奈良 済美地区社会福祉協議会
第473回

3月せいび歩こう会

梅の花綻びる季節、河内藤井寺方面を散策します。神に詣で仏に縋り古代の古墳散在する日本最大の古墳群地、古市を訪ねます。皆様のご参加を・・・

日 時

3月4日(日)JR奈良駅二階改札前 午前7時50分集合

コース

JR奈良駅A8:15発大阪行・急行=(JR)=王寺駅 乗換・普通=(JR)=柏原 乗換=(近鉄)=道明寺 乗換=(近鉄)=土師ノ里…(歩く)…伴林氏神社…黒田神社…志貴懸主神社…允恭天皇陵…近鉄土師ノ里=(近鉄)=道明寺(駅)…道明寺天満宮…道明寺…仲姫陵…応神天皇陵…弘法大師腰掛石…もくげんじ…道明寺南門跡・塔址…道明寺駅=(近鉄)=柏原 乗換=(JR)=王寺 乗換・急行=(JR)=奈良

歩行距離

4km弱

費用

交通費 合計1,210円
奈良〜(JR380円)~柏原〜(近鉄150円)〜土師ノ里〜(近鉄150円)〜道明寺〜(近鉄・JR530円)〜奈良


道明寺天満宮梅林入園料(団体) 200円

食事

梅林の下で食事します。お茶・敷物ご持参下さい、近くにスーパー及び食事処少し有



伴林氏神社(ともはやしのうじのじんじゃ)

主祭神高皇産霊(たかむすびのれい)神、古代豪族・大伴氏やその一族、林氏の祖神・道臣(みちおみ)命と天押日(あめのおしひ)命を祀る、道臣命は軍事を司ることから西の靖国神社と称される。

黒田神社

稲霊(いなだま)を祀る社と云われ主神は天御中主(あめのみなかぬし)神。この神を祀る社は稀という。

志貴県主(しきあがたぬし)神社

この地域に志貴県という大和朝廷の直轄地がありそこを治めていた豪族・志貴県主を奉斎していたことから社名となった。中世には楠木正成の祈願所で楠木氏の衰微とともに衰退した。

允恭(いんぎょう)天皇陵

第19代天皇大和時代、墳丘の長さ230m大型前方後円墳、この美観は古墳時代中期の代表的墳形といわれる。
道明寺天満宮 元は土師氏の氏神で後に土師氏の子孫である菅原道真を祭神に加え天満宮となった。梅林があり梅の名所として名が高い。
道明寺 七世紀中葉、土師氏の氏寺として建立された土師寺で戦国時代の戦火や江戸時代の洪水による荒廃により寺の位置がそれぞれ異なり明治の神仏分離令により今の地に移った。本尊は国宝の十一面観音、常は拝することが出来ない。
仲姫(なかつひめ)陵 五世紀前半の築造で大型前方後円墳、長さ290m古市古墳群では応神陵に次ぐ大きさ、後円部側には陪塚一辺50mの方墳がある。15代応神天皇の皇后
応神天皇陵 15代の天皇、仲姫は后である、前方後円墳で墳丘長425m全国一の仁徳天皇陵に次ぐ墳丘は三段築成両側に方形の造出があり濠の堤は二重に巡らしている。
弘法大師腰掛石 この地に弘法大師が来られた時、住人に水を乞うた、その後この地域の井戸の水が澄んだという伝わりがある。
その時腰掛けた道端の石
もくげんじ 西之宮神社の境内にあり菅原道真公が五部の大乗経を書写し、その大乗経を納めた経塚から生えたもくげんじ(樹)現在の樹は数代目のもので昭和45年「道明寺のもくげんじ」として府の天然記念物に指定されている。もくげんじの実は念珠の玉として使用されている。(欒樹=もくげんじ・又は木?子=もくげんじ)花は黄色、目薬や染料となる。中国原産、高させいぜい10m葉は羽状で複葉、開花は五月頃。
道明寺南門跡 道明寺天満宮正面を南へ向う道100m余りの道路上に南門の柱跡がある。
道明寺塔址 道明寺南門跡の少し北側道路の西側に塔の礎石がある。
(参考) 道明寺糒(ほしい)。九州筑前太宰府へ左遷された際、道明寺住職、道真公伯母覚寿尼が毎日九州に向ってご飯を供しそれを下げて人々に与えたところこれを食べると病が治ると評判希望者が多く、それを乾燥貯蔵するようになった。現在もその方法により和菓子の材料となっている。

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