奈良 済美地区社会福祉協議会
第495回

1月せいび歩こう会

新春の御寿めでたく申し上げます。年頭の首途に当たり皆様と共に神に詣で社殿前において祝詞の奏上、御神酒を、荷負(にない)茶屋の甘酒を頂きます。皆様の御参加を願いお誘いしました。

日 時

1月12日(日) 午前8時 薬師堂町 御霊神社に集合

コース

御霊社…(歩く)…十輪院…頭塔…春日奥之院(紀伊神社)…佐良気神社(蛭子神)…夫婦大国社…若宮…春日大社

歩行距離

約 2 km(御霊社〜春日大社)

費用

頭塔( 200 円 団体料金)

 

※昼頃解散します

(参考)春日大社内拝殿前にて祝詞を奏せられ御神酒拝受、解散後感謝交生の館に於いて春日荷茶屋の甘酒を食します。



十輪院

この寺の創建は明らかでなく、弘法大師創建、野見宿祢とも。また、左大臣・吉備真備(きびのまきび)は遣唐使として中国に渡り、中国の女性との間に生まれた子、父吉備が日本に帰る時子供が宿っていた。その後子供が生まれ、母は父の国に本を届けようと海の魚に託し送った。その子は無事に日本にいる父真備の元へ送り届けられて魚に養われたことから、魚養と名付けられた。本堂は藤原時代の貴族の住居を思わせる住居。優雅さ、屋根の勾配もゆるやか。深い軒、寺にしては珍しい。本尊は地蔵菩薩、天井には天女が描かれている。この寺の創建当時は、一万坪の境内であったが兵火で焼かれ多くの建物、寺宝が失われた。庭内に小さな池があり、池の周囲に石仏 龕(ぶつがん)等文化財的な石造物がある。敷地内東北に 魚養塚がある。

頭塔(ずとう)

方形七段の土の塔。奈良時代の僧・玄ムの頭を埋めた基壇という。東大寺の僧・実虫が築いたと記録にあるところから頭の塔でなく、土の塔でありましょう。土塔とは土で造った七重塔、各段に四つ東・西・南・北の面、11基ずつ全部で四十四基の石仏が配置されている。

紀伊神社

(春日大社=奥の院)紀の国(近畿南部)に多くの亜熱帯の木、樹木の種をもたらした神、殊に亜熱帯(熱帯に近い地域)九州宮崎から南西地方の樹木の種を本州にもたらした神、(奈良は亜熱帯の樹木「梛(なぎ)・竹柏(なぎ)」の樹の最北端)五十猛(いそたける)、大屋津姫(おおやつひめ)、狐津姫(つまつひめ)の三神を祀る社。いずれも樹の神である。

宗像(むなかた)神社

紀伊三神、奥津島比売(おきつしまひめ)・市杵島比売(いちきしまひめ)多岐津比売(たきつひめ)と弟五十猛命(いそたけるのみこと)の妹神三神、大屋津媛(おおやつひめ)・狐津媛(つまつひめ)・須勢理媛(すせりひめ)、即ち宗像三神を祀る。即ち下の三神は天下一の三美人神、素戔嗚尊の子神(広島の厳島神社の祭神、殊に市杵島比売は弁天さん・弁財天で三美人神の内一番の美人神。

蛭子神社

ひるこゑびす神。伊弉諾(いざなぎ)・伊弉冉(いざなみ)夫婦神の子神。

三十八所神社

蛭子神の親神・大八州(おおやしま)を造られた神。伊弉諾・伊弉冉を祀る。

夫婦(ふうふ)大国社

夫婦大国社を祀る社としては全国唯一の社。庭の大国社が台所(庭に在る)。


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