奥の細道みちのくツーリング |
エスカルゴの久々の宿泊ツーリングのレポートです。
エスカルゴの第15回ツーリングレポートです。
日程は8月27日〜8月29日でした。
参加者は私と長老さんとV−ストロームさんの3人でした。
今回は、みちのくへと二泊三日で行ってきました。
今回のツーリングは久々の宿泊ツーリングとなりました。 しかも、2泊3日のツーリングは初めてのことです。 そのツーリングに参加したのはリーダー・長老さん・V−ストロームさんの3人です。 3人の内に雨男が2人もいるツーリングがどうなったのかはHPを続いて見てください。 |
|
蓮田SAです。ここではまだ晴れています。 | 次のSAです。お約束の雨が降ってきました。 |
高速の途中で雨に降られだし、以後は小雨・曇りの空模様が続きながらも(合羽が脱げないです)ようやく白石ICで降り、第一の目的地である蔵王のお釜へ向かいます。 国道を走っている時は良かったのですが、蔵王エコーラインに入った途端にすごい霧につつまれて、低速走行を強いられながら進んでいくが標高が上がるに伴い視界の悪化は避けられず頂上付近では10mくらいの視界となってしまったためにお釜の見学はパスしました。 しかし、その霧も頂上付近から山形側に入った途端に嘘のように晴れ間が広がり最適なツーリング日和となりました。(山形はエライ!) 蔵王エコーラインを下りきり、好天の山形路を山寺に向かいました。 山寺(立石寺)は長い階段と松尾芭蕉で有名なところです。 「閉さや岩にしみ入る蝉の声」(by 松尾芭蕉) 当然我々も一番上まで登り景色を堪能して、しばし松尾芭蕉になったつもりでワビ・サビの気分に浸ったのです。 |
|
立石寺の案内板です。 | お寺見学にはお金が必要です。 |
国指定重要文化財となっている根本中堂です。 | 奥之院とも言われる如法堂です。一番上にあります。 |
五大堂から望む町並みです。 | 五大堂にて記念撮影。 |
松尾芭蕉の弟子の曽良像です。 | 松尾芭蕉像です。 |
山寺を後にした我々は、今日の宿泊地である銀山温泉に向けて出発しました。 銀山温泉は「大正ロマンの湯の町」・NHK朝のドラマ「おしん」の舞台になった場所として有名な温泉地です。 温泉街の道が狭いため、車やバイクは通行止めとなっており、温泉街のはずれにある宿の駐車場に停めるしかありません。 しかし、小さな川沿いに沿うように立ち並ぶ木造3階・4階建ての建物が醸しだす雰囲気は、「とても懐かしさを感じさせる」そんな町並みです。 皆さんも機会があったらご宿泊をお勧めします。 私たちが泊まった「永澤平八」(宿の名前です)は、8部屋だけのこじんまりとした、とても静かな宿でした。 浴衣のサイズは来たお客の身長を聞いてから合うサイズを用意するなどサービスも良かったです。 温泉をたっぷり堪能して、翌日は近くの銀山跡までのハイキングです。(今回のツーリングは良く歩いています) |
|
浴衣を着て、下駄を履いて町並み見物に出発です。 | 川を挟んで立ち並ぶ建物です。 |
私たちが泊まった「永澤平八」です。 | 街中にある街灯です。 |
料理を前にしての記念撮影です。 | 若女将さん?と記念撮影です。 |
失礼ながら入浴シーンなど・・・。良いお風呂です。 | 翌日に撮った白銀の滝です。 |
せことい橋です。 | 銀鉱跡です。中に入れます。 |
銀山跡までの散策が終わったら歩いて温泉街の外れの駐車場まで行き、ガレージの中のバイクを出して(今回はバイクということで、シャッターのあるガレージにバイクを停めさせてもらいました。)次の目的地の松島に向かって出発です。 残念ながら宮城県に入ると一転曇り空に変わりました。 松島は松尾芭蕉が憧憬していた場所ということもあり期待をしていたのですが、前日の雨の影響で海は濁っていてあまり綺麗な景色とは思えませんでした さて、松島で詠んだ松尾芭蕉の句というと「松島や ああ松島や 松島や」が有名ですが、実はこの句は小田原の狂歌師・田原坊という人物が後年作ったものであり、芭蕉の句ではありません。 この時は同行の曽良だけが「松島や 鶴に身を借れ ほととぎす」の句を残しています。 ただし、「奥の細道」に記すことはなかったが、後日の芭蕉の句に「島々や千々に砕きて夏の海」など松島を詠んだものが何点かあります。 松島での景色はがっかりしましたが、双観山展望台でお昼を食べた「双観山」のご主人の話は面白かったですし、ここは座席が海の方を向いている座席の作りもユニークでした。 お昼を食べたあとは、今日の宿泊場所である長老さんのお兄さんが住む気仙沼へ向かいました。 (長老さん、色々とお骨折りいただきありがとうございました。おかげで2泊目の宿泊代金が浮きました) 2泊目は長老さんのお兄様一家にご歓待いただきありがとうございました。 さて、3日目はいよいよ東京に帰る日です。 ここまで芭蕉繋がりで来ているので最後に平泉によることにしました。 松尾芭蕉は平泉高館(源 義経の住居跡)で「夏草や兵どもが夢の跡」中尊寺の金色堂で「五月雨の降り残してや光堂」と言う句を残しています。 |
|
双観山展望台から見た松島です。 | 中尊寺の入り口です。 |
本堂です。 | 白山社能楽堂です。とてもしぶい建物です。 |
中尊寺見学が終わったら後は帰るだけです。 平泉前沢ICより高速に乗り、東京へ向かってGOと進んでいったところ、高速に乗ってしばらくしたらまたまた雨でした。 結局この雨は東京までずっと一緒でした。 今回のツーリングは、雨にたたられたところもありましたが良い温泉と出会えたり、芭蕉の足跡をたどれたり(中々文化的でした)のツーリングでした。 |