諸鹿渓谷の滝群(鳥取県若桜町) |
鳥取県八頭郡若桜町の諸鹿渓谷には「諸鹿七滝」と呼ばれている滝群があるが、詳しい滝の情報や写真が無いので探索した。(2008年6月1日)
今回は出合の滝より上流にある諸鹿渓谷の滝群を探索し、諸鹿七滝を明確にすることが目的であった。その結果七滝(出合の滝が2滝で8滝)どころか、5m以上の滝が18滝確認出来た。さしずめ諸鹿十八滝とも言える滝の宝庫でした。
名称不明の滝や無名の滝、仮称の滝もありますが、今後名前が判明したら修正します。また、滝の落差は計測しておりませんので正確ではありません。
諸鹿渓谷の地形図と滝の位置
来見野川は出合の滝で二俣になる。左俣は大鹿滝がある沢で、右俣は雲龍の滝がある沢。また雲龍の滝の上流にある三条の滝の上流(F12とF17の出合い部)でも二俣に分かれている。実際にはF12の下でF17が合流しているが国土地理院の地形図は間違っていてF11の辺りで合流していることになっている。
今回の探索で確認出来た18滝の位置を地形図にF1からF18まで印を付けてみた。(赤字は諸鹿七滝)
国土地理院の地形図を基に作成(F12とF17の合流点が間違っているので修正した) |
F1:出合の滝 左俣 (大鹿滝側)、約25m F2:出合の滝 右俣 (雲龍の滝側)、約25m F3:大鹿滝、約22m F4:流木の滝、3段で約15m。大鹿滝のすぐ上流で滝の上に大きな流木が懸かっている F5:中の滝、直下型の滝10m程度 F6:落差5m F7:上の滝(仮称)、直下型の滝12m程度 F8:野頭の滝、約12m F9:雲龍の滝、約25m F10:三条の滝、約20m F11:渓流型のナメ滝(落差は6m程度だが長さは20m以上で綺麗な流れ) F12:石割の滝、約12m。幅も広く大きな滝であるが流木がある F13:F12のすぐ上流にあり落差6m程度の滝 F14:脇の支谷から白い龍がうねるような綺麗な曲線を描きながら流れ落ちる滝で落差は約12m F15:細い緩やかな滝だが水流が強く滝壺も深い、落差5m F16:岩壺の滝、2段で約10m。上段の滝壺は岩が掘れており壺のようになっている、下段は緩やかに落ちている F17:F12の下で二俣に分かれている出合地点に懸かる滝で落差5m |
諸鹿渓谷の滝写真
F1:出合の滝 左俣(大鹿滝側) | F2:出合の滝 右俣(雲龍の滝側) |
F3:大鹿滝 | F4:流木の滝 |
F6:5m | |
F5:中の滝 | |
F7:上の滝 | F8:野頭の滝 |
F9:雲龍の滝 | F10:三条の滝 |
F11:綺麗なナメ滝(長さ20m) | F12:石割の滝 |
F13:6m | F14:12m |
F15:5m | F16:岩壺の滝(2段10m) |
F17:5m | F18:5m |