奈良 済美地区社会福祉協議会
第487回

5月せいび歩こう会

鯉泳ぐ薫風五月の空爽やかな季、高野の聖坐す霊山高野さんを散策します。皆様のご参加をお待ちしています。

日 時

5月12日(日)近鉄奈良駅地下東改札口前 午前7時20分集合

コース

近鉄奈良駅@ 7 : 35 発=(阪神三宮行・快速急行)=なんば=(南海高野線・橋本行・急行)=極楽橋=(ケーブル)=高野山=(バス・奥の院行)=苅萓堂…(歩く)…(一の橋・中の橋) …中の橋案内所(昼食)…(著名人墓地)…御廟橋…奥の院…奥の院(バス停)=(バス)=霊宝館前(バス停)…壇上伽藍(大塔内拝観)…金剛峯寺(拝観)…(徳川家霊台・波切不動)…女人堂=(バス・高野山駅行)=高野山駅〜〜(ケーブル)〜〜極楽橋=(南海電車)=なんば=(近鉄)=奈良

歩行距離

3 km

費用

合計  3,540 円

交通費:計 2,980 円 駅窓口で 高野山世界遺産切符 を購入すること 

※この切符は近鉄電車・南海電車・ケーブル・高野山上バス全て込み料金と拝観料並びにお土産料割引券付です。最後まで紛失なきよう注意して下さい。

※南海電車から切符購入する方は2,780 円です( 高野山世界遺産切符 )

拝観料:計 560 円  

金剛峯寺 400 円(通常500 円の 20%引き引き)

壇上伽藍(大塔)160 円(通常200 円の20 %引き)

食事

飲食店有(雨天の場合は野外での昼食できません)



高野山

海抜 985 m幽寂の地、高野の山頂の地に弘法大師空海が真言宗総本山として 1197 年前平安時代前期、第 52 代平安 3 代目の嵯峨天皇の御代創建された寺(金剛峯寺)。空海は四国讃岐の出身で 2 年間遣唐使として唐・長安で学び弘法大師の諡号は大師の死後、生前の功績を誉称えて朝廷より贈られた尊号です。

苅萓堂(かるかやどう)

九州筑紫の武士、加藤左衛門尉繁氏(かとうさえもんのじょうしげうじ)が、自分のなした女人関係により起ったことに、その罪を感じ、髪を剃り仏門に入った。繁氏の子・石堂丸は、その父を母と共に、高野山を 尋 ねたが、当時は女人禁制の高野、母を一人宿に残し、会ったことも無い父を山内に 尋 ねたが、父は修行の身のため、名乗ることも無く、山を下りると母は亡くなっていた。石堂丸は母を弔い再び山に戻り、父と共に修行をしたが父は生涯名乗らなかったと伝えられる。この堂は父が修行をした所。父の僧名は苅萱道心、石堂丸の僧名はわからない。

一の橋

弘法大師御廟への参道入口、最初の橋・大渡橋 ( おおばし ) で、参拝者の送り迎えにお大師がここまで出迎え見送りされるところ、来・帰の際ここで合掌、帰りには礼拝して下さい。

中の橋

一の橋と御廟橋との中間に在る橋。

御廟橋

御廟前の橋。手前右側に金地仏地蔵・不動明王・観音菩薩が並列。地蔵尊にお供え所で求めた卒塔婆に、供え水を手向けて先祖の冥福を祈る(水向地蔵)

奥の院(御廟)

大師聖陵。大師は平安の初期、承和 2 年、 1,178 年前第 54 代平安時代 5 代目仁明天皇の御代、 62 才で予てからの予言通り入定されたと伝えられる。生前自ら廟所をここと決められていたとも伝えられる。大師の死後 86 年第 60 代醍醐天皇より弘法大師の諡号(しごう)が贈られた。

壇上伽藍

奥の院と併せ、高野山の二大聖地。大師はこの地を中心に伽藍地鎮の戒が行われ、 1,194 年前、地主の神、丹生、狩場の両明神を勧請し、更に壇上に大塔を初め、金堂並びに諸堂、僧房等建立の計画をされた。根本大塔といい、多宝塔としては日本で最初の塔という。本尊は胎蔵大日如来、周りに金剛界の四伝が取り囲み、十六大菩薩が描かれている。多聞天・持国天の二天坐す。

金剛峯寺

総本山金剛峯寺、二代目真然大徳のお住居があった所という。 882 年前覺鑁上人 ( かくばんしょうにん ) が第 74 代鳥羽天皇(上皇)の許を得て大伝法院 ( だいでんぽういん ) を建立、後、豊臣秀吉が、亡き母の菩提を弔うため、木食応其上人 ( もくじきおうごしょうにん ) に命じて建立させた寺で、青厳寺と呼ばれ木食上人の住居となったが、再三の火災で焼失、現在の本殿は 156 年前明治 2 年に再建された。現在、全国真言宗寺院の総括する高野山真言宗三千余寺、信徒一千万人の総本山となっている。

女人堂

高野山への登り口、七ツ口の一つに有り、明治 5 年に女人禁制が解かれるまで、高野山に入れない女性の為、参籠所を七ツ口に七ケ所設けてあったが、現在この不動坂口のみが残っている。

高野山 の俗称と

代表的な産物

高野三方(こうやさんかた)平安時代以来の高野衆徒には三派あった。学業を中心とする学侶方(がくりょがた)・俗務を司る行人方(ぎょうにんがた)・諸国に勧進する聖方(ひじりかた)。

代表的な産物 には 高野豆腐(凍り豆腐)・ごま豆腐・高野箒・高野槇 などがある


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