2002(平成14)年11月の日記


11月29日(金)

 エントリーシートもそうだが、戸沼先生のレポート締め切りも今日までで、朝起きてから書き始める。「私の東京景観論」で1000字+写真。写真はネットで探そうかとも思ったけど、たまたま23日に千住の荒川土手の上から撮ったのがあったのでそれを使う。なんとか1000字にしようと最後のほうは適当になってしまったけど、こんなもんか。

 ガイド室で昼食ののち、キャリアセンターへ。T社のエントリーシート(書きかけ)を見てもらう。よく書けており、エントリーは通るのではないかというコメントをいただく。その代わり、このシートに書いたことの裏はきちんと詰めておいて面接で聞かれてもすぐに答えらるよう準備しておくのを忘れないように、とのこと。自己PRのところが書き出せないでいたので聞いてみると、目からうろこの落ちるような話を聞けた。……冷静に考えてみればあたりまえのことなのだけど、岡目八目というやつだろう。相談員の職員はこちらの話すことをよくうなずいて聞いてくれ、相談のプロという感じ。クラス担任や就職担当の教員にもこういう姿勢をぜひレクチャーしてくれないものか。

 戸沼先生の講義は若干遅刻して参加。今日は都市公団のえらい人をゲストスピーカーに招いての話。内容は公団住宅の変遷で、PRビデオなどいろいろ見せてもらう。公団というと役所体質で云々……とあまりいいイメージはないのだけど、設計屋さんとか技術陣にはそれなりに腕は振るえる環境であるらしい。これは公共組織のみならず民間企業にも通じる話だけど、そうした技術屋への報酬は、近ごろ研究員が退職したあとに企業を訴えるケースが増えているように、ちっとも割に合わないものである。


11月28日(木)

 家に帰ると4時で、妙にやる気を出しているときだったのでそのまま寝ないで家を出る。なーんだ、ほんの3時間しか寝てなくても気持ち次第でちゃんと動けるじゃないか、と、昨日とはまったく逆のことを、東京駅を歩きながら考えていた。……しかし、バイトを終えて2限の「都市構造特論」の教室に早めに入ると、もうそこまで。中川先生はいつも遅れてくるし、それまでと思って寝に入る。

 ところが、中川先生は11時10分になってもやってこず、自然休講になってしまう。S藤くんや他の学生は次々と帰り、51号館8階の教室はとても静かだったのでお弁当を軽く食べてから今度は横になって寝る。イスがでこぼこしているのでぐっすりとは眠れなかったものの、14時過ぎまでそのまま。よっこらしょ、と起き上がって顔をたたくなどしてしゃきっとさせ、T社のエントリーシートに取り組む。書き始めてしばらくして、F社のエントリーシートのようにあれもこれも書いてしまっていることに気づく。……F社のときにはそれが自分では分からなかったのだから、進歩である。

 14時半を過ぎたので教室を出、海城高校へ。今年最後の勤務。終わったらまっすぐ家に帰る。


11月27日(水)

 前日は5時間“しか”寝られず、寝不足ぎみ。朝の京葉線は6時38分の快速を見送って、空席のあった40分発の各駅停車で“ズレ勤”。京葉線と中央線では爆睡。……23日のエクスカージョンに来ていたニ文の社会人学生の方が「前の日は5時間しか眠れなくて」と言っていたのを聞いて、やっぱりそうだよな、僕は最低7時間、できれば8時間寝ないと次の日がしゃっきりしないというのは変じゃないんだよな、と思うようになった。でも、前期の「自動車工学A」でホンダの小林先生が「学生時代に4時間以上寝たら、寝過ぎ」と言っていたことも大脳の片隅から離れない。

 「交通システム工学」「都市システム解析」を終えて研究室に戻ると、今日のB3ゼミは僕とK藤くんの担当、という。この間担当したばっかりなのに、とよく考えて見るとM1の学生は7人で先生のいないときのゼミはM1の学生2人で担当していくので3回に1回は担当する計算になる。……B3のゼミは英文で書かれた論文の講読で、内容はエンジンの燃焼に関するお話。前の論文は確か新エネルギーに関してだったので少しは理解できたが、今回は全然分からず、かといってゼミなのだから分からないところをB3の学生と一緒にディスカッションして勉強するくらいでもいいじゃないか、と、ゼミ中は自分でもよく分からなかった部分について質問を投げてみる。学生が答えても僕は正解を知らないのだから、他の学生にも発言を求めると誰も手を挙げない。するとK藤くんが「教えてあげなよ」と言うので、実は僕が分かってない旨言うと、K藤くんが解説してくれて終了。決まった正解のあり得ない社会科学系のゼミ(火曜に参加している杉山ゼミなどがそう)と違って、理工系は社会科学に比べると決まった答がある程度あったりするからか、学部2年・3年の実験での発表では、ちょっと学生が間違ったことを言ったりすると教員からのツッコミの嵐になり、しまいには教員が前に出てきて解説して終了、というパターンがほとんど。だからなのか、せっかくのゼミでも誰も発言したがらない。よくない。

 ゼミ終了後、まっすぐ家に帰って晩ごはん。なぜか有名な料理屋の弁当が2つあり、僕と妹の分だというのでおいしくいただく。……そういえば昼はクリニックの従業員の人と昼食会をやるとか言っていたので、ついでにとってくれたのだろうか。ごちそうさまでした。

 浦安駅近くの銭湯「松の湯」に浸かったあと、22時半ごろ局入りして仮眠。日付が変わって2時から1時間の番組を終えたあと、ディレクターから1月改編について話がある。

 話をしながら、あるいは局を出てから、エントリーシートを書いたり、キャリアセンター(旧:就職課)で相談をしたり、はたまた23日の海外派遣報告会の懇親会でマイクを向けられたり、昨日杉山ゼミで発表したりしたときに、変に緊張したりすぐに言葉が出なかったりしたのは、何かこう依頼心というか依存心が強くあったからなのだと確信し始める。本当は緊張していたってまごまごしていたって誰も助けてなどくれない世の中だというのに、いつしかそういう心が芽生えてずいぶん大きく育ってしまったのだろう。仁宇布にいたときY生さんが「君は権利意識が強すぎる」と言ったのも、裏を返せば依存心とか依頼心といったものを指摘していたに違いない。

 さらにもうひとつ、よく言えば客観的に自分を見ている、となる(そう言われたこともあるので)のだけど、自分自身に対して一歩引いて物事を考えてしまう癖があるのだなということにも考えを及ぼし始める。常に一歩引いているから、物事に対してリアルタイムで反応できなかったり、何かについて本当に熱中したことがここ何年かないなどといったことになるのだ。リアルタイムな反応ができなくて、さらに依存心が強いとなると、いったい自分というものをどこに持っているのか、というレベルのお話になる。特に、ラジオというスナーとのコミュニケーションにリアルタイム性が求められる面が強いメディアでは、それこそ「パーソナリティー」性の欠如が露呈してしまう。そんな人ウチの局には要りません、となって当たり前なのである。

 明日の編成会議の結果がどうなるかは終わってみないと分からないけれど、日々精進あるのみ、停滞は死滅だということだけは決意する。


11月23日(土・

 朝5時半には起きる。テレビをつけると「あさ天サタデー」をやっており、「ズームイン!! SUPER」が始まるまで毎日やっていたころのままの雰囲気でなつかしい。

 月曜2限「農村社会学」のエクスカージョンがあって12時45分に北千住駅集合なので、秋葉原や御徒町でも寄っていこうかなーなどと思いつつ、洗濯をしたり木曜日に撮影した写真を受け取りに行ったりしていると10時ごろになってしまい、秋葉原はあきらめる。……しかし、整髪料に使っている椿油がなくなってしまったのでこれは御徒町の多慶屋で買っていかなければいけない。定期券は秋葉原まであるので最初は歩いて行くつもりだったけど、とてもそんな時間はなくなって御徒町まで山手線に乗る。乗り越し運賃130円也。自動精算機で現金精算するとお金が出ていくのが実感できるけど、前もってチャージしたぶんとはいえ、自動改札がピピッと鳴って画面に表示されるだけだから歩こうと思えば歩けるところでも結構簡単に乗り越しをしてしまう。回数券を買っている地下鉄もしかり。

 御徒町から北千住まではJRも地下鉄も同じ160円だけど、地下鉄の土休日回数券を持っているので仲御徒町から地下鉄に乗って北千住へ。20分ほど早めに着くことができたので、モスバーガー北千住センター通り店でフレッシュバーガー(304円)の簡単な昼食。

 集合時間に若干遅れて北千住駅に戻ると、前回よりもずっと多い人々。前回は西武線の航空公園だったのに対して今回は都内だからだろうか。相変わらず早大理工からの参加者は僕だけで、あとは第二文学部の「建築文化論」の学生と、橋本先生の本務大学の武蔵野美術大学の人。

 北千住駅周辺の千住宿の名残などを見ながら歩いて、常磐線でひと駅、南千住へ移動して今度は小塚原刑場跡や山谷地区を歩き、「カフェ・バッハ」でコーヒーとケーキをいただいて17時半ごろ解散になる。「カフェ・バッハ」は、検索してみるとコーヒー党の間でご主人が有名のようだけど、もともとは奥さんが山谷に住む日々労働者(日雇い労働者)のための喫茶店づくりを手がけたのが始まり。何杯飲んでもお腹がきつくならない良質のコーヒーに、何時間いても疲れないゆったりしたソファは、それが原点。沖縄サミットにコーヒーを納入した店としても知られる。

