1995年12月 | ||||
既製品のキッチンだと使う人の背の高さに合わないことも多く無理な態勢で台所仕事をして疲れてしまうが、自分で作ればそういうこともない。奥さんには、好評である。 |
キッチンは、リビングに設置する予定だったので、インテリアなどを考えると、DIYの店などで見ても比較できる品数が少ない上にどうもしっくりこない。そこで、持つべきものは友人。建設関係の仕事をしている友人に相談し各社から出ているカタログを見せてもらい選ぶことにした。カタログを見ていると、当たり前のことだが、いいものは、高い。安いものは、それなり。結局、TOTO製のホーローで出来ているやまぶき色のちょっとおしゃれなシンクを友人を通して取り寄せていただいた。あとは、ログハウスの内装で残った材料で台を作ることにした。
図面など引かずに据付ける場所の縦横の長さだけ計り高さは、奥さんの注文で決めた。骨組みは、垂木。天板は、厚さ2センチの床材。扉は、仕切り壁。すべて残りの材料を使った。構造的には、テーブルのようなものなので、足をつくり、その上に天板を乗せ、蝶番で扉をつけるという日曜大工で十分出来る単純なものだ。 材料が残り材なので、ログハウスとマッチして、浮いた感じがせずに我ながらうまく出来たと感心してしまった。 |
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タイルを耐火ボードに接着している様子。 タイルを切るのが一苦労する ついに完成した手づくりシステムキッチン |
2003年9月
ログハウスの設計段階で料理をするとキッチンの壁が汚れるからタイル貼りにしようという計画でアドバンが輸入しているタイルでおしゃれなイタリア製のタイルを用意しておいたのだが(めんどうくさくなってしまったため)計画が半ば中止となっていた。 ところが、建築後9年もたち壁に汚れが目立ち始め汚らしくなってきたので、ついにタイルを貼ることに決定し再度計画を練り直すこととなった。 当初の計画はキッチンの上部キャビネットをつける予定がなかったので天井までタイルを立ち上げる予定だったが狭いログハウスゆえ空間を有効利用しようということでキャビネットを付けたため立ち上げの高さを変更することになりカットしなければならないタイルの数が増えてしまった。 前回バスルームにタイルを貼ったとき普通の石材用低石でこのタイルを切ったのだがさすがに焼き物だけあって硬くてなかなか切れずに四苦八苦した記憶があったので今回は奮発して高価なダイヤモンドカッターを用意した。このダイヤモンドカッターもピンからキリで『タイル用』と書いてあるものは4000円もするがそう書いていないものは3枚組で777円である。この値段の差はいったいなんだろう。試しに当然777円の刃を買ったのだがしっかりと切れた。 タイルはログウオールには直接貼らず耐火ボードをログウオールにねじで固定してその上からタイル用の接着用セメントを使ってタイルを接着する。 ついに完成! われながら見事な出来でびっくりしました。 タイルを貼ったら高級感が漂いおくさまにも好評でした。もっとはやくタイルを貼ればよかった。 |