第五話「仕組まれた犯罪、刑事たちと少年たち」
刑事たちと少年たち
GM/ボス 「新宿駅近くの盛り場で高校生が暴行を受けているという通報が入った。例の事件とも関連があるかもしれん。至急そちらへ向かってくれ」
ルガー 「え~! こちら犯人から電話がかかってくるかもしれないので、ゴリさんとかに回ってもらえないでしょうか?」
GM/ボス 「ゴリさんたちは別の事件が入ってしまったからな。タカの方から一人回そう」
GM 今度はタカさんの方の無線が入る。
ピーピーピーピー。
タカさん (無言)
GM ピーピーピーピー。
タカさんの目の前だよ(笑)。
タカさん 取るよ。面倒な顔をして(笑)。
「はい、タカさんです」(笑)
GM・ルガー タカさんです?(笑)
GM/ボス 「おう。俺だ、太田だ。新宿駅近くの盛り場で高校生が暴行を受けているという通報が入った。例の事件とも関連があるかもしれん。二人のうち一人、直ちに急行してくれ」
タカさん 「岸川、残っててくれ。行くぜ!」
GM (サイレンの音)ファンファンファンファンファンファン。
通報があったのは歌舞伎町の近く。タカさんの血が騒ぐ。
さて、着いた。キキーッ! バタン!
高校生ぐらいの少年が数人の男たちに殴る蹴るの暴行を受けてるね。
タカさん 割って入る。飛び蹴り。
GM (飛び蹴りの擬音)バーン!
「何だ、オメェは」と怖そうな兄ちゃんたち三人。
タカさん 怖そうだ。手帳を出す。「神妙にしやがれい」(笑)
GM/チンピラ 「ヤベェ、サツだ。逃げろ!」
GM チンピラは逃げだした。ダカダカダカダカダカ。
タカさん しかし、回り込まれた(笑)。
ルガー ええ~、それはやめて~(笑)。
タカさん 「応援はいないのか」
GM 他の事件が発生してるからさ。後で水沢さんがくるけど。
タカさん 「こういう時は群衆が助けに回るもんだが」
GM 日本人ですから(笑)。暴行を受けていた人を群衆が見殺しにしたという事件が実際にあったそうだからね。
さて、高校生は立ち上がろうとしてるよ。
タカさん じゃあ助け起こす。
GM 顔を見ると、写真で見た不良高校生の顔にそっくりだね。
タカさん 「君は石田くんだね」
GM 違うよ(笑)。風間君。あの爺さんのお孫さん。
タカさん あのナイスな爺さんか。
GM 「う、うう……」と、彼はまともに喋れないようだ。
タカさん 「言語障害が起きているな。病院へ連れていってやろう」 救急車を呼ぶ。
GM ピーポーピーポーピーポー。
場面は、新宿中央病院へ。ちなみにチンピラたちの方は、後から到着した水沢さんが追ってくれるから安心してね。
タカさん 風間のお爺ちゃんに電話する(笑)。
ルガー (笑) ええ~! やめなさいって。
GM (呼び出し音)トゥルルルルル、トゥルルルルル、トゥルルルルル、トゥルルルルル、トゥルルルルル、トゥルルルルル、トゥルルルルル……(笑)。
タカさん しばらくそのままにしておこう。
GM トゥルルルルル、トゥルルルルル、トゥルルルルル……(笑)。
ルガー うわ、最悪(笑)。
GM 64回鳴ってもかからない(笑)。
タカさん なんちゅ~。
GM 83回目で、ドスのきいた声で「はい、風間じゃ」(笑)
ルガー (笑)
タカさん 「お爺ちゃん、早く出て下さいよ~」(笑)
GM/爺さん 「いやちょっと、この歳になるとトイレが近くてのぉ~」(笑)
タカさん 「お孫さんが怪我してるっていうのに」
GM/爺さん 「え? それは本当か!」
タカさん 「そうだよ」(笑)
GM タカさんのマイペースが出たよ~(笑)。
タカさん 「病院はここだから早く来てね」(笑)
GM/爺さん (口調を変えて)「分かった。すぐに行く」
タカさん 急に声が変わったな。
GM 風間君は絶対安静とはいえ、命に別状はないみたい。話は聞けるよ。
タカさん 「君は風間君だね?」 確認をする。
GM 頷く。
タカさん 「警察のものだが」 手帳を出す。
GM 彼は何か神妙な表情だね。
タカさん 川上弘樹の写真を見せて「この子を知っていますか?」
GM また頷く。
タカさん 「彼が誘拐されたんだけど、そのことについて……」
GM 彼は顔を背けるよ。
ルガー さあ行け、『鋼のタカ』!
