奈良 済美地区社会福祉協議会
第436回

2009年2月のご案内

立春も過ぎもう春が足踏みしています。ぬくぬくと怠惰にお過ごしではございませんか。思いきってお出で下さい。遊行を共にお待ちしています。


日 時

2月15日(日) JR奈良駅東口改札前午前8時50分集合

コース

JR奈良駅=(9:17発・大和路線)=(乗換)久宝寺=(9:49発・大和路線・普通)=(9:53着)平野…杭全神社…春子姫墓所(坂上田村家一族の墓所)…赤留比売命神社(杭全神社お旅所)…大念仏寺…地下鉄平野駅=田辺駅…法楽寺…南田辺駅=(JR阪和線)=天王寺=(JR大和路線・快速)=奈良

費用

奈良〜(JR450円)〜平野〜(地下鉄200円)〜田辺
南田辺〜(JR120円)〜天王寺
南田辺〜天王寺経由(JR690円)〜奈良

歩行距離 3km強
  飲食店・売店ありません。弁当・お茶ご持参下さい。
※大念仏寺のお部屋にて食事致します。



杭全(くまた)神社

52代嵯峨天皇の御代、坂上(さかのうえ)田村麿の子・広野麿が平野の地を天皇から賜り、その子当道が京都祇園の素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祭神として第1殿を建立した。その後熊野信仰が盛んになり第2殿に熊野権現を、後醍醐天皇の勅命により祀り、続いて第3殿に熊野證誠権現(くまのしょうじょうごんげん)の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を祀り平野の熊野権現社と云われたが明治の神仏分離令により杭全神社となった。

(春子姫墓所)坂上田村麿の娘、第50代桓武天皇第2の皇后・春子姫の墓。隣地に坂上家一族の墓がある。

◎環濠の一部、神社境内東側に残る。

赤留比売命神社

(あかるひめのみこと)

朝鮮半島新羅(しらぎ)の王の娘。天之日矛(あめのひほこ)に罵(ののし)られ逃げて来た比売を祀る。社名「三十歩(ぶ)神社」と呼ばれ600年の昔、旱魃(かんばつ)の時、法華経三十部を讀誦されたところ功あって、三十部を三十歩と間違って伝えられた。境内は杭全神社のお旅所である。

大念仏寺

融通念仏宗総本山、平安時代中期、聖徳太子信仰の厚かった良人上人が四天王寺に立ち寄り、その際、太子の夢のお告げにより第74代天皇・鳥羽上皇の勅願を頂き根本道場として創建した。日本最初の念仏道場で本尊は十一尊曼荼羅

法楽寺

平安末期、平清盛の長男重盛の創建した名刹、中国の僧、仏照国師の高徳を慕って金二千両を国師に送って来日を願ったが国師の都合がつかず代わりに紫金の仏舎利塔が送られて来た。重盛はこの地に法楽寺を建て、その塔を納め源平合戦で討死した源の頼朝の父義朝の持念仏である如意輪観音を祀り敵方の菩提を弔った。
境内に楠大明神と云われる樹齢800有余年の楠の老樹がある。
本尊は不動明王である。

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