街並み写真館木曽街道の巻(その2)

      

 薮原を越えてお次は宮ノ越へ。最近は国道361号線が整備され、伊那に抜ける高規格の権兵衛トンネルが開通しましたが、国道19号線から
 のアプローチはこの宮ノ越付近からで、少しは知名度も上がったでしょうか。伊那〜木曽福島間には路線バスのごんべい号も新設されたので
 宮ノ越からも利用できるかも知れません。現在の宮ノ越は単なる農村という風情で当時をしのぶものはほとんどありませんが、木曽義仲公に
 まつわる史跡などが残っています。旧宿場は宮ノ越駅付近です。
 
  

    

    

    

宮ノ越を越えると次は原野(はらの)です。駅が小さな無人駅ですから、どうせ大したことはあるまいと考える向きも多いでしょうが、駅の付近は
当時の面影をよく伝える街並みが残り、なかなかいいです。洗馬、贄川、宮ノ越などよりは、よほど見所が多いようです。

    

    

原野の次は木曽街道中最大級の都市、木曽福島です。木曽福島は地形が複雑で、この街並みは上の段という高台にあります。駅もそうです。
この通りが旧中仙道だそうで、ここからは急な坂を下って行きます。駅からは歩いて8〜10分くらいでしょうが、無料のPもあります。しかし、この
街並みや建物は随分新しい感じです。木曽福島は谷あいの地形に家がぎっしりと建ち並んでいるので、自転車での散策がオススメです。

    

    

お次の上松にもわずかですが古い街並みが残ります。駅から割りと近く、市街地の外れにあります。上松もデカイ街で木曽の林業の拠点です。
駅の隣には貯木場や旧木曽森林鉄道の駅、また橋梁などが残ります。国道19号を南下すると、浮世絵にも描かれた小野の滝がありますが、
中央西線の鉄橋のすぐ脇ですね。

    


    

何だか飽きて来ましたが、上松の次は倉本ですが、倉本って確か国道19号線沿いに造られた新しい駅だったでしょ。そんなところに街並みなんか
あるわけないですね。倉本宿なんて聞いたことあったかな?というわけで、上松の先の名勝「寝覚の床」付近と、もう少し先だったかと記憶してます
が、国道から取り残されたような街並みでも載せておきましょうかね。

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