廃材を利用して、夏休み木工教室

当社の「元気会」主催で8月7日(土)天童市立北部小学校の東側に隣接する天童地区北部学童

保育所で午後2時から4時まで約2時間、「夏休み木工教室」を開いた。参加者は、天童地区中央

学童保育所、同南部学童保育所、同北部学童保育所の小学1年生から6年生まで45名が参加し

た。初
めての木工教室ということで引率した指導員も少し心配されたようだが、「元気会」の適切

な教材と指導で、猛暑の中汗だくになりながら、木工品作りに励んでいた。学童保育所の指導員

は、「子供たち皆んな喜んでつくっています。はじめはどうなるか心配しましたが子供たちの熱心

な態度を見て、ほんとうによかったと感謝しています。」

  みんなを元気にしたい

「会社の中があまり元気がない」「何とかしなければならない」という志を持った仲問が集まった。

自由な発想を出し合い、討議することによってお互いに白己啓発にもなる。会社のムードメーカー

になり「元気力」になることを目指す。

各白が考えているアイデアを協議して実現可能な方向へと持っていく、毎日、ワクワクしながら

会社を明るくすることを信条とするのが「元気会」の主旨で、今年の始めに6人で会を発足した。代

表者は、パネル加工班の松田信彦さん。

社外の人から「天童木工さんは、最近全然元気がないね。大丈夫なの」と言われてとても悔しい

思いをしている。そんな噂や悪いイメージを元気力で吹き飛ばそう、と今回「元気会」が主催して、

天童地区学童保育所の子供達を対象に、夏休み木工教室を開くことを会社に提案したら「実施可」

に採用されたので実行することになった。

  古代楽器ウナリ木を作る

松材の廃材から長さ25cm巾4cm厚み7oに木取りした小片が全員に配られた。カッターナイフで

細長い笹の葉状に削られる。鉛筆削りの要領で親指でナイフの背を押すようにして削るといいとア

ドバイス、真中が厚く、周辺に行くにしたがって薄くなるが、極端に薄くしないこと、指導員は、子供

達が指を切ったり、ケガをしないように気を配っていた。ほぼ削り上がったところで糸を通す穴をあけ

る。先端から1cmのところにタコ糸を通す穴をキリであけた。

タコ糸を2mぐらいに切って穴を通す。このタコ糸の端を持って「うなり木」をぶら下げ、ゆらゆらと振り子

の様にゆらしていると「うなり木」がクルクル自転し始める。自転している状態で大きく振り回す。時に

は早く、時にはゆっくり、強弱をつけてぐるぐる回転させるとブォーン。ウルルルと不思議なうなるよう

な音が出る。「なった一!なった一!」と喜んでいた。古代の楽器というと、縄文時代(5千年前)弥生時

(2千年前)のものもあるが、もっとさかのぼってはるか2万年以上も前の旧石器時代にうなり木が、

世界中のほとんどの地域で、悪霊払いや雨乞い、成人儀礼など呪術的な音具として使われていた

ということである。グループの共同作業では、あらかじめ、オニの木棒に面取りしておいた板にダボ

を打込む穴があけてある。直径6o長さ3pのダボを65本を玄能で打込む作業。

人形の形をしたものは、赤鬼にしたり、青鬼など各好きな色を塗った。さて出来上がり、これがパチ

ンコの釘のような作用をして、人形がくるくる落ちる仕掛けになっている。

  
「元気会」代表者松田信彦さんの話

一人のケガ人もなく、子供たちと指導員の方の反応も思った以上に良かったとメンバー全員喜ん

でいるところです。今回の木工教室を踏み台にして、次の木工教室を企画実行して、子供たちと

笑顔のふれあいをもっともっと大きな輪にしていきたいと「元気会」としても考えております。


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