 「カフェ・バッハ」で解散とはいえ南千住駅まではいっしょで、そこで常磐線に乗る先生たちと別れて日比谷線に乗る。新浦安から「おさんぽバス」(浦安市のコミュニティバス)に乗って文化会館へ。「おさんぽバス」は批判の声ばかり聞くけど、乗車率も決して低くないし(19時過ぎでも座席がさらっと埋まっている)、失敗例も少なくないコミュニティバスの中ではうまく行っていると思う。小型の100%ノンステップ車は当時ヨーロッパ製しかなかったし(国産では先日の商用車モーターショウで日野とトヨタが「参考出品」(=まだ商品化されていない)した段階)、石原都知事がペットボトルに入れて見せているススを出さない天然ガス自動車にしているのだからコスト高は致し方ない。段差だらけの国産現行車種を採用してススを大量に吐き出すクルマを市の政策として導入するのもどうかという気はするし、かといってこのコストをすべて運賃に反映させるととても利用できない運賃になってしまうだろう。日本ではまだなじみがないが、欧米ではすでに市内公共交通は赤字で当たり前、という認識が定着している。小さい政府を目指す日本では時代に逆行していると怒られそうだけど。

 文化会館大会議室で開かれていた今年の浦安市青少年海外派遣報告会にたどりついたのは19時半。17時半から行われていた発表はすでに終わっていて懇親会になっていた。先輩派遣生から一言ずつ、なんてマイクをいきなり持たされてもほとんどしゃべることができず、自分でもどうしちゃったのかなという感じ。こんなところで緊張するような性格ではなかったのだけど、近ごろ悪い緊張ぐせがついてしまったようで、就職活動を控えてこれは大変よくない。

 去年は新浦安駅前のWave101が会場だったのに対して文化会館が会場だったので教育委員会主催の1次会が終了してから派遣生が独自に集う2次会への移動に少し手間取ったものの、去年と違って高校生の面々も混じっており居酒屋ではなくサイゼリヤへ。初耳だったのだけど23時を過ぎて制服で歩いていると補導されるそうで、日付が変わる頃には僕と2回生のY津さんともう1人の3人になった。……派遣当時は中学・高校生だったけど、年月を経て今になると社会人になったり学生だったりみんな一生懸命やってるんだなというのが伝わってくる。すっかり隠居気分になっていた早稲田にいては分からない、自分はまだ23歳じゃないか、といったようなことを薄々と感じ始める。


11月22日(金)

 「交通論」が終わったあとガイド室でお昼ごはんを食べ、「キャリアセンター」(旧:就職課)へ行ってみる。いま手元にあるエントリーシートには「自分の魅力をPRしてください」という項目があり(しかもその欄が一番大きい)、自分はこんなにすばらしい人間なんです、なんて書けるわけないじゃん、と困っていたので相談にのってもらおうと思っていた。すると大隈講堂でやっていた就職講座のビデオがあり、とりあえずそれを見たらなんとなく分かったような気がして引き揚げる。

 5限の「現代都市・地域論B」の教室へ行くと真っ暗で、休講掲示なんて出ていたかなととまどう。22号館の掲示板には語研の休講掲示しか出ていないし、理工と文学部あたりのオープン科目みたい(理工学研究科の科目でもある)だからそちらへ行かないと分かりそうにない。あいにく22号館端末室は待っている人がいるほどの大盛況で、Webでも見られそうにない。困ったな、ともう一度教室へ行ってみると、「現代都市・地域論B」の学生が何人か集まっており、どうやら休講掲示が出ていたということはなさそうで、電気をつけて教室に入る。

 ゼミが長引いたそうで15分ほど遅れてきた社学の早田先生(都市計画)の担当するテーマは「サステイナブル」。久々にメモをとりながら講義を聴いた。……しかし、PCを使って講義をすると事務所に伝えてあったそうなのに全然準備ができていなくて講義開始がさらに遅れたばかりか、呼ばれてやってきたTAがAV機器の入った棚のカギを先生に取りに行かせるなど、ひどいもの。たまりかねてTAを問い詰めると、カギは先生でないと貸してもらえないことがある、と言う。前期に理工で「自動車工学A」のTAをしたときは(そういえばそのバイト代はまだ出てない…)まったくそんなことなかったのだが、西早稲田特有の体質だろうか。予備校産業はあまり好きではないけれど、代々木ゼミナールなどはそういった教員のサポートはよくできているように見えたなと思い出す。


11月20日(水)

 というわけで4時半起床。これだけ早く起きると朝でも余裕がある。朝ごはんもそれなりにしっかり食べて6時38分の快速電車に乗れた。いつもは大行列のドトールも10分早いだけで全然並んでおらず、バイト先には定時の5分前に着く。「早いね〜」と社員の方に言われたけど、本当はこの時間には毎日いないといけないわけで、妙な気分。

 研究室の手前ですれ違った4年生の某くんから「先輩ってホームページ持ってるんですねー」と言われてびっくり。本名でやっているのだから検索すればすぐ出てくるわけで、本当はそんなにびっくりすることではないのだけど、もとワセダニアン・ナッツのH色さんが書いておられたように、こちらが想定していない人でも見ようと思えば見ることができる形で日記を公表しているとなるとやっぱり書けることと書けないことがでてきてしまうよなー、と、4年ほど前に某掲示板への書き込みをめぐって少々立場を悪くした経験があるだけに少し考えてしまう。……学生でいるうちは現状維持のつもりだけど、社会人になったらどうするか早いうちから考えないといけない。公表しないでノートか何かに日記をつけるという方法もあるのだけど、そんなことをしたら途端に書かなくなりそうだし。

 2限の「交通システム工学」、3限の「都市システム解析」は、前者が54-401、後者が53-402(52〜54号館は同じフロアどうしが通路でつながっている)なので、2限の時点でお弁当もいっしょに持ってゆき、昼ごはんは研究室(58号館2階にある)に戻らずに食べる。……ここ何日かの講義で少し感じていたのだけど、ノートをとる量が減ったなと思う。後期が始まったころは黒板に書かれなかったことでもどんどんメモしていたのだけど、疲れてきているのかもしれない。学部生のころに比べるとずいぶん授業は減らしたつもりだったけど、週12コマでもとりすぎだったのだろうか。


11月19日(火)

 昨晩は比較的早く22時半に寝たのに4時半に目覚ましが鳴ってからまた寝てしまい、気がつくと5時50分。さすがにあわてて6時49分の快速電車。

 バイトが終わって、普段なら直接西早稲田へ行くところだけど今日はいったん研究室へ寄って、必要なコピーをしたり、まだ誰もいなかったのでMDに録音しておいたNHK「英語リスニング入門」を聴く。10月分のテキストは1度も使わず、11月に入っても先週やっと火曜放送分を録音しておいたのに結局聴かずじまいで、今回が初めて。別に後ろめたいことなど何もないのだけど、誰か他人の目があるとやりにくい。

 徒歩で西早稲田へ移動して2限は「交通論」。3限からの杉山ゼミはJR東海の方が道路公団問題について発表。これが意外と長引いて17時になってしまい外は真っ暗。一部の企業がエントリーシートで求めている“全身写真”をN須野に撮ってもらおうと思っていたけど真っ暗になってしまっては仕方がない。締め切りまで約1週間なので「サービス版大、背景自由」ではあるものの自分で撮るのはあきらめて写真屋さんで撮ることにする。

 というわけで今日はまっすぐ家に帰って夕飯。写真屋といっても去年の大学院入試のときに写真を撮った「写真屋さん45」はひどかったうえ、かといっていまから伊勢丹で撮っている時間もないので、両親にこの辺りでちゃんとした写真屋はあるかと聞くと、「写真や平松」を教えられる。さっそく電話すると、一応19時までだけど事前に言ってもらえれば遅い時間でもOKという話で、とりあえず木曜日の19時でお願いする。

 あとは、ずっと放ったらかしになっていたUFJ総研の勤務表を、古い手帳や日記などと首っぴきでつけ(4〜7月の話なのでそういうのに頼らないとちっともわからない)、前期の「機械工学の展望」TAの勤務表もまだ全部つけてなかったっけなと思いつつ、どこまでつけて事務所に提出していたかも忘れており、控えは研究室に置いてあるのでこれは明日以降に持ち越し(振込金額から逆算すると4〜5月分だけ申告してあるようだけど)。

 疲れたし、明日の夜はほとんど寝られないので21時半には寝ようといろいろ片付け、22時少し前に就寝。


11月18日(月)

 2限の「農村社会学」終了後、15時ごろまで研究室にいて西早稲田へ移動する。その途中、51号館ラウンジで大聖研と草鹿研のM1が集まっていて手招きされたので行ってみると、「ゼミいつがいい?」と聞かれた。11月6日に予定されていたゼミが流れ、それ以来ずいぶん間があいてしまったものの相変わらず水曜5限のゼミ開催は無理なようなので今週だけ曜日を変更してやりたいと先生が言っているのこと。……そうはいってもそのほかの時間は誰かしらの都合が悪く、なかなか決まらないでいるようだ。誰かが「歩く法律だか何だか知らないけど、困るよなー」と口にしたのは冗談だったようだけど、でも実際困るよなと思う。とりあえずその場では金曜夕方に決まる。

 ガイド室へ行くとF田くんとT田くんが新しい自己紹介用紙を記入しながらずいぶん濃い鉄話をしていた。意外にも徐々に鉄道マニア人口が増えつつあるらしい。。。僕はウインドブレーカのポケットから学生証を回収。前回ツアーをした9日に図書館の前でお客さんに見せたあとウインドブレーカにしまったまま忘れていて、昨日、神宮球場で学生券を買おうとして初めて気がついた(学部時代の学生証を持っていたのでそれで学生券が買えたけど)。

