ANJU MIRA
DANCE CONCERT
FEMALE
Vol.5


さあ、神戸編なのだ!!変なのだ!!わかっているのだ!!

FEMALE5にボケた頭は、どうやったら元に戻るの?

まずは、ボケとるのを認めることから始めよう!

♪ボッケテル、ボッケテル、ボッケテル、ボッケテル

↑って、それはミュージカル「半神」だろうが!!

そうなのだ!FEMALE5の音楽監督は笠松さんなのだ!!

いかん、観劇記が始まらない‥‥

ここは神戸なのだ!
私は今は田舎に住んでいるが、生まれたのは神戸市内である!
だから、神戸は私の故郷なのだ。
その神戸にヤンさんが来てくださる‥‥‥
嬉しい!

六甲山地の裾野にひろがる歴史ある水の都・神戸。
新神戸オリエンタル劇場は山陽新幹線、新神戸駅下車すぐ。
便利なのだ。我が家からも最も近い劇場である。
1時間かかるけど^^;

神戸にヤンさんがいらっしゃる、と思うだけでもう心は落ち着かない。
すぐそこにヤンさんがいらっしゃると思うと、
劇場に通わずにはいられない。

なんて可愛いファンなのだ!←鏡見てみろ!
(あ、あの場面が眼にうかぶ〜。私も一発踊らねば!←やめれ〜)

いよいよ開演

今回は皆様、客席に着くのが早い。
何故か!?
場内アナウンスがヤンさんなんですよ〜。
携帯のスイッチはお切り下さいますよう、とか全部ヤンさんが
アナウンスされるの。わーい*^^*

客電落ちます。場内シーーーンとなります。

聞こえてくるのは、優しいピアノの音色
バイオリンが旋律を奏でて
幕が静かに上がります

キャーーー!!

舞台中央奥の高いところに
潮風にセミロングの髪なびかせたヤンさんの後ろ姿
ふうわりと右の腕も風に揺れると、
ヤンさんのモノローグ

「夜も眠れないほど・・・・胸をしめつける思い・・・・」だっけ?
「君とふたりで夏を抱きしめたい!」
はい!喜んで*^^*

チューブの「夏を抱きしめて」

白いタンクトップにベージュのパンツ、白い靴。
東山義久さん(以後、ヨシさんでもいいですか?)
佐々木重直さん(シゲちゃんと呼ばせてください)
楓沙樹さん(タマオちゃん)
紀元由有さん(ユウさん)
の元気はつらつ、新鮮とれたて100%果汁みたいな今回の仲間の方達とダンシング!

いいなあ、いいなあ、爽やかで。
中央でビシっとポーズを決めて次は??

ジャズのリズムで「サマータイム」
帽子を手にタマオちゃんにバトンタッチして下手へ
シゲチャん、ヨシ君、ユウさんと踊って
ジャケットをはおったヤンさんが登場。
カッコいいんだわ〜
あの帽子さばき、ジャズのリズムにピタっとはまるあのダンス!

と、思ってたら次はトレンチコートに身をつつまれ
「エリダ(Herida・傷)」を切な気に歌われる
ラテン語?スペイン語?
そんなにせつなそうなお顔しないで下さい〜〜〜
また胸キュンしてしまいます〜

東京とはトレンチが違ってた。

「♪あああ〜ああ、あ〜あ」と
どなたか(ユウさん?たまおさんのようです)
の影ソロで寂しそうに振り返られて溶暗

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いよいよラテン!
哀愁おびたギターのメロディから始まるけれど、
すぐに暑い太陽照りつけてる、ここは情熱の国!
大好きなジプシーキングスの「ヴォラーレ!」

グリーンのジャケットのシゲちゃんと、紺の水玉、ユウさん
オレンジの水玉、タマオちゃん
楽しく陽気に踊ってるのだ!
ハッピーなのだ!
(なのだ!なのだ!と私はバカボンか!)

