奈良 済美地区社会福祉協議会
第460回

2月せいび歩こう会

立春とは名ばかり、寒さ身に染む季節、然し水仙の花咲く里の便りも間もなく聞かれる今日この頃、初恵比須で賑う三輪の郷、大神の古き社に詣で古の昔を偲ぶ一時をと皆様をお誘いしました。ご参加下さい。

日 時

2月6日(日)JR京終駅 午前9時集合 
※JR奈良駅で乗車の方は2階改札前へ午前8時45分集合

コース

JR奈良駅9:03発=JR=京終9;07発=三輪…(歩く)…泊瀬川の津(みなと)…海柘榴市(歌垣)…海柘榴市観音…金屋石仏…平等寺…成願寺稲荷…大神神社…狹井坐大荒魂神社…久延彦神社…大直禰子神社…三輪恵比須神社…JR三輪駅=JR=京終=奈良

歩行距離

 

費用

京終〜三輪 JR320円 往復640円

 

弁当ご持参ください。お茶あります(大神神社休憩所で食事します) ※飲食店・売店ありません



泊瀬川の津(はせがわのつ) 第29代欽明天皇の御代、皇紀1,212(イチニイチニ)年【西暦¬=紀元前660年】2,671年前、仏教が日本に渡来した。この港が日本へ最初に仏教が上陸した地。
海柘榴市(つばいち) 日本最古の市が開かれた所、この古道には全て家々の道に面して椿(山茶花さざんか)の生垣があり、その垣根を挟んで若い男女が愛の唄を投げかけ恋心を伝え交した。それでこの生垣を海柘榴市の歌垣という。
海柘榴市観音 長谷寺の末寺と説明にある。地元の人の話では大雨の日流されてきた仏という。観音像は長谷観音(長谷形式=十一面観音)と左に聖観音。
金屋の石仏
元平等寺の仏像で粘板岩で石棺の蓋に彫られている、二躯の石仏で右に釈迦如来、左に弥勒とあるが如来とも菩薩とも書かれていない。
平等寺

聖徳太子の開基・開山という。大神神社の神宮寺で翆松(すいしょう)寺といったのが、後に大三輪寺ともいった。明治の廃仏令で一時廃寺となり仏像は四散、本尊十一面観音は現在桜井の聖林寺の本尊となっている。現在の本尊は明治後の作


(波切不動尊)人間の欲心を不動の諸刃の剣で薙ぎ払い正しい心に導く不動尊、波とは人の心の波、欲心をいう。

(三輪不動)脇に役行者(小角=おづぬ)と理源大師像、大師は大和の人、東大寺の東南院、京の醍醐寺を建立、東寺に関係し、役行者を敬い山岳修行した修行僧である。

成願寺稲荷 大神神社の神宮寺の一つ、元成願寺の鎮守社。
大神神社 大和一の宮、祭神は大物主命、少彦名命を合祀する。出雲族、国造りの神々である。三つ鳥居が有名、神のご神体は白蛇という。
狹井坐大神荒魂(さいにますおおみわあらたま)神社

狹井とは神聖な霊水(薬水)の湧く所という意味

祭神、大神荒魂神・大物主命・媛蹈鞴五十鈴姫(ひめたたらいすずひめ)命・事代主(ことしろぬし)神

久延彦(くえひこ)神社 久延彦とは案山子(かかし)のこと。大国主に少彦名命を紹介した者(神)
大直禰子(おおたねこ)神社 大神神社の若宮、大物主命の子孫、同神社宮司の祖
三輪坐(みわにます)恵比須神社

(海柘榴市坐恵比須神社とも云い昔は、海柘榴市の市に祀る社として創祀されたという)

祭神は事代主命(恵比須さん)大神神社祭神、大物主(大国さん)の子神様

この社の初恵比須は旧暦、従って2月、今年の初恵比須は2月6日(宵)7日(本)8日(残)。

境内社に父神大物主(大国)を祀る社がある。
この神社は元、三輪山福栄寺の神宮寺であったが、現在神宮寺は廃寺となっている。

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