 5限の「都市交通計画研究」は学生3人に東大新領域の先生1人なので最初はずいぶんおいしい科目だなぁと思っていたのだけど、どうも先生にどれだけの熱意があるのか疑問に思えてきた。噂話では研究のネタに困っていて学生の発表からアイデアを得ている、とも聞くし、あんまり熱を入れても何か先生からバックがあるわけでなしに単に東大を利するだけになるのかもしれない。

 6限の「都市計画特論(後藤先生)」に出たあと、いったん研究室に立ち寄ると、金曜夕方は先生の都合が悪いのでさっきの話はなしになったと言われる。

 新大久保駅への途中にある立ち食いそば屋で天ぷらそば(330円)で夕食。ここ、そばはそこらへんの立ち食いそば屋レベルだけど、天ぷらはここで揚げているようでそこそこおいしい。


11月17日(日)

 朝起きると7時。だらだらしていたら家を出るのは9時20分くらいになってしまう。

 神宮球場の近くへ来ると「紺碧の空」が聞こえ、当然のことながら「間に合わなかったか」と言う想いと、まだ1回の攻撃なのかとちょっとホッとした気分になる。鉄研の連中はまだ来ておらず、六旗会の人たちと神宮大会準決勝の対東北福祉大学戦を応援。それにしても昨日広島大学戦に勝っただけで準決勝進出とは、いくら東京六大学リーグがシード権を確保しているとはいっても何だか拍子抜けする一方で、明日で終わるので大学院生にはありがたい。

 春の全国大会もそうだったけど相手校は応援団を持っていないのか野球部の補欠とおぼしき即席のリーダーを仕立てていて、特に明治大学の応援曲にもなっている「狙いうち」でのテクは非常に怪しいものがあって大変笑えたが、試合のほうが和田がひどいものでなんとまぁ5−2で負けてしまう。トーナメント戦なのであっけない幕切れ。応援部の4年生にとっては第2試合が控えているあわただしい中での最後の神宮球場になった。……ただ、K原くんに聞いてみると毎年早慶戦が終わったとにやっているセレモニーは、優勝祝賀会(@戸山キャンパス)が終わったあとに一応やったとのこと。

 2時間くらいで終わると思っていた試合は終わってみれば13時ごろで、15時半までに東京ビッグサイトだと家に帰っているヒマはないかなぁ、と微妙だけど集合場所をちゃんと手帳に控えてくるのを忘れたのでやっぱりいったん帰る。本当は洗濯もしようと思ったけど30分くらいの滞在では難しいかった。明日以降に先送り。

 家で簡単な遅い昼食をとり、集合場所もチェックしていざビッグサイトへ。新木場からのりんかい線でSuicaが使えるのは12月からで、あいにくパスネットも残額が40円なのでキップを買おうとすると券売機はすでにSuica対応になっていて、パスネットのカードが入っていかない。よく見るとパスネットで乗車券を購入する人は改札口へ、と掲示があり、改札口でキップを買う。なぜか券面には「国展駅発行」(このキップは降りるときにもらった)。ちょうど15:03発が行ってしまったところで、次は10分発。埼京線直通開始を控えた10両編成の車内はガラガラだけど、以前は空きが目立っていた広告スペースはすべて埋まっている。時間になって発車すると国際展示場までは2駅5分。待ち時間のほうが長いことや、たった5分の距離で230円もかかるのは何とかならないのかなといった気分。しかも運賃は12月から値上げされるといい、最近開業する路線はどれも建設費高騰の影響で運賃が高いのが特徴だけどりんかい線の場合は長年放置されていた京葉貨物線の未成線跡を活用した路線なのだから建設費はそれほどかかっていないはずだと思うのだが……。とはいえ、りんかい線がなければいったん都心へ出て「ゆりかもめ」に乗るとか都バスに乗らなければお台場や有明には行かれない(もしかしたら新木場からバスがあったかも知れないけど)ので、近道代だと思うことにしている。

 ビッグサイト西棟で開かれている同人誌即売会「COMITIA」会場内が、何度か泊まっている北海道和寒町福原の旅人宿「ゆきのおと」東京大会(=一部のユースホステルや旅人宿には宿泊者や関係者が東京などで集まる「大会」がある)の集合場所なので入っていこうとしたら入り口でスタッフに制止され、入場にはパンフレット(700円)の購入が必要と言われてしまう。しかもあと5分で終了という。旧早稲田祭で批判を浴びたパンフレット購入強制はこうした場所で健在。うまみがどれだけあるのか分からないけどそのうち過激派や暴力団の資金源になる日も近いのだろうか、なんて思ってみたり。

 いまから700円払っても仕方がないので終了まで待ち、先に来て中にいるK田と電話しているうちに出口側のスタッフがいなくなったのでそこから入場。「ゆきのおと」宿主のW田さんが出店している場所へ。玉入れでも顔を合わせ、仁宇布にも来ていたY沢さんの顔も。とりあえず集まった面々でビッグサイト近くのベローチェへ移動して30分ほどお茶。ブレンドコーヒー(150円)にりんごのショートケーキ(250円)を食べる。この店、レジのお姉さんのバッジをよく見ると「店長」と書いてあり、某ゲームで23歳でファミレスの店長とかそんな設定があったときは現実じゃ絶対ありえないと思っていたのに、そんな企業もあるのかと少しびっくり。。。。K田に話すと、「話は分かるが、例えがゲームという時点で終わっている」とか言われた(^^;)。

 17時ごろ、都バスで都心へ出てお酒の席になることになり、バイクで来たという2人が別れて総勢6人で東京駅へ。あちこちさまよった挙げ句に銀座の「北の家族」。いろいろな話しは尽きないまま、21時ごろまで。有楽町駅前で解散になり、東西線で帰るK田とあともう一人の人と京葉線の東京駅まで歩いて京葉線。電車1本で帰れるなんて幸せ、、、なんて思っていたらPHSの目覚ましをかけていたにもかかわらず寝過ごして稲毛海岸まで行ってしまい、マックスコーヒーを飲みながら新浦安までひき返す。

 家に帰ってからは1時ごろまでだらだらネットをしてから寝る。


11月15日(金)

 例によって朝ごはんは温泉たまごをごはんにかけたものだけで家を出る。

 道路公団ネタでにぎわう新聞の切り抜きを作成して(本当にバイト先は鉄道会社なのか、というくらい道路ネタばかり)、普段は9時半までバイト代が出ているところを9時ごろには終わらせているのが、フルタイムどころか9時40分くらいまで働く。

 今日は午後からキュロス先生の相手をするので携帯サイズの辞典を持ってこようとしたら、昨年の夏休み以来使っていない(はずな)のですぐには出てこず、「辞書くらい買っちゃいなさい」と母に言われたのと、前持っていたのは父に箱を捨てられてしまった(父は辞書の箱とかメモ用紙の飾りなどは全部捨てる性)のでボロボロだったから、新しいのを買うのも悪くないな、というわけで、新宿のチケットショップで図書券を2000円分購入。……辞書がだいたいいくらくらいだったかよく覚えておらず、家を出るまでにamazon.co,jpあたりで調べてくるんだったなと思っても遅い。

 大久保キャンパスに置いてある自転車で西早稲田へ行って書籍部へ行くとデイリーコンサイスが2900円。あちゃ〜、こんなに高かったか〜、とよく見てみると2色刷り。単色刷りってないかな、と他社のもいくつか見たけどどれも2色刷りで値段もほぼ同じ。……あとで、朝出てこなかったデイリーコンサイスが出てくると同じのを2冊持つことになってしまうので、和英に発音記号がついていて使いやすそうな講談社版を購入。……昨日の「だるま」でT光さんが「講談社は絶対に許せない」(事の発端は省略)と言っていたのをふと思い出して、せめて集英社版でもあればなぁ、マス研のK田くんも集英社だし、、、と思いつつレジに向かう。

 2限の「交通論」が終わってから自転車で理工へ戻り、12時半にキュロス先生と待ち合わせ、千駄ヶ谷へ向かう。辞書と首っぴきで新大久保周辺の家の値段とか、飼い犬を散歩させている人を見かけないがなぜかとか、カラスが多いとか、都営アパートにはどんな人が住んでいるのかとか、いろいろな話に応じる。きちんと通じたかどうかはあまり定かではないけれど、おおむね理解してもらえたようだ。

 シンポジウムは事前に申し込んでいなかったのもまずかったのだろうけど、英語の資料がなく、困ったもの。しかし、大聖先生のレジメ(スライドを紙出ししたもの)を取り出して見せると「これは何回か見たことがある」という返事。確かに、私も「環境学特論C」や「自動車工学A」などなどで何度も見ているスライドで、どこへ行ってもどんなテーマでも同じような話をしているのだろう。とはいえほとんどの聴衆にとっては初めて見る資料のはずで、決して悪いことではない。

 15時半に第1部が終わったところで帰ることにすると、キュロス先生もいっしょに帰ることになり、一昨日作った地図はなくてもよかったことになる。僕は22号館で5限なので外苑前から地下鉄で行くことに。……そうしたら、なんとキュロス先生のメトロカードが自動改札で引っかかってしまった。見てみると、昨日高田馬場駅で入場記録があるだけで出た記録がない。そういえば三鷹へ行くとか行ってたので、おそらく三鷹駅で精算したままになっているのだろう。駅員のところへ連れていくと、見た目は日本人とさほど違わないのでその中年の駅員は「お客さん、昨日高田馬場で…」と日本語で説明を始めてしまう。あ、すいません、この人日本語が分からないので、、、とお願いすると「なんだよ、こっちは日本語じゃなきゃ分かんないよ」と、いわゆる“逆ギレ”に遭ってしまう。世界都市東京最大の交通機関たる営団地下鉄の接客要員が片言ですら英語ができなくてどうする、と思うけど、とにかく三鷹駅で着駅精算をした証明書を渡されたはずだ、と駅員は言うので非常に心もとない英語で聞いてみると「そういえばもらった、しかしどこかへやってしまった」というような答え。……だそうなんですけど、と駅員氏にお伝え申し上げると「その紙がなきゃダメなんだよ、まったく、今日だけはやるから、、」と言いつつ処理をして返してよこす。……キュロス先生一人で帰していたら大変なことになっていた。