そこにやってきたのは
ギラギラと闘争心むき出しにした男、ヨシさん!
紫のシャツの前がはだけて野性的〜
なんの躊躇もなくシゲちゃんに挑んでゆく。
いったい、どこから来たんだ、この男。
ユウさんとタマオちゃんの胸によぎる不安

赤いドレスのヤンさん登場。
白いカーテンからすべり出た瞬間から艶やか
シゲちゃんに寄り添おうとしたヤンさんの眼にヨシさんの姿がうつる。

この瞬間なんだな。
私は思った
ヨシさんはヤンさんの昔の男
身も心も焼きつくすような日々を共に過ごした男だったんだ!って。
その濃密な恋に耐え切れずヤンさんは逃げ出した。
そしてヨシさんが追いかけてきた・・と。

陽気なダンスも波乱を予感させて終わり、
手拍子、足ぶみでユウさん、タマオさん、シゲちゃんは去っていく
シゲちゃん、なんでヤンさんとヨシさんをふたりきりにしたの?
これじゃ、またまたヘレネだよ〜

ダンスの余韻にひたろうとしてるヤンさんを
後ろからギュっと抱き締めるヨシさん

キャー!!そ、そ、そんなあ〜

バックに流れるのはタマオさんの影ソロ「黒いオルフェ」

ヨシさんはヤンさんの身体にはふれず、そばに立つ
ヤンさんは、その懐かしい匂い、たくましい胸に頬を寄せる

ギャーーーー!!!
このへんが、もう前田先生ったらこんな振り、付けないでー
でも好きよ〜の世界なんだなあ。

ヨシさんはスススーーと指先で腕をなでたり、女がその気になるまで
じっと待つ、自信たっぷりにね
さぞかし激しく燃えたふたりだったのだろう。

あ、イカン、よだれが・・^^;
ファンはこのへんでだんだん、おやじ化してくるのであります。
キャーヤンさんカッコいい!!と言っていた眼が
にやけたオジさんの眼になってくるのを自覚します(笑)
ヤンさんも男も女も演じられるけれど、
ファンもミーハーにもオヤジにもなれるのよね。
ヤンさんファンの醍醐味はそこにある!と言っても過言ではないでしょう!
わっはっは

吸い付くように身体を密着させたふたり、
狂おし気な表情
足にくちづけ、ひきずられ、転がされ
ハイヒールでヨシさんの胸を踏み付けて
男と女が等しく求めあい、成就する
オヤジ心もどこへやら、
うっとり見とれてしまったのは何故?

それは美しく、純だから

手を重ねたふたり
轟く雷鳴の中で見つめあい、抱き合い、
ヨシさんの唇をなでた指先を自分の唇に‥‥‥

こんなに美しく官能的なシーンがありましょうか!!

ヤンさんの少女のような初々しさの残る肢体と感性
大人になった美少年ヨシさんに乾杯!
なのだ!!^^;

テントに消えたふたり

カスタネットが鳴り、スパニッシュ
「回想」
脱ぎ捨てられた赤いボレロを握りしめ、投げ捨てるシゲちゃん
嫉妬の炎
シゲちゃんのダンス、抑制が効いてて好きだ
特に腕や手先、足先が男らしくていいな。

テントからけだるくヤンさんが出てくる
肩ひも落として‥‥
悪びれることなく、シゲちゃんと踊り出すヤンさん
いや、少しはごめんなさいって思ってるのかな?
けど、やっぱり複数の男に追いかけられるのはいつものこと
みたいな顔してる・・・^^;

昔の彼とすこし戯れただけ、今はシゲちゃん貴方よ、と
言ってるようにも見える。

が、そうは問屋がおろさない!

ギラリと瞳光らせシャツ脱ぎ捨てたヨシさん登場
シゲちゃんとヨシさんの間をヒラヒラと蝶々のように舞うヤンさん
貴女はなんて罪な人

どちらかが倒れるまで男を争わせてしまう

シゲちゃんを足蹴にするヨシさんは残酷で悪(ワル)の魅力にあふれてた

プライドも彼女も奪われたシゲちゃんはピストルを手にテントへ!
銃声が響き、シゲちゃんは放心したように帰っていく

ふと思う。
もしかして、ヨシさんもヤンさんの前の男を殺してきたのかもしれないって。

「太陽がいっぱい」
ヤンさんがうつろな瞳でテントからでてくる
また、ひとり男が死んだ
自分のせいで
これで何度め?これからもあるのだろうか?
そんな自分の運命(さだめ)を嘆くように
哀しむように、自分で自分を抱き締めるように
せつなく踊る
ヤンさんの白く細い腕や、華奢な身体が
寂しさや孤独を大きく表現してて大好き。
下手の光りにそっと手をあてるしぐさがあるけれど
あれは雷鳴の中、ヨシさんにしてたしぐさ
う、ヨシさんがうらやま〜

