Love Letter
for
DANCE MUSICAL
CLARIMONDE
CAST
クラリモンド
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安寿ミラ |
ロミュオー
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貴水博之 |
悪魔1
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館形比呂一 |
悪魔2
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森山開次 |
悪魔3
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熊谷和徳 |
僧侶
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谷田 歩 |
堕天使1
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高塚恵理子 |
堕天使2
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横山道子 |
堕天使3
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横山 愛 |
老司教
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栗田芳宏 |
ピアノ演奏
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宮川彬良 |
終わってしまいました
寂しいです
いまだにClarimondeの闇の世界で魂が迷っている
いや、迷っているのではなく
外へ出たがらない自分がいる
こんなにドキドキしたことって……ない
今までもドキドキしたり
感動したりしていたんです
ハムレットだってヘレネだってローマインだって
さかのぼればフェルナンドスだってオスカルだって
けれどClarimondeはちょっと違う
まったく新しい扉が開かれたような
ヤンさんの役柄がってことじゃなく
Clarimondeという舞台そのものが
まったく新しい感覚によるるものだって、そう感じたから
のぞいてはいけない世界
あからさまにしてはいけない世界だったのかもしれない
けれども、無意識に見たいと思っていた世界だった
その世界の扉を開いた冒険者たち
その世界を見事に体現してみせた役者ダンサー歌手たち
ありがとうございました
一夜の夢と呼ぶにはあまりに衝撃的で
美しすぎるステージでした
栗田さんは現代のマルキ・ド・サドかロチェスター伯爵か?
いきなりマニアックですが
最近見た映画で印象に残っているもので
マルキ・ド・サドを描いた映画「クィルズ」では
死んで祭壇に眠る乙女とまぐわう若い神父の姿を笑うサド公爵の姿があった
「「リバティーン」のロチェスター伯爵は
あくまでタブーに挑戦する、子どものように
禁止されれば必ず破ろうとする
そのエネルギーは大きい
日常にある快楽にドラマ性はない
むしろ平和だ
教会で草をむしるのと同じレベルにあるからだ(暴言か^^;)
だがそれがカトリックの僧侶であれば・・・
天地創造の神が人間に与えてくれた
生、性の喜びを押し込めなくてはならない
禁欲こそ美徳
そんなのヤダね、わたしゃ(暴言2^^;)
仮面をつけた日常から一足飛びに闇と夢の世界へ誘って下さった
笹部さん、演出の栗田さん、大島さん、音楽の宮川さん
スタッフのみなさまに感謝を。
そして全公演、全身全霊で演じきって下さった
キャストのみなさま
肉体を限界まで追いつめ満身創痍で楽まで踊りきった悪魔たち
館さんは踊るダビデ
眉間に苦悩をにじませ悪に酔い空間を大きくゆさぶる
開次さんのしなやかな身体
波のようにうねる肢体がぴたりと止る時、空間も時を止める
動きの線は澄んだブルー
熊谷さんのタップにはもう何も言うことはない
彼が出てくるだけでドキドキしてしまうのだから
スペシャリストによるダンス
ダンス・ミュージカル
堕天使たちは美しいハーモニーを響かせ
可愛らしい顔で♪快楽こそが人の喜び〜と歌う
みつごのように個性を殺してはいるが
高塚さんはつま先までバレリーナ
しっかり横山シスターズをひきつれ堕天使を際立たせている
50年後のロミュオー谷田さん
司祭、死骸クラリモンドの栗田さん
言葉のスペシャリスト
谷田さんの心地よい静かな語り口と
栗田さんの音幅の広さ、謡のようなメロディーを感じる
宮川彬良さんの自在な音楽に乗せて
クラリモンドとロミュオーの禁断の恋物語がくりひろげられる
恋の障害は大きければ大きいほど燃え上がる
さ〜〜〜〜〜〜〜
ミーハーモード行ってみよう==!!!
美男美女が好き!な私には大満足なキャスティング!!
美女クラリモンド
われらがヤンさん!!!!!
チャララララ〜〜〜ン♪と舞台中央から出てこられた瞬間からして綺麗!!!
ロミュオーを見つけ目を見開き、のどをかきむしる
血が欲しいのね〜
(この「血」は「愛」と置き換えても良いと私は思う
愛に飢えていた娼婦クラリモンドの果ての姿だから)
胸元から手紙を出し、くちづけた手紙をロミュオーに渡す
はあ〜〜〜〜〜綺麗〜〜〜〜
ロミュオーくん、その手紙をひろげる時演技なのかひろげにくかったのか
指がふるえているのがツボでした
そして
コンティニ宮殿!!!
開次さんのお膝にすわってるあの場面
妖しすぎます〜〜〜
開次さんたらヤンさんの耳元で何をしゃべっているの???