 JRもJRで、絶対になくさないようにと念を押して渡すとか、その紙片に英語でも説明を書いておくとか、せめて紙片とメトロカードをクリップ留めでもして渡してくれればいいのに、という思い。とにかく外国人にとって電車の運賃制度ほど分かりにくいものはなく(僕でも海外で地下鉄を利用するときなどはSFカードかフリーパスを購入する)、電車は直通するのに違う会社をまたぐと降りるときに現金精算して……などということは外国人には到底理解できるものではないのではないか。せめて、この紙片を次に使うときに駅員に見せてカードを処理してもらう旨がちゃんと伝えられるようなマニュアルくらいは揃えておくべきだろう。。。。。。どちらにしろ、外苑前駅の駅員氏のような態度は論外なのである。

 営団地下鉄のウェブサイトで調べたときは「Gaiemmae」だった外苑前駅は、なんと看板を見ると「Gaien-mae」という表記になっており、なんだよーと思っていると車内のドア上にあるあの光る路線図を見るとそこは「Gaiemmae」。実はいいかげんだったのか。反対側に渋谷行きの電車が入ってくるとキュロス先生は台車のほうを見て「この電車はエアサスペンションなのか」と聞いてくる。そうです、コイルサスペンション(指で螺旋を描きながら)のは古い電車です、と言ったところで、「エアサスペンション」が「空気ばね」だとしても「コイルばね」って「コイルサスペンション」でいいんだろうか、、、なんて思っていると、キュロス先生は何やら言ってばねを押さえつけるようなしぐさをしたから,、通じたのか、あるいは板ばねのことを言っていたのか、よくわからなかった。……日本ではだいぶ前にはコイルばねから空気ばねに移行しているけど、フィリピンの電車はどうなのだろう。

 溜池山王で南北線に乗りかえる。「ホームには壁(=ホームドア)があるし、駅もきれいだ」というようなことをキュロス先生は言う。シンガポールの地下鉄もこんな感じですよ、と伝わったかどうか分からないけどそうやって返す。電車に乗ってから、そういえばこの電車は自動運転なのだと教えてあげたらびっくりしたかな、とも思ったけど、それだったら運転室のうしろでかぶりつきをしたほうがよさそうだし、わざわざそこまで行くのも……といろいろ考えているうちに飯田橋。

 大隈講堂前でキュロス先生を理工バスに乗せて別れ、いったんガイド室に寄ってから「現代都市・地域論」。土木の関根先生の最終回。横路にそれてばかりの講義だけど、学生にとってはむしろそのほうが楽しい。最後になって、建設会社勤務という学生から、国立市長が「水の地産地消」を唱えているがダム政策について何かコメントはあるか、と質問が飛ぶ。関根先生が講義の中で従来のダムやコンクリート河川に頼ってきた治水政策に疑問を呈し、水防政策における市民参加の重要性を説く一方で、ほとんどの市民がまったく関心を持たない現状では流域住民ではないが強い関心を持つボランティアの声が大きくなりがちであり、それでいてそのNGOやNPOがまったくオープンな組織ではないケースがよくあることは問題ではないか、と触れていたのに対しての質問だ(国立市長は市民運動出身……のはずなので)。すると、飲み水確保の観点からはダムの必要性は依然としてある、日本ではこれから人口が減ってゆくので新規のダムの必要はあまりないかもしれないが、これから爆発的に人口が増える南アフリカや東南アジアの地域、特に東南アジアは日本と同じ温帯モンスーン気候であり、この気候下で都市化(都市住民の飲み水を確保して供給してきた)のノウハウを持つ国は世界にもほとんどなく、日本・韓国・中国くらいなもので、現在、マスコミでダム不要論が強く喧伝されている状況下では高校生が大学で河川工学を志望するわけもなく、将来、日本は恥ずかしい思いをすることになるのではないか、という話だった。

 5限終了後、工学院大学へ移動してイブニングセミナー。今日のテーマはズバリ「サステイナブル・シティ」。私の研究テーマだ。本でしか読んだことのなかった事例がたくさん出てきて、やっぱり本と講義は微妙に違うなと感じる。……しかし、カゼをひいている上に、朝の卵かけごはんと昼からのシンポジウムとこのイブニングセミナー前におにぎりを1つずつ食べただけなので、疲労は極限に達しており、質疑応答のところでついに寝てしまう。。。

 20時半過ぎに工学院大学を出て、このまま家に帰りたいなぁと思いつつ、約束してしまったので研究室へ。……ところが、別に仕事があるわけでもなく、23時半過ぎに花が届くまでモビリティ研究会係3人とも帰るわけにも行かず、京葉線の終電に間に合うぎりぎりまで居眠りしながら研究室にいる。

 「乗り換え案内」によれば、京葉線終電に間に合うのは新大久保22時55分発の山手線内周りなのだけど、ちょうど工学院大学から研究室に向かう途中で起きた上野駅付近での線路内立ち入りが響いて15分ほど遅れていて、発車案内表示は(時刻欄は消えていたけど23時46分発の)品川行き。「乗り換え案内」では代々木0時02分発東京行きに乗らないと京葉線終電に間に合わないのであせりつつ(さすがにこの時間になると山手線でも運転間隔があいて時刻表が気になる)なんとか新宿で同時進入でつかまえることができ、ふぅ、これで帰れるぞと安心したのはどこへやら、結局京葉線の終電は山手線の接続待ちで0時33分発のところが0時50分ごろ発になったので、寝るのが大変遅くなってしまった。車内アナウンスで「お急ぎのところ、列車遅れまして、お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしました、深くお詫び申し上げます」と言われたって、別に睡眠時間が戻ってくるわけでもなく、ダイヤが乱れるたびに聞くだけ腹が立つ、


11月14日(木)

 最近、朝早く家を出て夜帰ってきたら寝るだけになりつつある私の部屋には、フトンが敷きっぱなしになっているのだが、朝起きると父が部屋に入ってきて「万年床はやめろ、カビが生えるぞ」と言われる。……押しいれにしまっただけではあまり変わらないと思うのだが、とりあえずしまう。

 いつもどおりのしたくをして家を出たのだけど、よく考えてみたら「都市構造特論」は休講なのを思い出し、朝のバイトが終わったら家に帰る。3時間ほど散らかりっぱなしの机を片付けたりしてすごし、再び家を出て海城高校へ。2時間のバイトを終えていったん研究室に寄ったらモビリティ研究会係のM藤さんとA木くんがいて、ちゃんと仕事を手伝ってくれないと困るようなことを言われてしまう。明日は空いている時間は研究室にいるようにしてね、ということになったのだけど、あいにく夜の8時過ぎまで予定は詰まっている。。。仕事があることがわかっていれば家に帰らずに来たのに、どうして前もって教えてくれないかなぁと思ってしまう。

 白い目(に見えた)に見送られて研究室をあとにし、三品で夕食。赤玉(560円)。テレビでは週刊金曜日のニュースが。これを見たおかみさんが一言、「この人達はいいことをしたと思ってるのかしら」。確かに週刊金曜日側も「ジャーナリストとして“正しい”ことをしたと思っている」と述べており、決して“いい”ことをしたとは思っていないようだ。

 マスクをしているので一発でカゼと分かってしまう。そういえば先ほど理工でキュロス先生のスカイライナーのチケットを受け取ったときも、「お気をつけてどうぞ」ではなく「お大事にどうぞ」と言われたし。。。

 チアリーディングステージを現役稲門鉄研や六旗会の人たちと見て、終了後は馬場へ移動して「だるま」。大隈講堂前ではガイドが何人かいたけど、ガイドどうしで来ていたのはもとビッグベア―ズの2人だけで、F田くんは応援部を応援する会、僕は鉄研の面々とだから、ガイドどうしで未にくることはしばらくないだろう。

 だるまでは、旅分冬合宿に合わせて現役稲門鉄研でも合宿しようか、とか、就職活動が終わったら小笠原へ行きたいねー、なんて話しながら、来週にK田と映画でも見に行くかという約束をする。……こんな連中(失礼)とではあっても、同期と呑めるというのはいい。

 六旗会の方2人がいたので22時過ぎには終了して帰る。


11月13日(水)

 昨日に引き続いて5時に起きられた。先週あたりは寝坊の毎日だったのに、特に苦労なく起きられた。……でも、早起きするとのんびりしてしまうのは毎度のことで、駅まで走って6時49分の快速電車になんとか間に合う。