赤いドレス、足をひきずるようにヤンさんは消える


「Too darn hot」

そりゃ、暑いさ!暑すぎるさ!!
舞台で縦横無尽に軽々とダンスするシゲちゃん、ヨシさん、タマオちゃん、ユウさん。
男性は黒の上下、女性は黒の胸だけのインナーに赤いざっくり上下
6角形の台に座ったり、乗ったり、
シゲちゃんとユウさんのウルトラCもあったっけ
見ててスカっとする軽快なダンス!
でも「トゥーダンホッ!!」暑すぎるんだよね〜
凄いダンスだもん

なのになのに、最後の拍手は、最後の最後だけ出てきたヤンさんにさらわれる〜(笑)
しかも、暑いっちゅうのに、マフラーまで持ってきてる。
さらにそれを自分で編め!という
ふんだり蹴ったりですなあ(笑)
と、そこが笑いのツボなんですが^^;

ヤンさんに「女の子は引っ込んで」と手ぶりで言われる時の
タマオちゃんとユウさんの様子、日替わりだったような。
うっとり見とれてたり、クスクス笑ってたり
可愛かった。

男の子には編みかけのマフラー渡すんですが、
とんがった針先向けて渡すヤンさんに思わず小姑したくなってしまいましたわん(笑)

「恋に恋して表編み」
ヤンさんの唯一のオリジナル曲
お尻フリフリ胸フリフリのコミックダンス(?)
シマシマスーツにサングラスのヤンさんは
女にしとくのもったいないくらいカッコイイ!のにオカシイんだ。
‥‥‥‥ローズバット‥‥‥のオカシサよね

シゲちゃんにベンゼンの輪形6角形の台を片付けさせて
ヤンさんはヨシさんとワルツに乗せてご退場

「ナイトワルツ」
ミュージカル「リトルナイトミュージック」の曲
ヤンさんはシャーロットという魅力的な伯爵夫人だったわ〜
タマオちゃんが黒エンビ、ユウさんが黒のドレスで踊る
タマオちゃんはつい2ヶ月ほど前に宝塚を退団したばかり。
でもほとんど男役の癖は目につかなかったな。
私がタマオちゃんの名を一番最初にインプットしたのは
ナツメさんのニューヨークジョイスシアターの公演の時
ラグタイムの曲をとても軽やかに踊ってらした。
タマオちゃん、頑張ってね

「ヘレネのテーマ」
ああ、懐かしい〜〜〜今だに私の一番好きな役・ヘレネ
波間にたゆとう心地いい調べ‥‥‥
心地いい調べ‥‥‥
心地いい‥‥
あり?

ヤンさんがバイオリン〜
スタイルはバッチリね。このままリサイタル出来そう。
名古屋で一度だけ(すみません)完璧が出たそうですが
とうとう私は完璧!が聞けなかったわ。
‥‥‥‥でも、ギターよりは良かったとこっそり思うのであります‥‥‥
次は何だろ?(笑)

「今夜だけ」
ミュージカル「デュエット」より
♪今日だけはー愛させて〜
確かクオーグの別荘で枕かかえて歌う歌?

MC
(ところで、MC、MCってあたりまえみたいに使うんだけど何の略?)
(マスターオブセレモニーでした*^^*)

夏だから単純にラテン
キャストに恨まれたけど、その汗が素敵
FEMALE5本、
ストレートプレイ5本
ミュージカル5本
ショー5本
FEMALE5が20本目?と思いきや
朗読劇ラブレターズがあったわ、という話し
コメディーづいてる話し
半神の新潟の取材の話し(じーさん役を代表作にしないで)という女優悲話(笑)
受けないと深刻に悩むコメディエンヌ悲話(笑)
バイオリンにはドレミが書いてない!バイオリニスト悲話(笑)
悲話だけどもれなく(笑い)付いてます
そんなこんなでステージに夢中になってるうちに
「若さも男も通り過ぎていきました」