タカさん 「さあ……」(と言いかけて)やめておこう。犯人じゃなさそうだしな。
「さっき君を殴っていたのは一体何者だ?」
GM 何も言わない。
タカさん 「捕まえる為に必要なんだ」
ルガー 言いたくないことだってあるのさ。
タカさん 「風間君だっけ? 仲良しの石田君と江口君はどうしたんだい?」
GM/風間 「あ……あいつらが……あいつらが……危ない……」
タカさん 「何が危ないんだ?」
GM/風間 「稲村……はやく……早くしないと奴が……」
タカさん 「奴とは?」
GM 病院で携帯電話はまずいから、無線の呼び出し音が鳴る。
タカさん 車に戻る。
GM/ボス 「おう。俺だ、太田だ。たった今、署に川上弘樹から電話が入った」
タカさん 「何と?」
GM/ボス 「『僕たちは殺される』と、彼はそう言っていた。『稲村会に殺される!』と、そう残して電話が切れた」
タカさん 途中で逃げて電話したか?
ルガー だが、捕まった。
GM/ボス 「せめて川上の居場所さえ分かれば……。全力で川上の居場所を突き止めてくれ」
タカさん 風間君に聞いてみよう。「君たちはどこにいたんだい?」
GM 沈黙しちゃう。
タカさん 「君たちは命を狙われているんだね?」
GM 頷く。
タカさん 「言わないと、彼らの命が危ないんだ」
GM その台詞に彼はビクッと反応するね。
GM/風間 「ヤツ、ヤツらを捕まえて下さい。そして……石田たちを助けて下さい」
GM 場所は、新宿の外れにある廃ビルだ。
タカさん 「分かった」 一人で行くのは怖いから他の人も(笑)。
GM 無線かなんかで連絡してくれ。
因縁の再会
GM チャラッチャラッチャラッチャラッチャッチャッ……。
さあパトカーの中での会話シーンだ。情報交換、作戦会議でもしてくれ。
車運転しながら無線、カッコイイなあ(笑)。
タカさん 運転危ねえなあ。
GM そのまま猪突猛進するとか? 猪年だから(プレイした当時は猪年だった)。
タカさん 人質が殺されちゃうじゃないか。でも、殺そうとしてるんでしょ?
GM うん。危ないよ。
タカさん じゃあ、突っ込んでも同じか。
GM うわ~。そういう風に考える(笑)。当たって砕けろ?
タカさん (笑)
ルガー でも、それは言えてるかもしらんけど……。
「あ、タカさん。風間君がなぜ襲われたか、理由聞いてくれなかったの?」
タカさん 「あ、そういえば忘れてた」
GM 君たちが無線を切ると、タカさんの車にボスから無線が入る。
「俺だ、太田だ。たった今、川上宅と江口宅に脅迫電話が入った。相手は五千万ずつ、一億要求してきた」
ルガー 「ほら。やっぱりこっちは大物だ」(笑)
タカさん (笑)
GM/ボス 「ホシの居場所が分かったら、すぐに現場へ急行してくれ。俺もそっちへ向かう」
タカさん 「分かりました!」
GM ファンファンファンファンファン……。ウ~。キキーッ! バタン!
(階段をのぼる音)カンカンカンカンカン! 上の階へ上っていくきみたち。
タカさん いきなり銃声が。
GM ズキューンと?
