ロマサガ3のリアルタイムアタックを行ないました。
結果は、エンディング終了までで 2時間56分00秒 でした。
時間短縮のポイントは
分身技の特性 を利用したことです。
分身剣や残像剣などの分身技のダメージの計算には、
直前の行動で参照された能力値がそのまま使用されます。
この特性を利用するため、ビューネイ空中戦において、
グゥエイン(体力99)の「冷気」でトドメを刺します。
以降、敵に一度も行動させなければ、
能力値99の威力で分身剣や残像剣を連発できます。
これを最後まで維持します。
ただし、装備の変更はできませんし、リセットもできません。
高威力の分身剣を連発できるため、後半のボスは瞬殺することが可能です。
剣LVは20〜25程度あれば十分であり、
なおかつ初期状態で剣LVが高いキャラクターを利用するため、
レベル上げに必要な時間を大幅に削減できます。
オープニング終了 | 0:04:08 |
ロビン加入 | 0:14:03 |
ようせい加入 | 0:26:01 |
ハーマン加入 | 0:34:08 |
サンディーヌ撃破 | 0:56:03 |
魔王の鎧撃破 | 1:18:34 |
バンガード発進 | 1:41:22 |
フォルネウス撃破 | 1:55:20 |
ビューネイ撃破 | 2:08:40 |
アラケス撃破 | 2:15:47 |
アウナス撃破 | 2:23:45 |
アビスナーガ撃破 | 2:34:38 |
破壊するもの戦開始 | 2:39:50 |
破壊するもの撃破 | 2:43:50 |
THE END | 2:56:00 |
ロマサガ3のタイムアタックやリアルタイムアタックを行なう上で壁となるのは、
ラストボスである破壊するもの
(+フォルネウス幻影)の強さです。
アビスに到達するのに必要な能力と
破壊するものに打ち勝つのに必要な能力との間のギャップは大きいです。
よって、クリアに必要なイベントを手早くこなすだけでなく、
破壊するもの撃破に耐え得るパーティーを迅速に育て上げることが要求されるのです。
従来は、体術をメインの攻撃手段にした戦略が主流でした。
強力な武器が入手できない条件下では、
ある程度のレベルまで上げた体術は他の武器系統よりも強力です。
レベル上げにあまり時間を割けない状況では、
他の武器系統ではおそらく破壊するもののHPを削りきれないでしょう。
しかし、体術を使うにしてもある程度のレベル上げは必要で、
それに時間を要するのがネックでした。
カタリナやようせい、ロビンなどのキャラクターは
初期状態で体術レベルが低いため、レベル上げに時間がかかります。
また、決定打が無い序盤は火力不足に悩まされます。
もう一つの戦略として、サラを主人公に選択して
コマンダーモードをメインに進める方法もあります。
コマンダーモードを利用すると、毎ターンの自動回復とバックパックのおかげで、
ほとんど全滅することがありません。
そのため、比較的弱いパーティーでも強敵に持久戦の末に勝つことが可能です。
また、個人のWP・JPの不足を陣形技で補うことができます。
あまりメンバーを成長させなくてもクリアできるのがメリットですが、
戦闘、特にラストバトルが長引くのが欠点です。
これらの戦略に対して、剣技をメインに進める本攻略では、
レベル上げにあまり時間を割かなくても高い火力を確保でき、
戦闘を短時間で済ませることが可能です。
オープニングイベントが短い上にステータスが優れたカタリナが最適。
宿星・得意武器は歳星・素手を選択。
主要能力値は、腕力17 / 素早さ27 / 体力17 となります。
この3つの能力値をバランスよく確保することが重要。
素早さ | 後半は敵に先制されることが許されないため、最重要。 |
腕力 | 中盤までの火力確保に必要。 |
体力 | HPが高い方がビューネイ戦が安定するため。 |
あとは、大半の剣技の閃き適性が無くなるのが重要。
状況再現を利用するとき、適性が無い方が狙った技を閃かせやすいです。
素早さが高い | 後半、確実に先手を取るため。 |
初期剣LVが高い | 即戦力となりレベル上げに時間がかからない。 |
JPが高い | 16以上あればクイックタイムの先制効果を利用できる。 |
仲間にするのが簡単 | |
初期装備が豪華 | 資金源。 |
キャラ | 最終 | 早 | 剣 | WP | JP | ロスの無さ | 装備 | その他 |
ハリード | ○ | 20 | 7 | ◎ | かすみ二段 | |||
ノーラ | ○ | 虎穴陣所持 | ||||||
ロビン | ○ | 20 | 10 | 40 | 30 | △ | ||
ようせい | ○ | 25 | 10 | 60 | × | 高額 | スペキュレイション所持 | |
ハーマン | ○ | 6 | 21 | ◎ | 高額 | |||
ウンディーネ | ◎ | 湖水のローブ | ネフト族の巣に行く際の人質 | |||||
バイメイニャン | 81 | ○ | トルネードが強力 |
剣技をメインの攻撃手段にします。