 朝のバイト、「交通システム工学」「都市システム解析」が終わったあとは、研究室で金曜日にキュロス先生に渡す地図をつくる。金曜日は午後にキュロス先生を神宮球場近くにある「TEPIA」というホールで開かれるシンポジウムに連れていくのだけど、4限があるので僕は一足先に帰ることになり、早稲田までの帰り方を紙に書いて渡すことにしたわけ。……最初は、来た道を戻って千駄ヶ谷から総武線に乗ってもらうか、バスの乗り方が分かれば千駄ヶ谷から早稲田行きのバスに乗ってもらうのもいいな、なんて考えて地図を拡大コピーしてみる。しかし、どの道を歩いて千駄ヶ谷駅へ行ってもらおうかなぁと悩み始めてしまった。神宮球場に通い慣れた僕たちなら東京体育館の敷地を横切って行くなんていう芸当ができるけど、相手は日本語ができない外国人である。東京体育館を通らない道だとそれはそれで細い路地みたいなところを通るので、もし少しでも道を間違えたらそのとたんに路頭に迷ってしまうことが確実である。結局、乗り換えは面倒だけど、外苑前から溜池山王・飯田橋乗り換えで早稲田へ戻ってもらうことにする。何駅目で降りて乗り換えて…と書いているうちに、銀座線は日中なら全部浅草行きだからいいけど南北線や東西線はそれぞれ鳩ヶ谷行き・浦和美園行き、中野行き・三鷹行きが来るので、乗ってよい電車を見送ってしまったり変に間違って反対側の電車に乗ってしまわないかどうか心配になった。だから一人でなく誰かついて行かせるのだろうけど、金曜日の午前は三鷹へ誰かに連れていってもらって帰りは一人で早稲田に戻ってくるという芸当をやる(同じホームから発車する同じ西船橋行きでも地下鉄経由に乗らないといけない……電車の色が違うから分かりやすいけど)ようなので大丈夫だろう、、、ということにする。ところで、駅名を英語で書くのは意外とわからないもので、営団地下鉄のウェブサイトで「外苑前」は「Gaiemmae」、「溜池山王」は「Tameike-sannou」だと確認する。(危うく「外苑前」を「Gaien-mae」と書いてしまうところだった)

 それがひと段落ついたら、水曜5限(今日はなし)のゼミの次の課題にとりかかってみる。なんとなく分かるような分からないような、、、で結局分からないのだけど、周りはなんだか忙しそうだし、木曜日か、また来週にでも聞いてみよう。


11月12日(火)

 昨晩、本庄プロジェクトについて先生に聞いたら「国から予算が出て調査をやることになってね、君達にも手伝ってもらおうと思う」と言って資料を渡されたのでこれについて関係各位にメールを打つ。そんなことをしていたら朝ごはんを食べるのも遅くなり、6時56分の各駅停車になってしまった。バイトは大幅な遅刻確定で、東京駅から電話を入れる。

 バイト終了後、2限の「交通論」は西早稲田キャンパスなので高田馬場から歩いていこうと思っていたのを、いったん理工に寄ってから行くことにする。高田馬場駅から理工へ歩いて行くのも久しぶり。研究室に立ち寄り、生協プレイガイドでフィリピンのキュロス先生が帰る際の「スカイライナー」を予約する(昨晩頼まれていた)。

 2限の「交通論」、午後の杉山ゼミを終えてガイド室に行ってみる。昨日、M山さんが来ていたことがガイド日誌で分かる。自分も早稲田なんかに残らないでさっさと社会へ出たほうがよかったのかなぁなんてふと思ってしまう。

 家に帰ると、夕飯は松茸ごはん。早大生である前に日本人でよかったななんて思いながら食べる。幸せ。


11月11日(月)

 目が覚めるとまだ4時。暖房のスイッチをつけて目覚ましが鳴るまではふとんの中。

 フジテレビのホームページからエントリーシートを落として印刷してみた。「あなたの魅力をアピールしてください」という欄が一番大きくて、何を書いたものかなぁとふと困る。自分の魅力って何だろう。「あなたがいかに三枚目であるかアピールしてください」だったらいくらでも書けそうなんだけど。

 三枚目といえば、自分の日記や掲示板への書き込みを読み返してみるとみてなんとえらそうに書いていることか。書いているときはあまり思わないのだけど、時間を経て、それを書いたときはまた違う自分になった目で見れば三枚目どころか思い上がりもはなはだしい早大理工の院生という自分がもっとも嫌う人種になり果てているではないかと思ってしまう。……いつだったか「日々雑感」に自分はもっと生意気になったほうがいいんじゃないのかなどと書いたけど、その結果がこれなのだろうか。

 朝のバイト先では、エントリーするなら少しくらいの便宜は図ってあげるよ、という言葉をいただいて恐縮してしまう。今いる研究科と専攻は本当に籍を置いているだけという感覚なのだけど、理工学研究科のしかも機械工学専攻から事務職には応募しないほうがいいとのこと。入社時の希望とは関係なく上が適正を判断して配属するのが通例だそうで、確かに広報部社員の大半が理系出身者だから技術職で採用されても関係なさそう。

 研究室に着いて、隣のM藤さんの机にM藤さんとA木くんあてに先生からモビリティ研究会について送られたメールが紙出しして貼ってあるのが目に入り、僕を含めた3人がモビリティ研究会係なんだけどな、と、僕だけが宛て先から外されたメールを前にきわめて寂しい気持ちになる。確かに、4月や5月に出題されたレポートをいまだにやっている状態だし、研究室にいる時間も他の学生より少ないし、僕なんか先生の眼中にないのだろうか。それでなくても、そんなことやるヒマがあれば熱工学をやれ、ということなのだろう。直接は言ってこないけど、心当たりといえばずいぶん前に先生に電話したときに「僕の授業も出ろよ」と言うのを見た周囲のM1の学生は「先生はずいぶん激昂している」と受け止めていたようだ(電話口ではそこまで分からなかったが)。

 2限の「農村社会学」が終わり、研究室で昼食をとっていると他のM1から話し掛けられ、何だろうと思って聞いているといつのまにやら吊るし上げの様相を呈してきてしまった。むむむ。。。

彼らの主張は
1.金曜2限の授業やゼミ合宿に出ていないのを先生の了解済みだと高橋は言ったが、先生はそんな了解していないと言っている。高橋は先生をダシにして嘘をついた。このことで「先生は簡単に授業やゼミ合宿を休む許可を出した」と学生は思っている。高橋が悪く言われるのではなく、先生が悪く言われる環境をつくった。謝れ。
2.自分たちもゼミ合宿なんか行きたくないのを我慢して行っている。高橋一人が勝手なことを言って休むのがまかり通れば下級生に示しがつかない。早稲田祭なんかは自分たちだって行きたかった。
3.研究室に配属されてからパソコンや本を研究室の予算で買うなどして権利ばかり主張しているが、先生の科目を履修するのと研究室行事に参加するという義務も果たすべきだ。

 それに対し
1.先生にはメールで通知しており、了承済みと認識していたが、確かに明確な返信を受け取ったわけではなく、私の思い込みだったという指摘は甘受する。
2.みんな嫌々行っているとは知らなかった。そうだとするならゼミ合宿そのものに問題があるのであって、むしろ改善の声を上げないほうがおかしい。みなさんはどうやら早稲田祭に行きたかったようだが、それならば日程調整をするように求めるべきだ。ちなみに私は要望した。
3.義務をどう意識するかだ。私は「研究科要項」に記されている通り、水曜5限のゼミには出席している。課題の提出が遅れているが、やる意思はある。

と答えれば、
1.一方的にメールを送りつけただけで了解をとったと認識するのが信じられない。返事がなければ直接聞きに行くなどするのが常識で、その程度の常識が高橋にないとは思えない。何か別な理由でもあるのではないか。
2.日程調整というが、多忙な先生を前に個々人が勝手な都合を言うわけにはいかない。むしろ高橋は早稲田祭の実施主体側にいるのだから、早稲田祭の日程を調整すべきだった。また、改善などというが、その必要はない。嫌なことでも先生が言えばやらねばならぬのだ。
3.そんな程度では義務を果たしたことにならない。大聖研の一員だという自覚が足りない。

等々、それこそ「小一時間問い詰め」られてしまった。
1.別な理由などない。ただ単に、私に常識がなかっただけであり、その点は受け入れると言っている。
2.大学院生にもなって、先生に言われたからやるなどという盲目的な姿勢なのがおかしい。そういう意識ならばさっさと社会に出て働いてはどうか。
3.私とあなたがたで「義務」に対する認識が違うことはわかった。が、あなたがたの言う「義務」をすんなり受け入れることはできない。

 ここまで来ると1.や3.は平行線である。
2.それをいうなら、働きたくもない。
こんなセリフが構成員から飛び出すようではこの組織はもう終わってるなという気がしてならない。……などと書くとずいぶん強気でいいかえしているようにも見えそうだけど、5人だったか6人を相手にたった1人でやっていたのだから、こっちはガクガク震えそうなのを何とか押さえているような状態だったし、なんとか話がついたあとはしばらく胃がギュウギュウ締めつけられるような気がして仕方がなかった。しかしこんな程度のことでぶっ倒れているわけにはいかぬ。(もし京成電鉄に就職できていたらこんなもんじゃなかったんだろうなぁ)

 「都市交通計画研究」は西早稲田キャンパスなので歩いていく途中、義務義務っていうけど学費はちゃんと滞納しないで払ってるから別に構わないんじゃないのか、と思い始めた。3年生の面倒を見る義務もあり、実際にM井くんといっしょに3年生を1人担当している(ことになっている……それこそ私は積極的に了承した覚えなどないのだが)のに彼が発表する合宿に来ないなど無責任だと思わないか、などとも言われたけど、すなわちそれはTA業務じゃないか。むしろ賃金が出ないとおかしいじゃないか、博士課程の学生は助手も兼ねるのでちゃんと教職員証が支給されて給料も出ているのに修士課程の学生は研究費で机とOA機器と本を与えられただけで労働奉仕をせねばならないなんてどうなっているんだ。そんなこと学校案内にも書いてなければ入試要項にも研究科要項にも書いてないじゃないか。インサイダーにしか分からない暗黙の了解だなんて、日本の組織がもつもっとも悪しき存在じゃないか。これが大学じゃなくてそこらへんの教室だったら悪徳商法、サムライ商法だと言われるぞ、だから早稲田からノーベル賞なんか出やしないんだ、……などと一人で考えていたってどうしようもないのだが。