タカさん で、よくね、人質は縛られて安全な場所にいるからね~(笑)、思いっきり撃っても大丈夫なんだよ(笑)。
ルガー (笑)
タカさん たまに危険になったりするけど、それは演出上の問題(笑)。
GM そういう余計なことは言わないように(笑)。
タカさん・ルガー (笑)
GM このビルは以前雑居ビルとして使われていたんだけど、バブルの崩壊でテナントが一軒、二軒と去り、そして誰もいなくなった……。打ち棄てられたビルといっても差し支えないね。階段は二か所にある。
ルガー 二か所封じる。
GM 人数少ないよ。
ルガー え? タカさんでしょ、俺でしょ、岸川君でしょ……。
2、1か。でも一つは押さえておきたい。
タカさん 「そういえば、敵が何人いるかわからない」
ルガー 「じゃあ、まとまって行きましょう」(笑)
タカさん (笑)
ルガー 「危ないから。相手が逃げたときは、ボスが来てくれることを祈って」
タカさん 「そうだ」 『どうしてここに』だ、必殺(笑)。機動隊を引き連れて(笑)。
ルガー 「行きましょう。乗り込みましょう」
タカさん 「大丈夫かなあ……」(笑)
GM 乗り込んだぞ。
ルガー そろりそろりと乗り込んで様子を窺います。
GM で、例の犯人がいると思われる階に到着して、君たちが一歩踏み出そうとした時に銃声が聞こえたかと思うと、銃弾が君たちの背後の壁に突き刺さる。
タカさん 絶対当たらないんだよね。
GM そう。なぜか当たらない(笑)。
タカさん (笑)
ルガー 銃弾の飛んできた方向に何人ぐらいいるか探ります。
GM 何人かいそうだよ。一人じゃなさそうだ。
タカさん 人質が騒いでたりとか。
GM 騒いでるね。それに混じって「静かにしろ!」なんて声が聞こえて来る。
ルガー タカさんを投げ込む。
タカさん は?(笑) ルガーの『無限銃弾』で際限なく撃ってもらうのが(笑)。
ルガー え?(笑) それって人質が死ぬ可能性があるっていう……(笑)。
GM 外したら人質に当たると思ってくれ。さあ、飛び出すか!?
ルガー いや、上手く隠れながら近寄っていこうとします。
GM そうすると犯人の顔が見えたりするね。どっかで見覚えがあるね。
タカさん 見覚えのある顔?
ルガー あ、分かった! 麻薬の売人の偉い人でさ、タカさんが逃しちゃった人。
タカさん タカさんじゃなくて、ルガーと水沢さんが逃した人だよ(笑)。
ルガー でも、最初はタカさんじゃないの?
GM タカさんだよ、それ(笑)。『カッコわり~』だよ(笑)。
ルガー (手元にあるリプレイの第三話を調べて)この人、稲村会の大木(笑)。
タカさん (笑) 久米は確か捕まえたからな。
ルガー 見覚えのある人っていったら、確かこの人しかいないと思う。
GM そう。彼、大木浩志だ(第三話『二ヵ月遅れの新人刑事、繋がる点と線』参照)。
ルガー 「え~ッ!」
タカさん 「なぜこんな所に……」
GM 大木は、冷酷そうな表情を浮かべているね。
「また、おまえらか!」と、彼は吐き捨てるように言う。他にもチンピラが三人ほどいるね。タカさんには見覚えのある奴らだ。
タカさん 「ヤツらもか……」
ルガー はい。大木さんが見えるような所で、かつ防御に適した場所を捜します。
GM 分かった。(拳銃を構えるジェスチャーをして)相手は拳銃をこういう風に構えたら、すごく似合うイカした奴らだ。もうすでに完全フルチャージ(笑)。
タカさん (笑)
GM 君たちに狙いをつけようとしている。さて、先にこっちが攻撃する。困難だよね。
(サイコロを振って)銃弾は、ルガーの腕を貫通した!
ルガー 「ふにゃあ……」
タカさん 「ハンカチを使え!」
ルガー 撃ち返します!
GM (腕を負傷したから)至難で振って。
ルガー (サイコロを振って)ヒット!
GM/大木 「うおっ!」
タカさん 1が出た!
ルガー ニヤッ。
GM/大木 「許さん! この俺に傷を負わせるとは……許さん!」
ルガー で、デスクかなんかの後ろに隠れて、ハンカチで傷口を縛ります。
GM 大木は憤怒の表情だね。チンピラ二人がタカさんを狙撃するよ。一人目は外した。タカさんどうぞ。
タカさん 反撃! (サイコロを振って)4……でも当たらない。
GM いい目なのに当たらないね~。チンピラBもタカさんを攻撃。(サイコロを振って)大失敗。銃弾はあさっての方向に飛んでいった。
タカさん 暴発しないの?
