☆★☆ ぷーの新生活を覗く ☆★☆
***  劇的!?ビフォーアフター2 ***

 

 

* ぷーの新生活 *

 

わがままですが、陛下には甘いぷーは、

一人部屋が欲しいと嘆く陛下の為に、

とうとう陛下の部屋を出て行くことにしました。

が、なにせ随分長い間陛下と暮らしていたので、

血盟城にはぷーの部屋はありません。

 

 

 

「小さくて家畜小屋のようだが、仕方がない。」

お菓子のお家はぷーの新居。

でも・・本当は一人寝は淋しくて堪らないのです。

なかなか寝付けずに星空を見上げる、ぷー。

『ユーリはもう、眠っただろうか・・・。』

「ヴォルフ・・・」

突然後ろから誰かがぷーに声をかけました。

 

 

「ユーリ!?」

振り返ってみれば、それは夢にまで見たユーリの姿です。

「どうしてここに???」

もっともな質問です。

だってぷーが一人暮らしをはじめたのも、

ユーリのためだったのですから。

「あ〜・・念願の一人部屋だったんだけど、

 お前がいないとなんだか淋しくて。

 その・・もし、迷惑じゃなければ一緒に暮らさないか?」

 

 

一人暮らしのつもりが、一気に新婚生活スタートな二人。

お菓子のお家から血盟城の執務室へ、仲良くお仕事に出かけます。

(実はお家は血盟城のお庭に建っているのです:笑)

お仕事モードで身形もきっちりと正します。

「ユーリは執務か?」

「いや、今日は町の視察に行こうかな?」

「じゃぁぼくも・・」

「もちろん、一緒に。おれの護衛もかねて、ね?」

そうして、二人の一日が終わります。

 

 

次の日の朝。

「おい、ユーリ!朝の『ろーどわーく』とやらに行くぞ!」

元気にぷーが起こします。

「え?!ヴォルフ、何だよその格好は!!」

ぷーの格好をよくよく見てみると、何故かジャージにスカートです。

「大賢者がくれたんだ。ろーどわーく向きに動きやすいし、

 なによりユーリの好みの格好だと聞いたぞ。」

「ばっ!?ほら!そんな格好じゃ、パンツみえちゃうだろ?」

陛下はドギマギ、顔も真っ赤です。

 

 

「あぁ・・安心しろ。それならほら!」

ぺろんっっ!とスカートをめくるぷーに、ユーリ陛下も大慌て!!!

でも、まじまじと良く見てみたら・・・

「あ・・スパッツ、履いてたの?」

ん?陛下、なんか淋しそうですけど??

「でも、この格好はスースーするな。」

「うわわっ!いくらスパッツ履いてるからってそんなに

 スカート捲るなってば!目の毒だろ!!」

 

 

陛下もジャージに着替えてロードワークに出かけます。

「よし!では、ぼくらの新居を一周するぞ!!」

「・・・て、めっちゃ短いロードワークだなぁ。」

とはいっても、ぷーには逆らえきれずに、

結局今日は新居一周ツアーになりました(笑)

 

 

 

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覗き見したぷーの新生活はどうでしたか??

実はこのお話は続きがあります。

続きにはなんと、あの人まで登場!です。気になる方はぷーの新生活その2

一人ぼっちの可哀想なぷーのため、ようやく用意できました!!

ピンキー陛下!!!髪を作るのが難しくて、あんまり似てないんですけどね。

でも一人ぼっちでいるよりは、ヴォルフは幸せかなっ♪

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