 インサイダー情報といえば、9月の合宿だって、今回の合宿だって、1度だってきちんと前もって日時の連絡が来たためしがない。日程調整うんぬんのときにそう言ったら「お前が聞いてこないのが悪い」なんて言われたけど、かように縦割り社会を横に歩くアウトサイダーにとって日本の組織は冷たいのである。

 6限の都市計画特論(後藤春彦先生)は休講。さっきの話で先生は18時ごろに戻ってくるからいったん話をしろ、という話になっていたので研究室へ行ってみると夕食を食べに行ったとかで不在。都市計画特論の教室で同じ授業を履っているS藤くんと話をしながらパンと牛乳の夕食をとる。前から考えていたけど、私の早大生としての行動を否定されるくらいなら修士なんかいらないのだ。幸い、学部卒の資格は持っているし、既卒でも就職活動できる企業は増えつつある。最悪のケースとして「嫌なら出ていけ」という伝家の宝刀を抜かれたって、別に恐くも何ともないのだ。初任給は修士に比べて少し減るけど。

 そんな気持ちで研究室へ向かう途中、K藤くんから電話があって「先生来てるっぽいよ」。「っぽい」って何だ、自分は関係ありませんという感じだなーなんて思いながら研究室へ戻れば先生は来客の相手をしている。しばらく待っていると、その来客の方(フィリピンから来られた先生……日本語は全然ダメ)を金曜日に相手して欲しいなどと頼まれてしまう。それはそれで引き受け、フィリピンの先生が帰られたあとに、先ほどの話を切り出してみる。

 メールはちゃんと見ているそうで、金曜の授業については来年履修して欲しいと言われる。そう言われたって、熱工学に関する負担を軽減するよう考慮するって言ったでしょーというと、先生の言う「軽減」と僕の受けとめた「軽減」はやはり差があったようで、それでは今年度の成果を見て判断しましょう、という話になった。


11月10日(日)

 朝起きると6時40分。暖房のスイッチを入れて、7時ごろ布団から出る。メールをチェックしたり掲示板に書き込みをしたりして8時ごろからごはんを食べ、9時03分の京葉線で南船橋へ。本当は7時半ごろの電車に乗ろうと思っていたので、1時間半遅れ。

 「ららぽーとの湯常盤殿」で2時間ほど過ごして11時半。予定どおりだったらこれでもまだ10時なんだよなぁ、と「早起きは三文の得」とはこのことだと思う。少し小腹がすいたけど外で食べると安くないんだよなぁ、と思っていると「常盤殿」となりの浜町公民館で「第21回浜町公民館祭 かもめまつり」なるものをやっていて、露店で200円の焼きそばを食べる。シルバー世代の人達が楽しそうにやっており、「ポート男の料理教室 第二・第四土曜日に実施中」という貼り紙があったからその教室の人達なのだろう。……会場になっている公民館の駐車場と「常盤殿」の駐車場や通路とは金網で仕切られており、この金網さえなければ常葉殿からもっと人が流れてきそうなのだけど、そんなことをしたら普段の日に公民館の駐車場が常葉殿の駐車場と化してしまうかもしれない(常盤殿には180台分の駐車場があって2時間まで無料だからその心配はないと思うけど)し、たちまちテキ屋が進出してきて住民の露店の出る余地がなくなってしまううえにららぽーとの中の飲食店から苦情がきそうである。そこで行政がどのような知恵を絞るか、あるいはそれだけの熱意を持って地域活性化に取り組むか、難しいところだろう。

 ららぽーと無料送迎バスで船橋競馬場駅へ移動して、ブックオフ船橋競馬場駅前店。別にこれを買おうと思っていた本はなかったのだけど、100円コーナーで『しっぷうどとう』第4・6巻、『僕らはみんな生きている』1〜4巻、あと某ゲームのアンソロジー本を抱え込んで購入。50円のサービス券利用で682円。こんなにマンガ本ばかり買って自分の部屋をユースホステルの談話室にでもする気か、と自分でも思うけど、本屋へ行って手ぶらで帰ってくる、というのはもっともったいないと思っている。……これがマンガ本じゃなくて活字本だったら我ながらほめたものなのだけど。。。。。。

 再びららぽーと行きの無料送迎バスでららぽーとへ行き、無印良品を冷やかしてスターバックスへ。今回こそは「スターバックスラテ」を履修。InterLinkを広げて日記をつけたり、さっき買っ『僕らは〜』を読みながら15時ごろまで過ごす。

 南船橋駅まで歩く途中、ずいぶん南船橋にはお金を落としてるよな〜と実感する。電車賃320円(回数券利用なので実際は若干安いけど)は別としても、常盤殿で500円、露店の焼きそば200円、ブックオフで約700円、そしてスターバックスでもおよそ300円、合計1700円弱をたった6時間のあいだに南船橋で消費したのである。呑み代をのぞけば私にとっては大変驚異的な数字だ。浦安にはスーパー銭湯、ブックオフ、スターバックスのいずれも存在しない。

 京葉線で新浦安に戻って、アトレ新浦安にあるユニクロでお買い物。週末で店内は大混雑でレジの前には大行列。主な客層は主婦で、店の入り口においてあるセーターだかなんだかは普段なら整然とたたんで積んであるのがむちゃくちゃにされている。……社長が見たら絶対怒りそうだよな〜という気がする一方で、この主婦の行為、一種のテロ行為以外の何物でもないよな、などとくだらないことを考える。

 家に帰ってからは、散らかっている新聞切抜きをスキャナに読み取らせながら『僕らは〜』全4巻を夕飯までに読了。同名の映画があったはず、と少し検索してみるとこれが原作なのではなく、映画の方が原作で、しかも内容も若干違うらしい。どちらにしろ、久々に読みがいのある作品を読んだ。

 海外赴任者についての話は昨年履修した「企業と労働」で少し触れられていたっけ。単身で赴任するのは日本人くらいだそう。


11月9日(土)

 ここ何日かパソコンの調子が悪く、Windows98の上書きインストールなどを試してみるもインストール途中に再起動した場面で画面が真っ青になってしまってうまくいかず、ウイルスバスターが原因だろうか、とアンインストールしてみたら途端に調子がよくなってしまい、まいったな〜と思いつつ、昨晩、ウイルスバスター2003をダウンロードしてインストールしてみたらまたもとの状態に。午前中はパソコンを起動して少しなにかしたら固まったり画面が青くなってしまったりして、再起動の繰り返し。結局何もできなかった。このPCを使い始めてそろそろ4年になるし、いったんハードディスクを真っ白にして再インストールをかける時期なのかなぁと考え始める。

 午後はキャンパスツアーなので西早稲田へ。ひさびさの定期ツアーなので大隈会館入り口の立て札の場所が変わっていたりずいぶんと勝手が違う。定期ツアーは初めてという春の募集で入ったY下さんと2人で担当。さて自分のツアーといえばいまいち盛りあがりに欠ける。3年生でガイドになった当初のような、情熱のようなものに欠けているような気がしてならない。

 ツアーが終わって、ガイド室に置いてあった日経ホーム出版から出た早稲田についてのムック本に目を通したりして、学生会館経由で理工へ。運営スタッフの部室に寄ると僕のぶんのアンケートが置いてあり、持って帰る。研究室でメールをチェックしたりCDを焼いたりして、高田馬場でマスコミ研究会のOB会。

 2次会には行かずに帰ることにして閉店間際のヨドバシカメラに寄り、余ったパーツでつくるPC用にLANカードやLANケーブル、今使っているPCのバックアップ用にCD-Rメディアを購入。


11月8日(金)

 4時50分に目覚ましが鳴ったけど布団の外はとても寒くて、布団からはい出たのは1時間後。それでもメールをチェックしたり風呂に入ったりはいつもどおりの感覚でやるので朝ごはんは立ったままかき込んで、6時49分の快速電車になる。

 いつもドトールなのだけど今日はスターバックスにしてみる。カプチーノのショートで273円(カップ割引21円)。オフィスに入って砂糖を入れると泡に阻まれて入っていかず、かき混ぜても泡しか甘くならない。カップを傾けて飲んでみると泡の下にあるフツーのコーヒー牛乳しか口に入ってこないし、ドトールのとはだいぶ勝手が違う。……かといって激しくかき混ぜると泡が消えてしまいそうだし、カプチーノの正しい飲み方って実は知らないんだよなー、と、誰かといっしょじゃなくてよかったとほっとする。(ここに書いてしまったのでは意味がないのだけど)

 2限の交通論が終わり、運営スタッフの部室前へ行く。アンケートの集計をやるので日曜までにエクセルに入力して持ってきてくれる人は昼休みに部室前に、とメーリングリストでまわってきたのに、肝腎の担当者がやってこなくて、余った協賛品のカップラーメンと「もろみ酢」で昼ごはんにしてまったり過ごす。4限の時間が近づき、4限が大久保で、また5限が22号館なのは面倒だなー(しかも4限は平気で延びるし)と思いながらいったん鉄研の部室に寄った時点で、久々に授業をさぼることに決定。

 5限は、前回に引き続いて土木の関根先生で、前回の出席者が17人しかいなかったので今回は資料を20部しか持ってこなかったら今日は出席者がたくさんいて足りなくなって、4限に出てから来たのでは資料にありつけなかったことになり、4限をさぼったのは結果的には成功だったことになる。……しかし、週末最後の授業であるこの時間はへとへとで、半分くらいしか聴いていなかった。もったいない話。