GM あ、そうか。ボーン!
タカさん・ルガー (爆笑)
GM チンピラBは腕から拳銃を取り落とし、地面をのたうち回っている。
ルガー 拳銃持っている方(チンピラB)の拳銃を狙いましょう、頑張って。
GM 狙ってもいいけど、至難。
ルガー (サイコロを振って)チャンネルチェック~。
GM カチッ、カチッ、カチッ! (弾が)詰まった(笑)。
タカさん 無限で詰まるとは(笑)。「銃を投げつけるんだ!」
GM 大木は君たちの方をずっと見ていたんだけど、突然冷酷な笑みを浮かべると人質の一人の腕に突き刺す! 声にならない悲鳴が上がる!
GM/大木 「おまえたち、これ以上動いたら分かっているな!」
タカさん 「心臓は動いている」 どくどく(笑)。
GM はいはい。
タカさん 「じゃあ、どうすればいいんでしょう?」 敵も追い詰められているはずなんだけど……。
GM 敵は一人の拳銃が暴発しているから、一人は無力。
タカさん あと三人か……。
GM で、下の方から「おまえたちは完全に包囲されている! 早く出てこい!」と、ボスが連れてきた機動隊が到着。
ルガー 銃直してます。カチャカチャ、カチャカチャ。
タカさん 撃っても当たらねえからな~。
ルガー ねえ、岸川君に撃たせてよ。
タカさん あ、そういえば……(笑)。
GM 岸川君はもう、君たちが争っている間に背後から回り込んでいる。
タカさん・ルガー (笑) いい役取ってるよ~(笑)。
GM だって今回の主役だもん(笑)。
ルガー じゃあ、彼が回り込んでいる間に俺たちが何とかして援護するから、タカさん頑張って撃つんだ!
タカさん 一応、降伏を勧めながら撃つ! (サイコロを振って)外れ。
GM チンピラの反撃。(サイコロを振って)困難だから助かったね、外れ。
GM/大木 「俺の言うことが分からないようだな……」
GM 大木は川上の腕からナイフを引き抜いて、もう一人、石田の腕に突き立てる! 石田は悲鳴を上げ、地面をのた打ち回る。
ルガー (大分焦っている)カチャカチャ、カチャカチャ、カチャカチャ(笑)。
タカさん (笑)
GM あと1アクションで岸川はたどり着く。ちなみに岸川の体力の能力値は10だ。
ルガー カチャカチャ、カチャカチャ。
タカさん すごいすごい。それまで援護しよう。
GM 辺りにはボロボロになった機材なんかが散らばっているから、結構死角が多かったりする。
タカさん 撃つ! (サイコロを振って)チャンネルチェック!
GM ボーン! 詰まった(笑)。
タカさん・ルガー (爆笑)
ルガー 「何やってるんだろう、俺ら……」(笑)
GM チンピラCの攻撃! (サイコロを振って)外れ。
GM/大木 「おまえらどうするんだ? 早くしないと出血多量でコイツらは死ぬぞ」
ルガー そこら辺の物を拾って大木に投げる(笑)。最後の手段(笑)。
タカさん 悪あがきだ(笑)。
ルガー (サイコロを振って)当たった。
GM/大木 「おわっ!」
タカさん 怒らせるぞ(笑)。
GM/大木 「こ、小癪なマネを……」
ルガー こっちに気が向いてくれればいいんですよ。
タカさん 何か魔王みたいな台詞だよ(笑)。
ルガー (笑)
GM 大木は石田の腕に突き刺さったナイフを足でグッグッと踏みつける!
タカさん サディストだよ。
GM そこに岸川が到着! 大木を突き飛ばそうとする。ここは大事な局面だぞ。オープンでサイコロを振ろう。困難で成功は8の目以下。
行きます!(サイコロを振る)
一同 おお~!! 劇的成功だ~!!
GM 岸川君の体当たりは大木を思いっ切り跳ね飛ばした!
GM/岸川 「おまえのようなヤツがいるから日本はいつまで経っても良くならないんだ!」
タカさん 主役張ってるよ。
ルガー 熱血~!(笑)
GM 岸川は手錠を取り出すと、大木の腕にガチャン!
