木材の街のしろ

にぐるま工房の紹介

                               こだわりの森の精シリーズ

 平成8年6月、能代市落合に会員待望の活動拠点として「にぐるま工房」を建てました。

 安部会長が心の糸を紡ぎあう場として、心血を注いで建設しました。

 

 この工房を私たちの活動の拠点として、福祉のボランティア活動を進めており、会の求心的役割を果たしております。周囲の環境は、住宅団地の一番端に位置しており、大変自然の残された場所にあります。

 春夏秋冬、四季折々の木々の緑、秋には鮮やかな紅葉に囲まれ、自然の草花を愛で、訪れる小鳥の囀りを静かに聞くなど、また、たまにはリスや山鳥の訪問をうけたり季節の移り変わりを満喫しております。

 工房においては、会員は束縛されることなく、好きなときに集まり、お互いの特技を生かし、出入りしています。天然秋田杉、秋田杉の端材や山から拾ってきた小枝など、捨てられたり焼却されたりするような材料に、もう一度生命を甦らせて活用しようと「森の精シリ−ズ」と名付け、ペンダント、イヤリング、ル−プタイ、額縁、鉢カバ−、ふくろうのメッセ−ジ立て、木製ポスト、木製門灯、ペン立て、一輪差しなどを作ります。また紬や絹地の古い布地を活用して、におい袋、布袋など作っています。

 木特有のぬくもりと手作りの味わいを生かし、創意工夫し、常に新しい”ものづくり”に挑戦しています。出来上がった作品は、子ども祭り、みなと祭り、秋田県ボランティア・フェステバル、のしろであいのコンサ−ト、奈良での「まほろば楽市楽座」など、いろいろのイベントのあるときに出品し販売しております。これらの収入は、会の運営資金として重要な役割を担っております。ボランティア活動は、それなりにコストが掛かります。助成金に頼らず、会独自の活動によって収入源を確保することが、工房運営の基本的考え方です。