1951年、大阪生まれ。専門分野は、マンガ史および児童文化。 大阪教育大学教育学部修士課程修了。 大阪国際女子大学を経て、 同志社大学社会学部教授。 現在は、同志社大学名誉教授。 |
・手塚治虫は「ジャングル大帝」にどんな思いを込めたのか ミネルヴァ書房 2021 NEW ・手恷。虫語辞典 誠文堂新光社 2023 |
研究業績
■著書(単著)
マンガと児童文学の<あいだ> 大日本図書 1989 →もくじ |
◆編著書
少年漫画集 (責任編集、解説) 三一書房 1988 →もくじ マンガ批評大系 (全5巻 村上知彦と共編) 平凡社 1989 日本児童文学大事典(全3巻 編集協力委員) 大日本図書 1993 アニメへの変容(小山昌宏との共編) 現代書館 2006 現代漫画博物館1945-2005(米沢嘉博・ヤマダトモコとの共編) 小学館 2006 マンガ学入門(夏目房之介との共編) ミネルヴァ書房 2009 マンガ・アニメ文献目録(監修) 日外アソシエーツ 2014 マンガ文化55のキーワード(西原麻里との共編) ミネルヴァ書房 2016 日本児童雑誌編集者会機関誌『鋭角』―高度成長期のマンガ・出版・読書(編・解題) 金沢文圃閣 2019 |
◆分担執筆論文
浜田広介 『小川未明・浜田広介』所収 大日本図書 1986 “悪書追放運動”の頃 『子どもというレトリック』所収 青弓社 1993 →ダウンロード 梶原―騎の初期少年小説 『「梶原一騎」を読む』所収 ファラオ企画 1994 手塚治虫の遺したもの 『手塚治虫全史』所収 秋田書店 1998 漫画風の絵物語「正チヤンの冒険」 『はじめて学ぶ日本の絵本史T』所収 ミネルヴァ書房 2001 漫画家による絵本−主婦之友のシリーズ− 『はじめて学ぶ日本の絵本史U』所収 ミネルヴァ書房 2002 「となりのトトロ」の物語構造 『メディアと児童文学』所収 東京書籍 2003 現代漫画史年表 『現代漫画博物館1945-2005 別冊資料編』所収 小学館 2006 『にっぽん』(平凡社)のマンガ特集 数項目(海外にも翻訳出版) 2010 戦争漫画ミニ事典 『マンガ家たちの戦争・別巻資料』 金の星社 2013 天才・手塚治虫とその時代 『再び大阪がまんが大国に甦る日』 ブレーンセンター 2014 総説・表紙絵と童画(さし絵)『赤い鳥事典』 赤い鳥事典編集委員会 柏書房 2018 『鋭角』複刻の重要な意味−戦後マンガ史研究への寄与 『日本児童雑誌編集者会機関誌『鋭角』―高度成長期のマンガ・出版・読書』 金沢文圃閣 2019 石ノ森萬画を読み解く15項 『(総特集)石ノ森章太郎』河出書房新社 2019 |
■紀要・雑誌等(単行本に未収録のもの)
児童文化概念の成立過程 『帝国学園紀要』(帝国学園)4号 1978 手塚マンガにおける映画的手法の研究−クローズ・アップ表現を中心に 『帝国学園紀要』(帝国学園)5号 1979 子どもの替え歌(亥川朋子との共著) 『ポラーノ』(大阪国際女子大学人間科学部 コミュニケーション学科) 1997 名なし、カオナシ、〈含み〉なし(「千と千尋の神隠し」論) 『CONTE』1号 2001 ロボット・マンガの系譜 『CONTE』2号 2002 マンガ史における「正チヤンの冒険」 『正チヤンの冒険』解説 小学館クリエィティブ 2003 複刻版『愉快な鉄工所』解説 小学館クリエィティブ 2005 「スピード太郎」描き変えのあと 『ビランジ』13号 2004 →ダウンロード 手塚治虫『ロスト・ワールド』の謎 『ビランジ』14号 2004 →ダウンロード 宮尾しげをの絵物語「漫画太郎」の遍歴 『ビランジ』15号 2005 →ダウンロード マンガ研究の現在『水声通信』 2006年12月 