初期状態で剣LVが高いキャラクターで固めるので、序盤から高い火力を期待できます。
三日月刀の固有技であるデミルーンエコーは
簡単に閃ける割に強力で、これだけで中盤まで通用します。
コストパフォーマンスも良いです(500〜1000ダメージ / WP4)。
また、ハリードのかすみ二段から強力な疾風剣を容易に閃けます。
こちらは、魔王の鎧やフォルネウス幻影戦で使用します。
後半は分身剣や残像剣を使用します。
残像剣は敵が複数のときに使用しますが、
分身剣を使ったときの閃きを防ぐ意味もあります。
ビューネイ空中戦でグゥエイン(体力99)が「冷気」を使った後は、
分身技の特性 のため参照能力値が99となり、
分身剣のダメージが4000を超えます(剣LV20以上の場合)。
(コロタンの部屋 の
グゥエイン効果 も参照)
この威力を、敵に一度も行動させないことで最後まで維持します。
装備の変更やリセットを行なったらアウトです。
武器は白銀の剣(攻撃力25)とスクリーマー(攻撃力28)で十分です。
白銀の剣は市販品。スクリーマーは腐海の廃墟で入手。
分身剣のもう一つのメリットとして、
破壊するものの(通常形態の)形態を変化させやすいという特性もあります
(通常形態は4種類あり、見た目では判別不可能)。
形態変化が進むほど防御力が落ちるため、ダメージが激増します。
また、通常形態3〜4の状態で「トータルエクリプス」が発動すれば
「闇の翼」となり、以降は形態が変わらないため安定します。
この状態は防御力が非常に低く、勝利は確定です。
しかし、通常形態3〜4の状態でさらに攻撃を加えると
通常形態1〜2に戻ってしまうことがあり、「獣魔の翼」が発動してしまうこともあります。
こうなると戦闘が長引くため、不利になります。
敵に一度も行動させないというのは案外難しいです。
クイックタイムを使うのだから簡単だと思われるかもしれませんが、
術者が先手を取られた瞬間にアウトです。
素早いキャラクターをスペキュレイションの前列および中列に配置するのが基本ですが、
ようせいを中列に配置(攻撃速度25→31)しても
素早さ20前後の敵に先制されるなんてことがたまにあります。
素早さが20しかないロビンには翼のお守りを2つ装備させることで先制率を上げておきます。
攻撃速度と行動速度の関係に関しては、RPG INSTITUTE
が詳しいです。
残りJPが16以上の状態でクイックタイムを使うと、
以降、残りJP/16 のターンだけ先制することが可能です。
(コロタンの部屋 参照)
ただし、次にクイックタイムを使った時点で効果は上書きされます。
この先制効果があるターンは安全です。
先制効果を発動できるキャラクターは、ロビン(初期JP30)とブラック(初期JP21)の2人。
他のキャラクターはJPを上げる手間がかかります。
先制効果を発動できるキャラクターが2人いれば、
スペキュレイション後列のキャラクターも含めて
5人全員が先制してクイックタイムを使えるようになります。
また、ロビンのJPを32まで上げておくと先制効果が2ターンになり、最終戦が有利になります。
「獣魔の翼」を解除するターンはクイックタイムを使う必要がなく、
次のターンまで先制効果を残せるようになるためです。
シャドウサーバントを使えばダメージを増やせますが、利用しません。
四魔貴族本体を1体しか倒さないため、
破壊するものが「トータルエクリプス」を使うタイミングが不安定で、
無駄になる可能性が高いからです。
「闇の翼」発動後に使った場合は「光の翼」発動の可能性があるため、
安定した戦略が組みにくくなります。
破壊するもの撃破に必要なレベルは剣LV20〜25です。
その前に強敵であるフォルネウス幻影にも勝つ必要があり、
こちらは剣LV20弱、WP48〜56は欲しいところです。
実はこちらの方が厳しかったりします。
従来は、聖王廟のロアリングナイトでレベル上げを行なうのが主流でした。
メリットは、倒しやすいい割に技能上昇LVが25と非常に高いこと、
全滅の恐れがほぼ無いこと、倒したら全回復する上に繰り返し戦えることです。
しかし、四魔貴族幻影と一度戦っていないと利用できないのがデメリットです。
ロアリングナイトを瞬殺でき、なおかつかなりの回数を戦うのなら非常に有効ですが、
そうでないのならば他の手段を選択した方がよさそうです。
※ モンスターの技能上昇LVは Index of /~s-endo/ にある値を用いました。
本攻略では、レベル上げはそれほど必要ありません。
また、疾風剣では「ライフブレイク」を使われる前にロアリングナイトを倒すのは厳しいです。
よって、他の手段を探すことにします。
代替手段として、ゼラチナスマター(技能上昇LV22)を利用します。
この敵は「腐海の廃墟」で無機質系とエンカウントすると高確率で出現します。
ゼラチナスマターは他系統の同ランクのモンスターよりも技能上昇LVが高いですが、
デミルーンエコー2発で倒せるため絶好のカモとなります。