ヤンさんの腰にまわされた開次さんの手に萌えました
コンティニ宮殿はロミュオーと熊谷さんのタップと平行してるんですが
ロミュオーの貴水さんも良かったです
現代的なカッコいい容姿
のびのある声量たっぷりな歌声
舞台経験が若干少なめでいらっしゃるので
ややたどたどしさはありましたけれど
そういう所が妖艶なクラリモンドにころっとひっかかる僧侶役にぴったり
あのカリスマ悪魔ダンサーズと共に踊りきった運動神経
蹴られても心配にならないたくましい体躯^^;
その馬、馬車の場面!!
ヤンさんは出ていらっしゃらないけれど大好きな場面
音楽がいいし、振り付けも素敵!!
馬車に乗り瀕死のクラリモンドの元へロミュオ−が駆けつけるって場面ですが
実は馬も馬車も悪魔なんですね〜〜〜
その知らせを持ってきたのもタップの悪魔さんでした
月もない夜、町から町へ、森の中、街道を走りぬけていく馬車
しかしもうひとつの目で見れば
森には魑魅魍魎のうめき声が響き
街道には邪鬼悪鬼があふれ
ロミュオーの馬車には勝利を叫ぶ悪魔が乗っている
行く手をはばむ大きな石、水たまりも悪魔のしわざだったりする
そんな見えない風景が見えてしまうそんな場面でした
そしてクラリモンドの蘇生!!!
白いドレスに着替えられたヤンさんは
透き通るようなはかなさ、美しさ
ロミュオーさまに抱きかかえられ横たわる
美しすぎます
白磁のような肌、流れるようなお身体の線
死体にくちづけるロミュオー
カパっと見開くクラリモンドの大きな瞳
これから後はツボだらけ
一番官能的〜〜〜〜〜と思ったのが
手のひらへのくちづけ!!!!
これはちょっといけないと思います
うぶなはずのロミュオーの顔の寄せ方が〜〜〜
うぶじゃない(笑)
傷を治すためのキスというよりは
顔をうずめてるその感じがとってもヤラシイと思います。
あ、いえ、妖しいと思います(笑)
そして次なるツボは豹変です
「ほんとうでございますか?」
こ、怖い、でも怖いヤンさん好き(笑)
そしていよいよ
「わたしたちはいつ出発しましょうか」
「今」
やっとヤンさんのダンスシーンです!!
もっと踊って〜という声もあるようですが
私はインパクト強いこの場面だけで結構満足してます
こういうR18のダンスを踊られても品が落ちない
官能の世界でなお上品さと美しさを保ち妖怪にならない
ヤンさんのヤンさんたるところ
希有な女優さんです!!!
ロミュオーを喰い殺さんばかりのキスもツボ
そして♪一滴〜
こんなヤンさんを見れるなんてね
ヤンさんの哀れで悲しい女を見たいってずっと思ってた
必死で手をのばすクラリモンドをひしと抱きかかえるロミュオー
ここからはもうなんていうか
ふたりの世界
お互いの姿しか見えてないんじゃないかと思うような
熱いせつないラブシーン
♪死なないで、死なないで、と
歌うロミュオーの喉に歯をたて血をすうクラリモンド
ここがまたツボ(笑)
そういうヤンさんを見るのが夢だったってこともあるんですが
ロミュオーの喉が良い!
吸血鬼好みだ(聞いたのか!?)
クラリモンドに血を吸われるにふさわしい
健康的で美しい喉、
あごからのど、肩、胸へのラインがGood
友人と『首の短い人だったら絵にならんよね」と話したりしたもんで(笑)
♪あなたでなければイヤなの〜〜〜
こんなラブシーン見たことない!!!!
うっとり見とれるだけ
双眼鏡で(笑)
ああ、早くDVD見たいよ〜〜〜
墓があばかれ
赤いドレスのヤンさんの場面
生前のクラリモンドを思わせるような艶やかさ
髪型も素敵でとても綺麗で大好きなんだけれど
もう終わりなんだ〜と思ってしまう
♪不幸な方ね〜不幸な方ね〜
あのメロディーが頭から離れません
ロミュオーを見る怒りに満ちた悲しい目
もしあんな目でヤンさんに見られたら
きっと一生立ち直れないって思うほど悲しい目だった
あの悲しいまなざしに一生突き刺されたまま過ごしたロミュオー
若くして枯れ草のごとく
沸き立つ喜びも知らず
老いるまで小さな田舎の教会で過ごすなんて
ほんとに不幸な方
せめて死んだら地獄で
クラリモンドと愛の炎に焼き尽くされて
愛を実感して下さい
ふ〜〜
ほんとに終わってしまったんですね〜〜〜
キャストの方々のブログには達成感と虚脱感
Clarimondeの舞台で出会えたことの喜び
が綴られています
舞台に立たれていた方々の幸せは観客にも幸せ。
それ以上の幸せを舞台からいただきました
素晴らしいステージ
贅沢豪華なステージ
夢が叶い、わくわくさせていただきました
再演を願うには、悪魔さんたちのお身体が心配で願えきれませんが
あれば嬉しい(どっちやの^^;)
このステージの事は
きっと何があっても忘れない
忘れることなんて出来ないと思います
ありがとうございました
終わり