.    '03年10月28日

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すっかり、紅葉

 紅(黄)葉もピークを過ぎ、樹木もそろそろ冬じたく。 今が盛りはヒトツバカエデ・オオカメノキ・コミネカエデ・アズサ・ウリハダカエデ・ウリカエデ・アブラチャン・ダンコウバイ・クロモジ・ウワミズザクラ・コナラ・リョウブ・マルバアオダモ・タカノツメ・コミネカエデ・イタヤカエデ・ガマズミ・コバノガマズミ・ネジキ・コマユミ・ユモトマユミ・クマノミズキ・エゾエノキ・カラマツ
 野草の花も少なくなり、いまはノコンギク・ユウガギク・リュウノウギクといったキクの仲間や、イヌタデ・ハナタデ・ボントクタデといったタデの仲間が咲き残り、ススキオギが重たそうな穂を秋風になびかせています。




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えっ! これが エノキ!?

 エノキタケといえば… ホラ、いつも鍋に入れて食べている、もやしのように白くて細いキノコ。 ところがっ!
自然のエノキタケは、こんなに堂々とした赤銅色の肌。スーパーに並んでいる、あの繊細な色白のヤツと同じものとは、とても思えません。 別名はユキノシタ(雪の下)。 その名前通り これから来春まで、霜や雪に覆われながらもチラホラと出続けます。

 今年は例年にくらべてキノコが不作でした。 数も種類も少なかったキノコ ・シーズンが終わり、いま残
っているのは、クリタケやエノキタケとなりました。




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蝶ヶ岳に雪

 10月23日から24日にかけて、蝶ヶ岳に冬将軍の前ぶれの雪が舞いました。 場所によっては、吹き溜まりに20cmほどの降雪があったとのこと。
穂高岳はすでに雪化粧。 間もなく、安曇野のシンボル ・常念岳も冬の装いに衣がえすることでしょう。
 写真は園内の吊り橋からの蝶ヶ岳。標高2,664m(最高点は2,677m)と、北アルプス最高峰の奥穂高岳(3,190m)や 隣接の常念岳(2,857m)に比べて低い山ながら人気があります。「山高きがゆえに尊からず」というだけでなく、 槍・穂高連峰の展望の素晴らしさが、北アルプスで随一との評判からです。 夏山は初心者にも易(優)しい山ですが、これからは冬山の経験者に限られる、厳しい山となります。



         あちこちにある白点は雪