一族の氏神として創祀、その後諸兄の母が大山崎に移し、平安時代52代嵯峨天皇の皇后橘嘉智子がここに移した。祭神は酒解(さけどけ)神、大山祇神)酒解子神(木花咲邪姫・このはなさくやひめ)大若子神(彦大出目尊)祭神名の酒解神に因んで醸造の神と仰がれ、檀林皇后が祈願され、54代仁明天皇がされたことから安産の神として信仰される。嵯峨に仁明天皇と檀林皇后、その父橘清友、橘諸兄と氏公併祀、影向石(三ツ)、またげ石が社近くにある。

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