腐海の廃墟には無機質系が大量に出現する上、
もともとアイテムを入手するために訪れるため、好都合です。
ここでゼラチナスマターを20匹ほど狩ります。
また、イベントで戦う敵や道中の雑魚敵との戦闘でも成長の機会があります。
リアルタイムアタックでは雑魚を完全に避けるのは不可能です。
魔王殿や死の砂漠など一部の地域では
初めからランクの少し高い敵が出現するため、レベルアップが期待できます。
ランクの低い敵でも、WPやJPの上昇を期待できるため、無駄にはなりません。
逆に、雑魚敵を避けすぎるとWPが不足する恐れがあります。
ネフト族の巣をうろついているゼルナム族も
倒しやすい割に技能上昇LVが20と高いため、固定敵以外も全て倒しておきます。
火術要塞に大量に出現するマグマも技能上昇LV23と美味しいです。
この時点では分身剣や残像剣で瞬殺できるため、レベルが不安ならば数匹倒しておきます。
それでも不安なら、黄京でマンティスゴッド(技能上昇LV31)を狩るとよいでしょう。
ちなみに、最終ステータスは以下の通りでした。
最終的にここまで成長していれば十分です。
キャラ | HP | WP | JP | 剣 |
カタリナ | 403 | 54 | 5 | 23 |
ハリード | 438 | 54 | 5 | 27 |
ロビン | 396 | 71 | 32 | 25 |
ようせい | 314 | 81 | 5 | 22 |
ブラック | 403 | 63 | 21 | 23 |
シャドウサーバントが不要なので、お金にはほとんど困りません。
指輪転がしは不要です。
適度にアイテムを売りながら買い物をすることで、銀行も使わなくて済みます。
武器 | 三日月刀×4、白銀の剣×4 |
防具 | 騎士の盾×5、クロースヘルム×3 |
道具 | 技の香薬、術酒、火星の砂、高級傷薬(適宜) |
術 | デイブレーク×1、ストーンスキン×1 |
船賃も含めて、35000オーラムほどあれば十分。
イベント、宝箱、装備品の売却などで足ります。
状況再現とは、ゲームをリセットすると乱数表の位置が初期化されることを
利用して、特定の状況を再現するテクニックです。
例えば、予め特定の技を閃くパターンを見つけておいて、
その時と同じ状況で同じボタンの押し方をすれば、同じ技を閃くといった具合です。
詳しくは、
コロタンの部屋 や
RPG INSTITUTE を参照してください。
本攻略では、技の閃きや極意の取得などに状況再現を利用します。
閃き難度が極端に高い技を使用するわけではないので、
状況再現を利用せずに運に頼っても、そこまでのロスにはならないと思われます。
戦闘内容を全て再現すればボス戦も楽勝じゃないかと思われるかもしれませんが、
リアルタイムアタック中ではそれは不可能です。
戦闘の内容を全て再現するなら、メンバーの装備やステータスだけでなく、
控えキャラの増幅レベルやお供レベルなど、
プレイヤーが確認できない値まで揃える必要があり、そんなことはほとんど無理です。
そもそも本攻略ではビューネイ戦後はリセットできないため、状況再現も利用できません。
これらは事実上あり得ない状況を再現しているわけではないので、
利用しなくても若干クリアタイムが遅くなるだけで、
攻略自体が成り立たなくなるわけではありません。
細かい手順は書きません。
ポイントだけ。
出現する街の候補は、
ピドナ、リブロフ、ミュルス、ファルス、スタンレー、モウゼス南
の6つですが、どこにも出ない場合もあります。これが厄介。
これら全ての街を出現させて確認してまわるのは面倒なので、
今回はモウゼス南にターゲットを絞りました。
「ボルカノの館でクリプトマギから退却」→「看板があるかどうかチェック」
を短時間で繰り返せます。
ビューネイ戦後は高威力の分身剣が使えるようになります。
しかし、フォルネウスは敵が動く前に倒すことができません。
従って、フォルネウス→ビューネイ の順は確定。
フォルネウス戦の前にアウナス戦をもってくると、
火術要塞でのレベルアップを図ることができフォルネウス戦の安定度が増しますが、
タイム重視なら、フォルネウス→ビューネイ→アウナス・アラケス
の順でしょう。
アウナス・アラケスはどちらが先でもいいのですが、
分身剣の極意が取得できていないなどの場合は、戦闘回数が多いアウナスを先にします。
同じルートで何回かやれば、慣れと運次第で5分は短縮できるでしょうけど、
やる気は無いです。やるならさらに戦略を変更してから。
ボトルネックはフォルネウス幻影戦です。
疾風剣を連発する現在の戦い方では、必要なWPは最終戦よりも高いです。
ここをもう少し低い剣LV・WPで突破できれば、
そこまでの戦闘回数を抑えることができます。
せっかくコマンダーモードを利用しているのだから、
陣形技を利用するなどの工夫の余地があります。
あとは、仲間にするのに手間がかかるようせいを外すとか。
ようせいを仲間にしないと戦力が大幅にダウンしますが、
うまいことそれをカバーできれば時間短縮になりそうです。