関大明神(関戸院)

 離宮八幡の西側、大山崎町との町境付近に関大明神がある。



関大明神 関大明神社

 本殿は室町時代の建築で、北向きに建っている。ここは大むかし、たいへん重要な関所のおかれたところで、関所が廃止されたのちは関戸院という官営の宿舎がおかれ、大納言クラスの人物を名義上の管理人とした時代があった。
 勅撰集におさめられた歌のなかにも、この関戸院で別れを惜しむ歌がいくつかある。
 とくに寿永二年(1183年)、都落ちの平家一門七千余騎が、ここに安徳天皇の「玉の輿をかきすへて、男山をふし拝み、南無帰命頂礼八幡大菩薩、君をはじめまいらせて、我等都へ帰し入させ給へ」(『平家物語』巻七、一門都落)、源氏をうち破ってもう一度都に帰れますようにと祈ったという話が有名である。


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