「正チヤンの冒険」の変容過程−初出作品の検討と単行本化の問題− 『マンガ研究』(日本マンガ学会)11号 2007 →ダウンロード 「正チヤンの冒険」余談 『ビランジ』19号 2007 →ダウンロード 「日出チャントギン公」(S7)の残虐性 『ビランジ』20号 2007 『新宝島』の冒険 複刻版『新宝島』解説 小学館クリエィティブ 2009 漫画と児童文学 『国文学解釈と鑑賞』74号 2009年5月 中央の雑誌への憧れと戸惑い 複刻版「ジャングル大帝」解説 小学館クリエィティブ 2010 生への冷徹で温かい眼差し 複刻版『シートン動物記』解説 小学館クリエィティブ 2010 「新時代の可能性−手塚治虫の初期ノートと習作−」 『手塚治虫 創作ノートと初期作品集』 小学館クリエィティブ 2010年12月 手塚治虫「ブッダ」解説 図録『手塚治虫のブッダ展』 東京国立博物館 2011年4月 書誌の書誌 『マンガ文献研究』4号 2011年8月 『SF三部作完全復刻版と創作ノート』解説 小学館 2011年9月 「タンタンの冒険」と日本のマンガ 『ユリイカ』(「タンタンの冒険」特集)2011年12月号 趣味の世界から物語作家への成長 『手塚治虫 創作ノートと初期作品集2』 小学館クリエィティブ 2012年2月 〃ストーリー漫画〃なる用語の起源について 『ビランジ』29号 2012年3月 → ダウンロード 「鉄腕アトム」と初期3部作 『手塚治虫 創作ノートと初期作品 新発見編』 小学館クリエィティブ 2013年6月 2項目 『子どもの本 100問100答』 創元社 2013年8月 ナンセンスと童心主義 『ユリイカ』(やなせ・たかし特集)2013年8月臨時増刊号 子どもマンガの〃悲劇性〃 『ビランジ』32号 2013年9月 未来に託された理想の少年像 藤子不二雄A『ロケットくん』復刻版解説 小学館クリエィティブ 2013年10月 戦前漫画と戦後ストーリー・マンガの影響関係−四コママンガの重要性− 『EYEMASK』47号 2014年1月 マンガは〃食〃をどう描いているのか 『vesta』93号 2014年2月 空想味あふれる叙情的ロマン・松本零士の初期習作 蜜蜂の冒険 松本零士 未発表・初期作品集 小学館クリエイティブ 2014年3月 手塚治虫「ジャングル大帝」の成立過程『マンガ研究』(日本マンガ学会)2016年3月 マンガにおける絵と言葉の関係 『児童文学研究』49号(日本児童文学学会)2017年3月 闘いの表象、その変化 1960年代の〃技術主義〃 『ビランジ』45号 2020年2月 『ビランジ』創刊当時の思い出 『ビランジ』47号 2021年2月 宮尾しげを漫画研究のススメ 『ビランジ』48号 2021年9月 科研費による漫画研究・一覧 『ビランジ』49号 2022年2月 マンガ研究の萌芽 ー自らの歩みを振り返ってー 『ビランジ』50号 2023年9月 |
■その他
第4〜6回(2000年〜2002年)、手塚治虫文化賞の選考委員
(教科書) マンガの表現を楽しむ 『小学国語 5下』掲載 大阪書籍 2004〜2010
「ミラノ・マンガフェスティバル」の監修 2013年5月3日〜7月21日
於イタリア・ミラノ市「ロトンダ・ディ・ビア・ベザーナ」
■受賞
1990年 著書『マンガと児童文学の<あいだ>』(大日本図書)で、
第14回日本児童文学学会奨励賞を受賞
2018年 マンガ研究の業績に対して、
第21回メディア芸術祭功労賞(文部科学大臣賞)を受賞
2023年 『ビランジ』の刊行で、第52回日本漫画家協会のまんが王国・土佐賞を受賞
2023年 『ビランジ』の刊行で、第47回日本児童文学学会特別賞を受賞
■所属学会
日本児童文学学会
日本マンガ学会