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* ぷーの新生活 *
わがままですが、陛下には甘いぷーは、
一人部屋が欲しいと嘆く陛下の為に、
とうとう陛下の部屋を出て行くことにしました。
が、なにせ随分長い間陛下と暮らしていたので、
血盟城にはぷーの部屋はありません。
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「小さくて家畜小屋のようだが、仕方がない。」
お菓子のお家はぷーの新居。
でも・・本当は一人寝は淋しくて堪らないのです。
なかなか寝付けずに星空を見上げる、ぷー。
『ユーリはもう、眠っただろうか・・・。』
「ヴォルフ・・・」
突然後ろから誰かがぷーに声をかけました。
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「ユーリ!?」
振り返ってみれば、それは夢にまで見たユーリの姿です。
「どうしてここに???」
もっともな質問です。
だってぷーが一人暮らしをはじめたのも、
ユーリのためだったのですから。
「あ〜・・念願の一人部屋だったんだけど、
お前がいないとなんだか淋しくて。
その・・もし、迷惑じゃなければ一緒に暮らさないか?」 |
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一人暮らしのつもりが、一気に新婚生活スタートな二人。
お菓子のお家から血盟城の執務室へ、仲良くお仕事に出かけます。
(実はお家は血盟城のお庭に建っているのです:笑)
お仕事モードで身形もきっちりと正します。
「ユーリは執務か?」
「いや、今日は町の視察に行こうかな?」
「じゃぁぼくも・・」
「もちろん、一緒に。おれの護衛もかねて、ね?」
そうして、二人の一日が終わります。 |
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次の日の朝。
「おい、ユーリ!朝の『ろーどわーく』とやらに行くぞ!」
元気にぷーが起こします。
「え?!ヴォルフ、何だよその格好は!!」
ぷーの格好をよくよく見てみると、何故かジャージにスカートです。
「大賢者がくれたんだ。ろーどわーく向きに動きやすいし、
なによりユーリの好みの格好だと聞いたぞ。」
「ばっ!?ほら!そんな格好じゃ、パンツみえちゃうだろ?」
陛下はドギマギ、顔も真っ赤です。 |
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「あぁ・・安心しろ。それならほら!」
ぺろんっっ!とスカートをめくるぷーに、ユーリ陛下も大慌て!!!
でも、まじまじと良く見てみたら・・・
「あ・・スパッツ、履いてたの?」
ん?陛下、なんか淋しそうですけど??
「でも、この格好はスースーするな。」
「うわわっ!いくらスパッツ履いてるからってそんなに
スカート捲るなってば!目の毒だろ!!」 |
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陛下もジャージに着替えてロードワークに出かけます。
「よし!では、ぼくらの新居を一周するぞ!!」
「・・・て、めっちゃ短いロードワークだなぁ。」
とはいっても、ぷーには逆らえきれずに、
結局今日は新居一周ツアーになりました(笑)
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覗き見したぷーの新生活はどうでしたか??
実はこのお話は続きがあります。
続きにはなんと、あの人まで登場!です。気になる方はぷーの新生活その2へ
一人ぼっちの可哀想なぷーのため、ようやく用意できました!!
ピンキー陛下!!!髪を作るのが難しくて、あんまり似てないんですけどね。
でも一人ぼっちでいるよりは、ヴォルフは幸せかなっ♪ |
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