「別れの夜」
ロマンスロマンス(略してロマロマ)
♪いつーの日にか〜 わたしがまた〜
だわね。
ヤンさんの歌にはいつも驚かされる
絶対前より上手になっておられるんだもん
独特の声のひびきがヤンさんらしくて・・・

ふと思う
越路吹雪さんの人生がミュージカルになるようなことがあれば
是非、ヤンさんに演じてもらいたいな、って*^^*

別れの夜、舞台ではシゲちゃんとユウさんの若いカップルが
踊っている。
幕が下がり拍手をあびる若いふたり
ユウさんのコートを手にしたシゲちゃんとすれ違う微妙な表情
シゲちゃんはヤンさんから去っていくのね。
この時シゲちゃんの去っていく表情が色々あった
「申し訳ありません」って感じの時
「僕はもう貴女のものじゃない」って感じの時
あたりまえのようにすれ違う時
それによって振り返るヤンさんの表情も違う
だから、舞台は生物(なまもの)通ってしまうのよね

「All by myself」
ブルーのガウンのヤンさんは楽屋鏡の前にすわる
髪をほどき、うつる自分の姿に愕然とする
ここからは、もう女優安寿ミラさんの本領発揮っていうくらい
バンバン感情が伝わってきて、胸が苦しくなる
少し重たげなグレーのドレスが身体にまとわりつき
それをひるがえして踊るヤンさん
本当は疲れ切った身体に、自らムチ打つ女優としての運命
最後、毅然と顔を上げ歩いていく姿に
ヤンさん自身の舞台に生きるという覚悟を見たように思いました。


スペシャルバンドの皆さんによります
「リベルタンゴ」

キーボード&ピアノ 笠松泰洋さん
バンドネオン&ピアノ 啼(朋鳥)さん
バイオリン 室谷光一郎さん
ベース 長井健二郎さん
ドラム 萱谷良一さん

でーす!
ヤンさんとリベルタンゴといえば、「ラ・ノーバ」の群舞と
「YOURS」の赤いスリットバッチリのドレスの女ですね。


いよいよ舞台は終幕へ

「ストロンガー」!!!
キャア〜〜〜〜高くキラキラ光るポニーテールのヤンさん!!
ヤンさん、どんな髪形でも似合っちゃう
白い衣装でシャープにセクシーに!!
ああ、カッコいいんだわ〜〜〜

ほんのちょっとした腕の動きにドキっとしたり
ふと振り向いた表情に「キャー」と叫んだり(心の中でよ)
他の4人のダンサーさんたちもカッコいいから見たい!って
思ってもまた目はヤンさんに‥‥‥
重症じゃ‥‥^^;

「Super woman」ANJU作詞

さっきの白い衣装の上に白いレースのコートをはおって
パワフルに思いのたけを込めて歌われるヤンさん
ヤンさんが苦しい時、辛い時
抱き締めていてくれる人がいたらどんなにいいかと。
ファンはステージのヤンさんに拍手と声援を送ることしか出来ないんだもの

でもきっとヤンさんは、またステージに立たれる
どんなに傷付いても‥‥

ファンは思いを込めて見つめるだけ

あ、またラブレターになってもーた^^;
もとい!もとい!

胸キュンの歌が済んだら
夏爽やか!「夏を抱きしめて」で楽しく踊ろう!
はい、手拍子、手拍子
シゲちゃんたちも白いスーツで軽快にダンスの内に幕が下りる

再び幕が上がると

「My way」
タキシードの上着と、ライティングが象徴する
今の安寿ミラさんの思い
過去に、現在に、未来に託す思いが感動的に踊られる

大楽ではアンコールでもう一度踊ってくださり
涙こぼれそうになった

ラストはタキシードを肩にかけた後ろ姿
ああ〜〜素敵すぎます
ついていきます!

キャスト、バンドのみなさまを紹介し感謝の思いを
伝えられるヤンさん
そんなヤンさんにわたしたちは感動せずにはいられません

ヤンさんのファンになって本当に良かった!

おわり


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