ANJU MIRA
DANCE CONCERT
FEMALE
Vol.5

2002.8.2〜4

 天王洲アイル アートスフィア

8.16

 名古屋 テレピアホール

8.18

 長崎市民会館

8.20〜21

 新神戸オリエンタル劇場 

キャスト

安寿ミラ
東山義久/佐々木重直
楓 沙樹/紀元由有


暑い夏!はじける夏!
ヤンさんのハートが燃えるFEMALE5なのだ!

幕が上がると舞台中央、後ろ向きに髪なびかせるヤンさん!
白いシャツにベージュのパンツ?
カッコいいマニッシュな感じなんだけど、
さっぱりした女性らしさも‥‥‥
福井亜紀さん振り付けでチューブの「夏を抱きしめて」

「Summertime」
帽子さばき、カッコ良く、
「Herida」(傷)
感情込めて熱唱。
トレンチコートが似合う女性ナンバー1!
粒ぞろいのダンサーさんたち
佐々木さんを中心に楓さん、紀元さんがハッピーに踊る「ヴォラーレ」!
ビールのCMの曲
手拍子入れたかったな。

舞台上手より東山さん登場!
「ウェストサイドストーリー」のジョージ・チャキリスみたいだ!
ラスト近くに赤いドレスのヤンさん登場。
ヤンさんは佐々木さんの腕の中でポーズ‥‥‥
(そっか、ふたりは付き合ってんだ‥‥)

東山さんは登場した瞬間から「こいつは俺の女だ!」
と挑戦的、ドキドキ。
「黒いオルフェ」
ヤンさんも元彼の姿に心は揺れる
ヤンさんに三角関係はよく似合う‥‥‥
きっとふたりは以前強く愛しあっていたんだろう
東山さんに腕を引かれ抱き寄せられて
心に身体によみがえる愛
ヤンさんは自らうわぎのボタンをはずし身体をからませていく
傷つけあうことで愛を確かめようとする危険な二人
「回想」

佐々木さんがもどり、前より激しくヤンさんを奪い合う
東山さんは佐々木さんの銃弾に倒れる

「太陽がいっぱい」
服部有吉さんの振りで
愛しても傷ばかりがのこる哀しみを
情感豊かに大きくダンスで表現してくれる

赤いドレスのヤンさんは舞台下手に静かに去る
暗転
赤い衣装の楓さんと由有さん、黒い衣装の東山さんと佐々木さんが
箱のまわりに寝そべっている
(ここの『赤・暗転・赤』が私には非常に印象的だった)
「Too darn hot」(ミュージカル「キスミーケイト」より)
ラストには何故か箱の上でジョン・トラボルタみたいに

編みかけの白いマフラを肩に、片手を高々上げてるヤンさんが・・
「恋に恋しておもてあみ」(ミュージカル「半神」より)
これが笑わずにおらりょうか!!
さっき、血はくような哀しみを踊ってたこれが同じヤンさん??
シマシマスーツに真っ黒でっかいサングラスかけて「イエイ!」だよ
楓さんと由有さんにバイバイして
東山さんと佐々木さんに「アンタらも編め」と
ヤンキー座りで……ヤンキー座りで……
あたしゃ、もう我慢出来んかったね
爆笑した!
白いマフラーの次は何故か突然黒エンビ

宝塚退団したてのほやほや初々しい楓さんが黒エンビでワルツ
憎い演出だね。
由有さんが相手役さんで
「ナイト・ワルツ」(ミュージカル「リトルナイトミュージック」より)

そして次はぬわんと、世紀のバイオリニストの登場だ
グレーのドレスでバイオリンを優雅に
ギリシャ悲劇「グリークス」より「ヘレネのテーマ」を実に優雅に
奏でてくださる‥‥‥‥うっとり‥‥‥
ヤンさんってバイオリンもお上手なのね(爆笑)
「今夜だけ」(ミュージカル「デュエット」より)

で、MC
「いちかばちか」のバイオリン悲話(笑)
キャスト泣かせの構成悲話(笑)
悲話でしっかり笑いを取る
さすがはヘレネ、ヤンさんなのだ。
「若さも男も通り過ぎていきました」で
次の展開を暗示して

「別れの夜」(ミュージカル「ロマンス・ロマンス」より)
デュエットもロマロマも観たけれど
あの時よりもさらに磨きのかかった歌唱だった
別れを歌うヤンさんが去り
踊っていた佐々木さんと由有さんが客席の喝采を浴びている
喜びあう若い二人
ブルーのガウンをはおり少し疲れた風情の女優ヤンさんが登場
自分から若い女優に心をうつした佐々木さんとすれ違う
微妙な表情‥‥‥楽屋の鏡にすわりうつる姿に愕然とするヤンさん
ここからのダンスが圧巻でした。

「All by myself」(前田清実さん振り付け)

ここまででテーマを持ったFEMALEは終わりだったと思う

後はフィナーレナンバー!!

「stronger」
白いおなかの見える衣装に着替えたヤンさんと
ダンサーたちがエネルギーいっぱいに発散する
ダンスダンスダンス!

「Super woman」
ヤンさん作詞のソウルフルな歌
私は平凡な女よ、スーパーウーマンじゃないわ!と
歌ってらした
私にとってヤンさんは、スペシャルウーマン!!

「夏をだきしめて〜リフレイン〜」
キャストを紹介しながらのダンス
楽しい弾むようなダンシングのうちに幕がおりる
〜カーテンコール〜
タキシードを着くずしたヤンさん
「My way」
哀愁に満ちた表情は次回作「ハムレット」を彷佛させる
ヤンさんにはやっぱり哀愁がよく似合う‥‥
佐々木さんにありがとうと
由有さんには友だちのように
楓さんには後輩への優しさと励ましを込めて
東山さんには情熱の相手役さんとして
この紹介の振り、好きだな
何度も上がる緞帳
客席の拍手、声援、‥‥‥今年のFEMALE5
これからさらに燃え上がる
東京編 終わり

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