 授業が終わり、帰るの面倒だなーと思う一方で、学生会館は早稲田駅より遠いからもっと面倒だ、と思案にくれ、たまには東西線で浦安まで行ってだらだら歩いて帰ろうかと思ったときに、名刺を切らしているのを思い出し、KY商店では二度とつくらないと決めていたので14号館の早稲田大学事業部マルチドキュメントセンターへ。もう終わっているかもと思ったけどまだ営業しており、いろいろレイアウトに迷った末に1行おまけしてもらって所定のひな型に2行追加して発注。来週の水曜に版ができあがるのでいったん確認してから印刷してその次の日にお渡しします、ということなので、KYより早いしいったん版が確認できるので前回のようなトラブルもない。

 14号館を出て、結局馬場歩きで帰ることにする。高田馬場駅に近づいたところでスターバックスの前を通りすぎ、そういえば日記が11月1日から更新されてないとさっき鉄研の部室でK林に指摘されたっけ、と思い出して、家に帰ったら寝てしまうのは必至なのでここで書いていくことにする。幸い、ここのスターバックスは未履修で、昼はラーメンを食べたあとに家から持ってきたお弁当も食べたので夕食の心配もしなくていい。

 いまだにスターバックスは慣れていなくて、確かエスプレッソを薄めたようなメニューが今朝のカプチーノの脇にあったはず、とレジの前でメニューを見ながらずっと探している(後から来たお客さんが先に注文してしまったほど)と、店員さんに「どのようなお飲み物をご希望ですか?」と聞かれる。相談にのってくれるらしい。そのまま伝えればいいのに、なかなか言い出せなくてえいままよとエスプレッソマキアートを注文。「30mgしかありませんが、よろしいですか?」と言われてしまい、いまさら「いや、そうじゃなくて…」などと言ってはバカ丸出しのような気がしてそのままお金を払う。あーあと思いつつもう一度メニューを見てみたらずっと探していたお目当てのメニューは「スターバックスラテ」だったと気づくけどあとの祭。

 できあがったのを受け取ってから店内を空席を探して1階席や2階席を行ったりきたりウロウロする自分に、何だか最近、しぐさが変だよなぁと思う。北海道から帰ってきて以来ずっとこの調子で、僻地で1ヶ月過ごしてすっかり田舎者になってしまったのだろうか。確かに、あちらでは飲食店で空席がないことはまずなかったから、席を確保してから注文しに行くなんていう発想が浮かばない。またそれはそれで、こんな人だらけの中で荷物から目を離したらレジに行っている間に盗まれてしまうのではないか、などという心配もしてしまう(海外旅行の場合はしっかり当てはまる話だけど)。


11月7日(木)

 家に帰って、昨晩お風呂に入ったときに少しまわして止めておいた洗濯機のスイッチを入れ、1時間ほど寝る。6時前に起きて洗濯物を干して朝ごはんを食べて6時40分の各駅停車。ドトールでは今日はカフェラテにしてみる。受け取ると微妙に泡が立っており、なんだよー、カプチーノと変わんないじゃんかよー、と思ったら、さすがにカプチーノと比べて泡が少ないのと、牛乳の量が多いように感じた。

 2限の「都市構造特論」が終わって、中央理容専門学校の実習室へ。ふだんは500円なのになぜかタダ。なんでですかねーと玄関まで見送りに来た、今日髪を切ってくれた学生に聞くと「時間がかかったからじゃないですかね、すみませんでした」と言うのだけど、時計を見れば1時間半しかかかっておらず、むしろ普段より30分ほど早く終わっている。謎。

 少し早く終わったのでブックオフへ寄り、『藍より青し』第4巻と『やぶ医者のつぶやき』第2巻を購入。『やぶ医者の〜』のほうを海城高校のバイト中に読みふける。……授業に関係のないものを持ってこないこと、的な校則はどこの高校にもありそうで、「木曜日のTAは堂々とマンガを読んでいる」などとPTAから苦情が来るかもしれない。確かに『藍より〜』はどうかという気がしないでもないけど、そのうち推薦図書にマンガが載ってもいいんじゃないかとは思っている。

 早稲田祭以来、やっとゆっくり寝られる日だぞー、と思いつつ、22時ごろまでPCを格闘してしまう。やれやれ。


11月6日(水)

 今日のゼミで提出するレポートだけど、よく考えてみたら手書きでもいいんだよな、と昨晩は帰宅してすぐ寝て、きょうも普段どおり起きてすぐ準備して朝ごはんをかき込んで家を出る。きょうもドトールではカプチーノ。カプチーノとはいっても泡がすぐに小さくなってしまうので、これじゃただのカフェラテじゃないかと思う。

 研究室でグラフだけプリントアウトして、2限「交通システム工学」で内職しながらレポートをとりあえず仕上げる。講義は道路構造の話で、教授に科目登録用紙のハンコをもらいに行ったときの「つまんないよ」という言葉どおりにつまらない。

 3限の「都市システム解析」が終わって、研究室でモビリティ研究会のハガキがA4サイズの4連ハガキに印刷されてくるのをちぎる作業。5限の時間になってもゼミが始まる気配がないので聞いてみると「今日休みになったよー」という話に。準備できたハガキを新宿北郵便局に4人で持っていき、「料金別納」のスタンプを押しまくる。スタンプを自動で押す機械もあるのだけど、4人なら手作業のほうが速いですよという局員の話で、押し終わったのを集めて数えるとちょうど700枚。用紙に記入して提出すると局側では枚数を数えず、10枚分の重さを計ったあとに全体の重さを計り、「だいたい間違いないようですね」と受け付けてしまった。これでは何枚か紛れさせても絶対に分かりそうになく、旅先の郵便局で風景印を押すたびに50円ずつこつこつ払いつづけている私は、これでいいのか日本郵政! と内心思わずにはいられなかった。(700枚も出したんだからおまけと思ってもいいじゃないか、という意見もありそうだが、郵便の大口割引は1000通からである)

 6限のB3ゼミは、先生が最初来なかったので僕とN島くんで英文の論文を講読。じきに先生がやってきて続きをやり、19時半に終了。……先生が来なければ19時ごろ、早いときは18時半には終わらせてしまうので他のM1にはがっかりする面々も少なくないのだが、これでいいのか理工学部(理工学研究科)! である。

 普段ならこれでまっすぐ帰ってお風呂にはいって局へ、という具合だけど、今日は学生会館の運営スタッフの部室へ。テレビ朝日「ワイドスクランブル」のスタッフがやってくるのを相手してほしいと頼まれていたのでそれをこなし、21時ごろ早稲田から地下鉄に乗って帰宅。新浦安駅からの途中でフーデックスに寄って夜食を買う。22時ごろの店内は背広を来たお客さんが多く、サラリーマンのお父さんが晩ごはんを買って帰り、家で食べるのだろうか。

 局入りは23時ごろになり、2時間少々しか寝られなかった。これでは番組中に寝てしまうのでは、とも思ったけど、しゃべり始めると眠気もふき飛ぶ。……マニアックな内容をやるのだから深夜にぼそぼそとやりたい、と思って深夜枠に移ったけど、全然そうなってない。(^^;)


11月5日(火)

 前日が早稲田祭だろうと今日が商学部デーと理工展休みだろうと世間は平日なわけで、目覚ましは鳴ったけど5時45分ごろに母に起こされてバイトへ。

 いちおう朝ごはんは食べてから家を出たけど新大久保駅から理工キャンパスへ歩く途中でお腹が減り、いろいろ迷った末に松屋まで引き返して焼き魚定食(ごはん大盛で510円)。焼き魚に浅漬け、4種類の中から選べる(今回はおかかおろしを選択)小鉢は、メニューの写真よりみすぼらしいけど、松屋に特盛りがないのが残念なほどごはんが進む。ごはんおかわり自由の「めしや丼」は朝定食あったかな…。

 研究室で明日提出用のレポートを進めていたら、研究室のPCに数式エディタをインストールしていないことが判明。研究室にあるOffice2000ではなく自分で使いなれているOffice97なので家から持ってこないといけない。……今晩は飲み会だし、明日も朝が早いし、どうなるか不安だけどなんとかするしかない。

 そんなわけで、いつまでも研究室にいてもしかたなく、12時45分の連絡バスで学生会館へ。しばらく鉄研の部室でまったりしていると後輩がPCで見慣れない運転シミュレータをやっている。聞いてみると「BVE」というフリーの運転シミュレータとのこと。フリーのわりにはなかなか精巧で、面白そう。

 15時半ぐらいになって運営スタッフがあと片付けをしているのを手伝いにいく。部室とその周辺なのでそれほど人手が足りない様子はなく、そこらへんの掃除と、シュレッダーが1つしかないのでサークルの連絡先などが書かれた書類をちぎるのを手伝う。19時すぎに学生会館の駐輪場に停めっぱなしだった自転車を理工に戻し、高田馬場へ。飲み会の前に「すき家」で牛丼並(味噌汁つき280円)。よくメニューを見てみると、並の下に「ミニ」(180円)があったのを知り、飲み会の前なんだからこれで充分だったなと後悔。吉野家にある特盛が松屋にはないというのを知っていた程度で牛丼チェーンどうしでサイズのバリエーションが微妙に違うのはそれほど気にしていなかったけど、気をつけて見てみよう。

