太陽の警察リプレイ版あとがき




タカさんのかんそうぶん


 「太陽の警察」は面白かった!!!
 このキャンペーンそのものは既に終わって3年が経とうとしているが、今でもそう断言できる。
 なんで面白かったか?
 それはなかなかうまく言えないが、次のことは言えるんじゃないだろうか?
 「存分に動けるゲームだったから」と。
 私は新宿第二中央署の一人の刑事「刈山貴志」(タカさん)をやることになった。
 何だか、ワクワクした。
 自分も、「刑事ドラマの主人公」(本物の刑事ではない)になれるのだ。
 このゲーム内で行う私の振る舞いは、すべてこの刑事を表現することになる。
 しかし、台本はない。
 それは、ゲームマスターと相棒の刑事、そして自分が作っていくのだ。
 ・・・歌舞伎町で事件が起きた!!「タカさん」はどうする!?
 ・・・容疑者をここで捕まえる?どうやって!?
 ・・・コイツを説得するにはどうしたらいいんだ!?
 ・・・フツーの刑事はやらないけど、ここで笑いを取りたいな~。
 プレイヤー演じる刑事たちは悩み、迷い、怒り、はたまたウケを狙い、事件の解決・犯人逮捕へ向かう。
刻々と変わる状況の中で物語は流れていく。
 その過程が、実に面白いのだ。
 あなたも想像してみてほしい。物語に溶け込んだ自分を。

 物語の過程は、あなたが先ほどまで読んでいた、「リプレイ」という台本に記録される。
 後から読むと、アホな間違いや赤面ものの箇所は腐るほどある。
 当然ながら全くのアドリブ進行によるものや、プレーヤーの知識不足、未熟な演技、悪ノリ、等等・・・。
 しかし、その時の自分(刑事)がとった言動を、その時の情景を想像しながら読むと、最高に面白い。

 その面白さが、果たして読んでもらった人に伝わるかは不安だったが、先に掲載した第一話、第二話から、反響のメールをもらうことができた。
 このリプレイシリーズがきっかけで「太陽の警察」をやってみよう、という人が一人でも増えてくれたら幸いだ。


1999年1月 「刈山貴志」(タカさん)



[太陽の警察リプレイメインページ] [アドベンチャラーズ・ホームページ]