イル・サマリターノ賞、モト・クラブ・ヤルノ・サーリネンについて

what's il samaritano?

新しい会員の方のため、また多くの人にこの賞のことを知っていただきたいと思いイル・サマリターノ賞についてご紹介します。
「イル・サマリターノ賞」とは簡単にいうと「路上で人助けした人」に与えられる賞で、世界中から情報が集められ受賞者が選出されます。1985年、浮谷東次郎氏は特別に時を越えて選出されました。本部はイタリアのアッシジ市にあり、受賞式はパレードが行われるほど大規模に行われます.受賞を機にtoji's clubからil samaritano toji's clubとクラブ名称を変更し、日本での該当者推薦を行うことになりました。 同時にイタリアのバイククラブ「モト・クラブ・ヤルノ・サーリネン」と姉妹クラブともなりました。
アッシジ市について
聖書のサマリア人の記述
当時会長の照井氏の文章を引用します。

「イル・サマリターノ」と「モト・クラブ・ヤルノ・サーリネン」

1985年夏、姉妹クラブとなり、トージズ・クラブ再出発と共に本格的な協調活動を開始するイタリアの両クラブにつきまして、以下、簡略に御説明いたします。「イル・サマリターノ」全ヨーロッパ交通事故遭難救助者顕彰会である「IL SAMARITANO」(サマリア人。聖書に出てくる道端のケガ人を助けてあげた人、「苦しみ、悩む人に暖かい援助の手をさしのべる人」の意味)はイタリア、ウンブリア州アッシジ市に本拠を置くクラブで、同地の企業家ジャンカルロ・トフィ氏を記念して1976年に創立されました。
交通事故遭難者を救助中に車にはねられて亡くなったトフィ氏の行為は道路上における隣人愛と、連帯精神と、善意の象徴であるとひろく認められ、彼の意思を継ぐ人々によって「道路における連帯精神をたたえるヨーロッパ賞」(通称サマリターノ賞)が設立され、国際委員会を組織して、各国からの該当報告を検討し、交通事故遭難者救助に功績のあった人物を選出し、アッシジに招待、表彰することを活動の主体としている。すでにご存知の通り1985年には、地域と年月を越えて特別に浮谷東次郎が選出され、サマリターノ賞を授与されています。ちなみに本年度は在ローマ、デンマーク大使館推薦のPETER HOUMOLLR氏(19歳)が選抜され11月20日、アッシジ市にて受賞式典が行われました。
「モト・クラブ・ヤルノサーリネン」同クラブはアッシジ市に本拠を置くオートバイ・ライダーのクラブでその名は1972年度250ccクラスのワールドチャンピオンであるフィンランド出身のレーサー、JARNO SAARINENに由来する。FIAの公認クラブであり、メンバーは社会的地位の高い人も多く、年齢的にも、「若者の集まり」ではありません。
いわゆるヨーロッパ型の大人のクラブです。「イル・サマリターノ」のメンバーの一部が同クラブに加入している事は言うまでもありません。メンバーは皆、すばらしいエンスージャスト揃いで、ラヴェルダを中心とする新旧さまざまな名車の圧lまりは壮観です。イタリア国内選手権500ccクラス参戦中の現役レーサー、MARCO PAPAもメンバーの一人です。この地方きっての名門クラブ であるモト・クラブ・ヤルノ・サーリネンはヨーロッパ諸国のモータークラブとも盛んな交流を持ち、毎年8月には「ウンブリア一周ツーリング」という名の国際ミーティングを主催しています。

引用は以上です。われわれ「il samaritano toji's club」はイルサマリターノ賞への日本の該当者の推薦を行っています。路上での人助けをした、という新聞記事や人物をご存知でしたらぜひご紹介ください。メールお待ちしています。小さな記事でも大歓迎です。よろしくおねがいします。

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