奈良 済美地区社会福祉協議会
第518回

12月せいび歩こう会

師走となりました。過ぎ往く年に別れを惜しみ、共に佳き年を・・・


日 時

12月13日(日)午前8時15分 御霊神社(薬師堂町) 集合

コース

御霊神社…(歩く)…奈良町探訪…住吉神社…道路元票(へそ石)…南円堂(五十二段)…一里塚・雲井坂・轟橋・東大寺西門址…東大寺鐘楼前(五十二段)…二月堂南側五十二段…二月堂(解散)

※午前中に解散予定です。

費用

なし


御霊神社

井上内親王他、怨念を持つ霊併せて八霊神を祀る。平城京・平安京において世に恨みを持つ霊、殊に奈良時代の井上内親王は、聖武天皇・光明皇后の皇女で、光仁天皇の皇后でありながら身に覚え無き罪をきせられ流罪に処せられた。京都の上、下御霊社と同じ神を祀る社です。

住吉神社(勝南院町)

海上交通守護の神、住吉明神と綿津見(わたつみ)三神を祀る。由緒由来はわかりません。

道路元票(へそ石)

興福寺三重塔下(三条通)。その地点は奈良の基点(中央)

五十二段

仏門の修業をされる段階を示す所。奈良には数々の五十二段があり、奈良以外では和歌山の根来寺にあるが、京には見られません。先ず猿沢池の東北側に、東大寺鐘楼堂の北側の細い石段、そして二月堂南側の石段は、最上段が天国、そこには雲が、最下段には人間社会、海、そこには波が、そして中頃には「へそ」つまり仏の「へそ」が石に彫刻されている。修業の五十二段階の年数は56億7千万年。

南円堂

平安時代の朝臣(あそん)右大臣藤原冬嗣の創建で、現在の建物は再建のもので北円堂と同じ八角堂。本尊は木造の不空羂索観音坐像(手に羅を、それは獣を捕らえる。羂索は釣糸、それで衆生をもれなく救う観音です)と木造の四天王像。西国九番の札所。

みどりゐ池

この池の辺りは東大寺西門址。今小路町、県庁舎の東側、北へゆるやかに降る坂道。東側に一里塚と碑がある。江戸時代には京街道と云われた道、当時は道の両側に塚があったが、今は東側にのみ残る。旅で疲れた体を癒す処。その前の坂は雲井坂(奈良八景の一つ「雲井坂の雨」)と呼ばれる。以前はみどりゐ池から 小さな川が流れていて轟橋 (奈良八景の一つ「轟橋の行人」) があった。 今は川も橋も無い。

奈良八景とは「猿沢池の月」「南円堂の藤」「春日野の鹿」「三笠山の雪」「佐保川の蛍」「東大寺の鐘」「雲井坂の雨」「轟橋の行人」。この奈良八景は室町時代、将軍・足利義政に伴って春日詣でをした禅僧の日記にあったもの。

他に、中国の瀟湘(しょうしょう)八景を真似て作られたもので「近江八景」等がある。

 

東大寺釣鐘北側の狭い石段(五十二段)と二月堂南側の石段(五十二段)を歩きます。


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