カエデのお花見 カエデの開花が始まりました。 園内には20種余りのカエデがあります。(葉っぱで見分けられる主なものはこちら) 写真左はイタヤカエデの一種のモトゲイタヤ。園のシンボル・ツリーのこの樹も今が満開。樹高20m以上の大木全体がうっすらと夢見るようなレモンイエローに染まりました。 写真右はハウチワカエデ。葉の形がよく似たコハウチワカエデの花は薄黄色ですので、今が見分けのチャンス。 その他にウリカエデやウリハダカエデの黄色い花も開き始めました。
イカリソウ 淫羊霍(インヨウカク)の生薬名で、昔から知る人ぞ知る強精剤といわれていますが、本来の淫羊霍は中国原産の【ホザキイカリソウ】から調整したものを指します。このイカリソウもそれに近い成分ですが、本来のものに比べて効き目(!?)はイマイチとのこと。期待しすぎ…による無茶な服用は、むしろ健康を害します。 なお、園内自生のものは来園の皆様の観察標本ですので、採取はご遠慮ください。
オオカサゴケ 「コケの女王」という評価があるほど、日本のこけ(蘚苔植物)のなかで、もっとも美しいもののひとつです…って、この写真じゃ説得力ないなぁ〜 (-_-;) 昼なお暗い林のなか、湧水の流れに沿ってひっそりと育っています。 すでにいくつかの県では絶滅危惧種になってしまった希少種であり、大事に見守っていきたい種のひとつです。もちろん、珍しいから大切にする、どこにでもあるから乱獲して良い、ということでないのは言うまでもありません。
コセアカアメンボ(の交尾) ビオトープには各種アメンボが生息しています。(アメンボ、オオアメンボ、コセアカアメンボ etc) 写真はコセアカアメンボの交尾のようす。下にいる大きなほうがメス、上の小さなのがオスです。「蚤(のみ)の夫婦」といいますが、「アメンボの夫婦」というのも同じ意味になるようです。 コップですくって匂いを嗅ぐと、飴のような甘い香りがします。それが【飴ん坊(あめんぼ)】の名の由来。