奈良 済美地区社会福祉協議会
第449回

2010年3月のご案内

春の一日を皆様と共に歩みたいと計画しました。高取の旧城下町界隈の古刹を訪ね、土佐の町並みに家それぞれ趣向を凝らした自慢の雛飾りを観て歩きます。ご参加下さい。

日 時

3月14日(日)近鉄奈良駅東改札口前7時50分集合

コース


奈良C8:10発 奈良線 西大寺 8:22発 橿原線 急行橿原神宮前行 橿原神宮前 吉野線 吉野行 壺阪山9:45発 バス 壺阪寺前 壺阪寺 壺阪寺前 清水谷 お里・沢一墓 土佐の町並み雛人形展見物 子嶋寺 壺阪山 橿原神宮前・西大寺 奈良

費用

費用 合計2,320円
運賃 奈良〜(近鉄560円)〜壺阪山〜(バス310円)〜壺阪寺前(バス190円) 計1,620円
拝観料 壺阪寺400円(団体) 子嶋寺300円  計700円

歩行距離

2km

食事

お弁当・お茶ご持参下さい(屋内で食事致します)食堂ありません。
注意 非常に混雑します大切な持ち物にご注意下さい。



高取は680年前鎌倉時代後期、南朝方に与(くみ)した越智氏が城郭を構えたのが始め、 日本三代山城の一つに数えられた城で海抜600mの高取山頂にあり明治2年の廃藩置県後、 明治4年に高取県が誕生したとある。
壺阪寺(南法華寺)
1,300年前元興寺の僧弁基の創建で、この山中で修業中秘蔵の水晶の壺の中に観音を感得(かんとく)し、その壺を坂の上に安置し供養し、観音を摸刻して本尊とした、この由来から寺名となった。平安時代には36堂余坊の大伽藍であったが再々の大火でほとんどが消失、室町時代再建され現代の規模となった。本尊十一面千手観音丈六の座像、眼病に霊験があり、歌舞伎や浄瑠璃で演じられる壺阪霊験記お里・沢市の物語は有名である。昭和58年開眼供養された天竺(印度)より渡来の石像大観音像が安置されている。材石は3億年前の古石で延べ7万人の石工が4年7ヶ月で完成、高さ20m重さ1,200トン、同じく大涅槃像の大仏、又、石造大仏殿図大石堂がありいずれも多くの人と年数を要して造されたものがある。
雛人形展
旧街道の町並各戸約80軒の家々の玄関等に各家ご自慢の雛人形、段飾りや屋形飾り、中には3組もの雛飾りがあり、縫い包み(ぬいぐるみ)、木目込み、竹製や折り紙、押し絵、掛け軸、額、貝合せ等見応えがあり、家人が側について説明、又由緒書の説明は総てにあり入口に雛飾りありの案内板も置かれている、家人と観光客の会話が弾み笑い声も起るので時間の経つのも忘れる。数百体の雛を一堂に集めた所もあり壺阪寺にも7組もの大雛段があり町を挙げての雛祭り又、街道もよく整備され両側を流れる小川も清らかで心地よい。
子嶋寺
奈良時代第4代(46代)孝謙天皇(女)の勅願寺、坂上田村麿と師檀(しだん)の中の当寺2代目延鎮が此の寺を興し、京都の清水寺を開基して当寺の支坊とした。その後南都興福寺の僧眞興僧都が来寺して隆盛した。67代一条天皇の病気平癒に眞興の祈祷が功あり大いに寺は隆盛を極めたが南朝の兵火で伽藍の悉くが消失、明治23年内務省の保存会により今日の再興をみるに至った。本尊は十一面観音立像、第50代桓武天皇の御念持仏と云われる。延鎮僧都の像と田村麿の自作の像が安置されている。謡曲「田村」発祥の地であるという。

 

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