ルガー 熱血~! いいな~!!(笑)
GM 大木が逮捕されたことを知るや、チンピラたちは投降するね。
タカさん 手錠をかける。
GM ファンファンファンファンファンファン……。
川上、江口、石田の三人は病院に運ばれた。出血多量が懸念されたけど、三人とも何とか助かったという……。
GM/ボス 「岸川君、今回はお手柄だったな」
GM/岸川 「はい! ありがとうございます!」
GM 闘志に燃える瞳がまぶしい。
ルガー でも、いつか死んだ魚のようになってしまうんだな(笑)。
GM 何を言ってるんだよ(笑)。
GM/ボス 「この調子で頑張ってくれ」
GM/岸川 「はい!」
GM/ボス 「ルガーは……怪我した腕を早く治して、職場に復帰してくれ」
タカさん 「いいなあ、休めるなんて」 指を食わえてる。
GM/ボス 「タカさんは……頑張ったな」
一同 (爆笑)
GM/ボス 「稲村会の大木を逮捕したことにより、これ以上にも増してヤツらとの戦いは激しくなると思うが、それに負けないで頑張ってもらいたい。いいな!」
一同 「おう!」
GM アングルが変わって、ボスはブラインドを上げ、夕陽をバックにタバコをふかす。
タカさん 「禁煙ですよ」
ルガー (笑) 「ボス、これから健康のためにこの部屋を禁煙にしましょう」
タカさん 「それがいい」
GM/ボス 「いや、ダメだ」
GM 刑事ドラマにはなくてはならない(笑)。
ルガー 「ボスの健康を考えたんですよねえ」
GM/ボス 「いや、俺は百まで生きようとは思っていない」
タカさん もうすぐタバコで殉職しちゃうから(笑)。
ルガー (笑) タバコで死ぬ(笑)。
タカさん 死んじゃうと困るから(笑)。
エピローグ
GM 川上弘樹、彼は例の三人組からいじめを受けていた。
ルガー やっぱり。
GM 無視されるとか、色々ひどい目に合わされていたそうだ。
タカさん フルコースを味わったのか。
GM 実は今回の事件は、最初は『偽装誘拐』だったんだよ。
川上は、三人から脅されていたんだね。「金がねえ?」「親から取ってこい」「いや、できない」「なら誘拐されたことにして金を取っちゃえばいいじゃん」と石田が思いついて、風間が連絡役っていう具合に計画を練ったんだけど、失敗。
その後に覚醒剤を通じて石田と繋がっていた稲村会に計画がバレてしまい、稲村会の連中の狡猾なこと、徹底的に利用しようとしたんだね。だから三人と川上を締め上げて。
タカさん 逆に人質になったわけか……。
GM 逆に人質にされてしまい、大木が家族に身代金を要求したわけ。風間は命からがら逃げ出して……。
タカさん ボコボコにされた。
GM そう。そういったことが川上君や三人の口から明かされる。
タカさん このことについて稲村会はコメントを残しているのだろうか?
GM 表向き建設会社だからね。関係を否定してるね。しかし大木や久住、久米のような連中が裏の世界で暗躍している。
次回では、第二中央署と稲村会との戦いはついに最終局面を迎えることになるだろう。「新宿が戦場になる」というキャッチコピーでいこう(笑)。
タカさん すごいキャッチコピーだ(笑)。
GM 本当に新宿は戦場になってしまうのか?! それは誰にも分からない。
しかし、これだけは知っている。太陽の警察が永遠に不滅だということを(笑)。
タカさん (笑)
CAST
刈山貴志
春日秀憲
太田光則
岸川優二
原田大介
水沢一朗
川嶋 圭
弓長 幸
川上弘樹
川上晴子
新宿中央署の刑事たち
酒に酔った男
権藤 辰
料亭の女将
料亭の主人
沢村貴博
ゲーセン街にいた男
ゲームセンターの店員
不良高校生たち
不良女子高生たち
月影高校の生徒たち
月影高校の先生
山中昭雄
皆藤綾子
石田洋介
江口正幸
江口正幸の母
風間 猛
風間猛の母
風間権兵衛
紅花銀行行員
某会社社員
チンピラたち
大木浩志
太陽の警察リプレイ第五話
仕組まれた犯罪、刑事たちと少年たち〔完〕
この物語はフィクションであり、従って登場した人物、団体その他の名称は架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
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