奈良 済美地区社会福祉協議会
第485回

3月せいび歩こう会

春は弥生の頃、ひな祭、桃の節句とは申せ未だ気温定まらない季節、お水取りが終らないと「暑さ寒さも彼岸まで、いや、まだある一切経」と申します。百毫寺の一切経は4月8日です。今月は日本三大稲荷の一つ京伏見稲荷大社と奥社及び一之峰から三之峰のお山めぐりを致します。

日 時

3 月 10 日 (日) 午前 8 時 JR 奈良駅出札前午前 7 時 40 分集合  

コース

JR 奈良駅C 8 : 28 発=(京都線・快速京都行き 途中普通乗換)=宇治 9 : 05 発=(普通)=稲荷駅 9 : 26 着…(徒歩 5 分)…稲荷大社とお山巡り…(徒歩 5 分)…奥社…(徒歩 10 分)…三ツ辻…(徒歩 15 分)…上之社(一之峰)…(徒歩 12 分)…御膳谷奉拝所…(下り約 60 分)…稲荷駅

歩行距離

約 2 km程ですが坂は石段が多い

費用

合計 往復 1,300 円
奈良〜( JR )〜稲荷 片道 650 円

食事

休み所・茶屋等飲食店数か所あり。 ※雨天の時空地使用不能。



伏見稲荷大社

1,300 年前奈良時代初め、豪族秦伊呂具が餅を的に矢を射た。その餅が一羽の白鳥となり山の向うに飛び去った。その鳥が降りた所に稲が生えそこに伊奈利の社を建てたのが始め。秦氏が代々神官を務めることになった。平安時代空海が東寺の鎮守となり朝廷より正一位の極位を賜り第 71 代後三条天皇の御幸があり、それが慣例となり、熊野詣が盛んになり道中の守護神と尊崇され、創建当時は、社殿は山下に、後、山上に中社、上社が創建、稲荷三神と呼ばれ、応仁の乱、足利将軍の相続争いの戦で戦場となり総ての社は焼失、現在の建物は 500 年程前の創建、秀吉の時代修造され、境内は山上を加えて約 6 万坪、本殿並びに摂社・末社が多く、朱塗りの鳥居はおびただしい数、伊勢外宮の豊宇気毘売神と同神、倉稲魂神を祀る

(楼門)桃山時代 400 年余昔、三門一戸、豊臣秀吉の寄進、母大政所の病気回復を願い創建

(お茶屋)第 10 代御水尾天皇の仙洞御所を江戸時代 470 年前ここに移築された。

(灯籠)本殿西側、鎌倉時代、但し火袋より上は近年の補作、他の境内、他の灯籠は皆新しい

(本殿)宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)・大宮能売神(おおみやのめがみ)を主神に田中大神を配祀五座とする。

(権殿かりでん)若宮、本殿造営の時神璽(じんじ)を造営期間中、一時祀られた御殿

(玉山稲荷)元宮中に祀られていた社で明治に移建された

(白狐社)命婦専女神(みょうぶとうのめがみ)を祀る。命婦社とも称される。

(奥の宮)室町時代(足利時代)の建物で祭神は稲荷神、三社殿又の名上御殿という。

お山めぐり

稲荷山は、山頂は三つの峰(一の峰・二の峰・三の峰)があり、神が降臨した所、神蹟やお塚があり、古鏡等出土する。これらの塚・三つの峰を巡ることをお山めぐりと云う。
奥社奉拝所 奥の院 朱塗りの鳥居建ち並ぶ参道の先を奥之院と云う。三峰の正面に位置し三ケ峰を遥拝するため設けられた社殿、境内に神占石(おもかる石)と後醍醐天皇の歌碑がある。

御膳谷奉拝所

神饗殿(みあえどの)と竈殿(かまどの)があり、山上の本社に神饌物を供進した道場があり御饌石(みけいし)という神石がある。


周辺地図


稲荷大社境内

もどる