近場アウェーということで、三菱水島FCのホームである津山の陸上競技場には多くのSC鳥取サポが駆け付け、完全にホームジャック状態となった。この大声援の中で勝利を目指したガイナーレだが.....................
前半、攻守に圧倒するガイナーレは、13分左サイドでFKを得る。#17実信のFKは、見事な弧を描いてゴール右上に突き刺さった。さらに22分、左サイドを突破した#15内山が相手GKに倒されPKを獲得。それを#15内山が自ら決め追加点。と、ここまでは「今日は、何点入るのか?」そんな雰囲気だったのだ。しかし、2点リードに安心してしまったのか、ガイナーレから積極性が薄れたかようにプレーが淡白になる。そんな中、37分にセットプレーからアッサリと失点。徐々に三菱水島FCに流れが傾いていく。
後半は、シュートまではいかないが若干三菱水島FCが押し気味に試合を進める。流れを引き戻したいガイナーレは、#8中垣が交代の準備を始める。どうやら#16青柳と代わるようだ。いざ交代というその時、#16青柳がこの試合2枚目のイエローをもらい痛恨の退場。急遽、#15内山アウト#8中垣インに変更。その後、#14堀アウト#22増本インと#22増本の攻撃力に期待。しかし、10人になってしまった事で、#17実信が攻撃に絡めなくなり、前半からオーバーラップを繰り返していた#6濱田の足が止りだし三菱水島FCに徹底的に左サイドを狙われピンチの連続。流れを変えられない。その中で、ガイナーレもカウンターから決定的チャンスを作るもラストパスの精度が悪かったり、相手GKの好守に阻まれたりで追加点が奪えない。疲れが目立つ#6濱田に代え#18渡部を入れるが、やはり流れは変わらない。試合も終盤、ロスタイム2分。そして相手のCK.............................................。ここで昨年の笠岡でのゲームが頭を過る。祈る鳥取サポ。2度続いたCKは何とかしのぎホット胸をなで下ろしたのだが、直後にファールを取られゴール前でFKを与えてしまう。そのFKを沖本に直接叩き込まれ痛恨の失点。2-2の同点となってしまう。追い付かれたガイナーレは、キックオフから#19田村が左サイドを突破し、勝ち越しゴールを狙うもの相手DFを突破する事は出来ず、クリアーされた所でゲームセット。非常に痛いドローとなった。
〜戯 言〜
確かに青柳の退場は痛かった。あれでゲームプランが完全に狂ってしまった。それと、試合終了間際のファールの判定(木下監督のキレ方は尋常では無かった)。結局このFKを決められドローだったのだが....。しかし、そんな事より前半、2点リードした所で『今日は勝てる』と思ってしまったガイナーレと、『絶対に追い付くんだ!』という気持ちを全面に出した三菱水島FC。ここの意識の差。これが全てで、大問題。2点リードしていた時点で、もっと強引にでも3点目を狙って欲しかった。
結果はドローだが、気持ち的には完全に負けゲーム完敗。