奈良 済美地区社会福祉協議会
第466回

8月せいび歩こう会

暑さ厳しい季節ですが山岳の聖地、多くの御仏坐す王城鎮護の霊山、比叡の山々を流離い盛夏の一日を過ごしてはと皆様をお誘いしました。東塔・西塔・横川のエリアを訪ねます。

日 時

8月21日(日) 近鉄奈良駅地下改札口前 午前7時50分集合

コース

奈良A8:16発(京都行き・急行)=京都CE9;25分発(比叡山山頂行・路面バス)=10:30着 延暦寺バスセンター…(歩く)…東塔・エリア・大講堂…根本中堂…文殊楼…大黒堂…法華総持院東塔…延暦寺バスセンター12:30発(シャトルバス)=12:39着 西塔エリア…椿堂…にない堂(常行堂・法華堂)…釈迦堂…西塔エリア13:39発(シャトルバス)=13:49着 横川エリア…横川中堂…元三大子堂…横川エリア15:30発(シャトルバス)=15:43着 延暦寺バスセンター 16:06発(路面バス)=17:15着・京都駅=(近鉄)=奈良

歩行距離

2K 石段・坂道多い

費用

合計3960円

交通費 3,460円 

奈良〜近鉄(610円)〜京都〜路面バス(750円)〜延暦寺〜比叡山シャトルバス1日フリー切符(800円)〜路面バス(690円)〜京都〜近鉄(610円)〜奈良

延暦寺拝観料 割引料金 500円

 

食堂有(そば・麺類主)・弁当場所有(机)



延暦寺 1,200年前伝教大師・最澄(さいちょう)の開創、京王城の都を鎮護する霊山、800m余の二つの嶺からなる比叡山山頂に有り、三塔(東塔・西塔・横川)のエリアを中心に多くの名僧、高僧が顕れた霊山、天台宗の総本山、伝教大師は諡号(しごう)我国大師の第1号、叡山大師・根本大師・山家大師とも呼ばれる。大師とは天皇から賜る号、寺名の延暦は時の天皇桓武帝からで同天皇の和暦延暦から勅賜された。
東塔(エリア) 比叡山三塔十六谷の中心となるエリアである。

東塔(エリア)

 大講堂

僧侶が講義を開いたり、問答したり、学問修業の場。堂前の釣鐘は開運の鐘

東塔(エリア)

 根本中堂(国宝)

開山から今日まで1,200年不滅の法灯が輝く、本尊は伝教大師自作の薬師如来と多くの代々の祖師像が安置、このお堂は延暦寺の総本堂。

東塔(エリア)

 文殊樓

比叡山の総門(表玄関門、樓門とは二階造りのを云う。文殊菩薩をまつる。

東塔(エリア)

 大黒堂

政所(まんどころ)又は食堂(じきどう)、本尊大黒・毘沙門・弁財天の三つの顔を持つ三面大黒をまつる。秀吉が信仰、太閤にまで出世したのはこの大黒天信仰によると云う、世に出世大黒と云われる所以。

東塔(エリア)

 法華総持院東塔

伝教大師は日本全国6カ所の聖地に宝塔を建てその塔を統括する塔で信仰の道場、信長の焼き討ちで消失400年後再建された。

西塔(エリア)

 椿堂

聖徳太子が比叡山に登り、ここに椿の枝を挿しておいたところ根付いて今も椿の花が咲く。千手観音が安置されている。

西塔(エリア)

 にない堂

(常行堂・法華堂)2棟の建物が渡り廊下で繋がっている。昔弁慶が渡り廊下を天秤棒代りに二つのお堂を担いだと云う伝説がある。

西塔(エリア)

 釈迦堂

伝教大師作、釈迦如来をまつる。西塔エリアの中心となる。最古の建物。

横川(エリア)

 横川中堂

このエリアの中心的建物、1,160年余前創建。聖観音をまつる。信長の焼打ちやその後の雷で二度もの大火にあい焼失、昭和46年再建、舞台造り朱塗りが一段と印象的である。

横川(エリア)

 元三大師堂

比叡山中興の祖、元三慈恵大師の住房(住居)跡、四季に法華経を論議することが始められて以来、四季講堂と呼ばれるようになった。現在は元三大師を本尊とし、「横川のお大師さん」と親しまれ、俗に「おみくじ」の元祖と云われる。
(参考) 中堂の手前左右段上に根本如法塔(二重の塔)がある。慈恵大師が根本杉の洞穴の中で経典を書写したのを後世に伝えるため塔中に安置した。

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