 20時からの運営スタッフの打ち上げ会場はなんと清龍。100人以上の人数を1フロア―に収容できる店がここしかなかったそう。

 1次会終了で22時。2次会は甘太郎Jだそうだけど、なんでまたあんなに騒げない店にしたのか謎。……明日も平日なのでロータリーで校歌やこんぺきの空を歌ったところで帰ることにする。かろうじて快速がまだ走っている22時40分ごろの新宿駅で、連日の帰宅がこの時間だった2年前を思い出し、早稲田祭が本当にあったんだよなぁ、と一人感慨にふける。1次会ですでに泣いている人もいたというのに、我ながら反応が鈍い。


11月2日(土)

 昨晩は夜更かしして、寝たのが0時半だったこともあり、起きたのは8時過ぎ。朝ごはんを食べて、日記をつけたりしているうちに11時半になり、お弁当を家で食べて出かける。

 中央線を中野まで寝過ごしてしまうなんてことをしながら13時過ぎには研究室に。中野から引き返すなら下り快速線の真向かいに来る上り緩行線に乗り換えて大久保で降りるのが一番速いのが悩みどころ。130円の乗り越し運賃がかかってしまうためで、結局快速電車で新宿まで戻って山手線で新大久保に降り立った。

 研究室では水曜のゼミの課題を少し進め、たまっていたメールの返信や掲示板にレスをつける。そのあと自転車で新学生会館へ行き、S藤さんと待ち合わせて打ち合わせ。今日から3日間、記録係になってビデオを撮りまくってほしいとのこと。そのあと22時頃までひたすらビデオ撮影。


11月1日(金)

 「早稲田祭2002」は正式な「早稲田祭」ではないので休講措置がなく、商学部の「交通論」は普段通りある。朝のバイトが終わると、2限の時間まで中央図書館へ。日経流通がすでに誰かに読まれていたので東スポを探すけど所蔵していないようだ。雑誌コーナーをのぞくと『暮しの手帖』があり、手にとって気になる箇所をコピー。表紙に押されたスタンプを見ると1年だけ保存するようで、早稲田大学図書館の雑誌はすべてバックナンバー書庫へ行くのではないと知る。

 図書館を出るとガイドのA川さんとすれ違い「あ、高橋さんだ、おはようございまーす」と声をかけられ、「あー、おはよぉ」とだけ返事する。……よく考えてみればいろんな人から声をかけられるけど、名前を呼んで応えたことがほとんどなく、相手は名前で呼んでくれているのだからこちらも名前を呼ぶべきだろう。気をつけなくては。

 昨日から引き続きO戸くんに電話をかけつづけているけど一向に出ない。しょうがないか、1000円払ってでも行ってみる価値はあるかなーと思い始め、2限が終わったあとでもう一度かけて見るとやっと出て、研究室の机の中に保管してあるのが余りなのでまだあったら持っていっていいですよ、とのこと。

 シンポジウムは2時半からなので1時に出れば間に合うだろう、ということでガイド室に少しだけ立ち寄って12:35の理工バスで研究室へ行き、2枚余っていたチケットを1枚もらって新大久保駅へ。新宿駅で山手線と同時に入ってくるのが見えた13:07の快速電車をつかまえ(これが行ってしまうと次が12分発なのであぶなかった)、東京駅で13:37発の快速電車に乗れば海浜幕張には14:06。その1本前の12:23発の各駅停車は海浜幕張14:03着なので、京葉線は時刻表を見て乗らないと14分の差がたったの3分差に化けてしまう。12月改正では快速が増発されてさらにパターンダイヤ化するようなのでそれに期待。

 京葉線の車内から大混雑で、この人たちはみんなシンポジウム目当てなのだろうか、定員450人とあったから今からじゃ座れないかも、などと心配したのはとんでもない杞憂で、会場内はガラガラ。傘を引っ掛けた前の席も含めて4人分の席を占有する。

 シンポジウムは「ITS時代の物流を考える―新世紀の交通システムが物流を変える―」というテーマで、モーターショーのシンポジウムだからなんだろうけど基調講演(草鹿先生ではない)の時点で「鉄道のメリットはほとんどない」と言って昭和53年10月改正のデータを持ってきて「滋賀県の信楽から新宿まで、トラックが時速40キロで走っても12時間で到達しますが、鉄道はなるべく長い編成にして運ぼうとするのであちこちの駅で待たされ、40時間もかかっています」などと言うものだから鉄道マニアとして腹が立つ。

 パネルディスカッションも終了して質疑応答の時間になり、誰も手を挙げないのでさっそく手を挙げてその点やほかに気づいたことを指摘すると「鉄道はたくさんの貨物をまとめて運んだ方が効率がいいのでそうなりがち、ということを示したかっただけで、また24年前のデータを示したのは鉄道貨物が全盛だったころですらそうだったという意味」という返答があった。……こういうところでは緊張してしまってさらに反論を返すということが非常に苦手で、会場をあとにしてから、各駅で待たされているのはヤード式の車扱いの時代だからであって、コンテナ時代の今は着発線上で荷役をやってしまううえにターミナル間の列車しか残っていないのだからやっぱりあのデータを鉄道の現状として示すのはおかしいよなぁ、と思ったのだけどあとのまつり。

 せっかく来たのでふたたびバスを見ていく。国土交通省のコーナーで標準型ノンステップバスが展示されていたので係に聞いてみると、この標準型も幅2.3mだが2.5mにしても車重が増えてタイヤを大きくしなくてはならないので思ったほど車内は広くならない(確かにトヨタ・日野の燃料電池バスは2.5mだけど車イスが通れるほど広くない)のと、車台の新規開発は費用がかかるうえ近い将来に各車輪にモーターをつける方式の駆動方式(名前忘れた)が実用化されれば後部も含めたフルフラットが実現可能な見通しなのでこのタイプのノンステップ車は当面の規格ととらえてもらってよく、確かに車イスの方でも健常者と同じように後ろからバスに乗って前で運賃を払って降りられた方がいいことは認識している、という説明。……役人だからこういうのはうまいなぁ、という見方もできるけど、一昨日の三菱ふそうだってちゃんとそう言えばいいのに、と思う。国交省の人に、メーカーはこんなこと言ってましたが、と聞いたらなんと言ったろうか。

 日野のコーナーで一昨日は体験できなかったBTコンダクターのデモを体験。なかなか悪くないシステムで、デモ体験だからどうでもいいんだけど横浜みなとみらい〜羽田空港が200円、〜お台場が250円、〜舞浜が300円というのは安すぎるよなぁと思う。BTコンダクターというシステムの本質ではないとはいえ、仮に実勢運賃に合わせてこういうデモをやったら(東京空港交通で羽田空港〜お台場600円、〜舞浜810円、京急バスで横浜〜羽田空港560円なので、仮に今回のような路線を設定したならお台場以遠は1000円を超えるはず)デモの時間はせいぜい5分少々だから絶対お客さんが「うわ、高ッ!」とひいてしまうんだろうなとも思う。

 18時半ごろ海浜幕張駅に行くとちょうど特急が来るところで駅員が特急券を売っており、乗らないけど購入。次の各駅停車で新浦安へ。

 夕飯を食べ終わると母がもらい物のお礼状を書くとか言って手紙の例文集を何冊か持ってきたので僕も見てみる。まぁいろんな手紙が網羅されているもので、「借金の申し込み」などから「ファンレター」「求愛状」なんてのまでさまざまあり、ちゃんと「求愛の謝絶の例」とか書いてあってなかなか笑える。なかには「海外出張あいさつ」というのがあり、海外転勤じゃなくて海外出張でこんな手紙書くもんかなぁと奥付を見ると22年前の本で、確かにそのころの海外出張といえばこんなだったろうな、と時代を感じる。この『三省堂 手紙実用文辞典』、著者は誰だろうと見てみると肩書きに「早稲田大学教授(国文学専攻)」とあり、「忠告状の例〔競馬をやめて家庭サービスを〕」「忠告の礼状の例〔これをきっかけに改めます〕」とか真面目な顔して書いたんだろうなとまた笑ってしまう(よく見ると編著者とあるから実際の例文を書いたのは編集者か誰かなのだろうけど)。

 明日からは忙しくなりそうなので、西船橋へスーパー銭湯に入りに行ってみる。もたもたしているうちに20時半になってしまい、西船橋からの帰りの電車は不便なのでクルマで行こうかなぁとの思いがふと頭をよぎったけど、西船橋へ行ってみようと思ったのは新浦安−本八幡の回数券が余ってしまったからで、有効期限は11月4日までなので電車で行かないと意味がない。時刻表を見て21:16ので行くか、と駅へ行くとそんな電車ないのでもう一度見てみるといつものように土休日と平日の時刻表を見間違えていたことが判明。これだったら21:04に乗れたなぁと残念しきり。次の武蔵野線は26分発。

 「湯〜トピア西船」はマンションの1階で、料金が「公定料金」とあるから銭湯がリニューアルしたタイプのだろう。「露天風呂別料金」とあるのでいくらだろうなぁと思っていたら、タオルつきの「B入浴」になって800円だった。高い。別にタオルは要らないんだけどなーと思ったけど、ちゃんと別料金を払っている目印のようだ。

 中は銭湯がリニューアルしただけで、公定料金(385円)で入れるならまた来てもいいけど、ららぽーとの「常盤殿」(平日700円)より高いんじゃなぁ、とがっかり。露天風呂はなかなかなか悪くない雰囲気ではあるものの、たぶん西船橋に来たついでというのでもなければもう来ないだろう。……小田急の祖師ヶ谷大蔵にある「そしがや温泉21」は露天風呂こそないもののもっと立派で400円(都内の公定料金)だし、京浜急行の新馬場にある「海水湯」はちゃんと露天風呂も楽しめてやはり400円だというのに。。。


2002(平成14)年10月の日記


高橋秀暢/yonnan@plum.plala.or.jp