.    '03年11月8日

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クラフト教室(11月1日開催)

 昨年に引き続き、クラフト教室を開催しました。
満員御礼(20組)となる、多くのご参加をいただき 「芸術の秋」にふさわしい ひとときを過ごしました。

 はじめにお話したことは… ・これから作るものは世界でひとつしかないもの。 ・だから、他人と比べてじょうず、へたはない。 ・ほめられようと作るのではなく、楽しく作ろう。 ということ。
また、作り方のいろいろとして… ・図鑑や標本をじっくり観察して、それを再現する  ・架空の生物を創造する ・作るものを決めて材料をさがす ・材料の形から作るものを決める などの方法があることを説明したのち、いざフィールドへ!

 11月とは思えぬポカポカ陽気。小春日和(こはるびより=老婦人の夏=インディアンサマー)の陽だまりで、思い思いの創作活動に没頭。
お母さんも、やる気十分! 「おかあさん、ココは?」…「ちょっと待ってネ。今、忙しいから」 (注:写真と本文は関係ありません。(^.^; 
 なかには直径15センチのダケカンバを使った大物に挑戦する子もいて、スタッフに手伝ってもらいながら見事に完成。皆それぞれに、世界でひとつしかない宝物ができあがりました。






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晩秋〜初冬

 紅(黄)葉も終盤。今はエゾエノキやヒトツバカエデの鮮やかな黄色が目を引き、コナラやヤナギの褐色や、色あせたカラマツが冬の訪れを予感させます。

 今年の紅(黄)葉はパッとせず、特に赤色がくすんだ樹種が多かったようです。 昨年、真紅に紅葉したツタウルシ・ハウチワカエデ・コハウチワカエデや、あざやかに黄葉したウリハダカエデ・ウリカエデ・イタヤカエデ・ダンコウバイなども今年はいまひとつ。

 赤あるいは黄色になるメカニズムは、それぞれの樹木の生態的あるいは生理的特性であり、今年の天候(昼夜の温度差・湿度・日照時間・紫外線の強さ 等)であれば、こうなるのが必然なのでしょうが・・・

 紅葉狩りの季節もそろそろ終り。 ところで「紅葉狩り」の〔狩り〕は、獣や果実を獲る(採る)ではなく〔草木を眺める〕 という意味とのことですが、では、なぜ【紅葉狩り】という言葉はあっても【若葉(青葉)狩り】がないのだろう (・。・?

「林間煖酒焼紅葉 (林間に酒を煖めて紅葉を焼き)」白楽天〜 を思い浮かべる飲んべぇとしては〔狩り〕の意味は、文字通り、紅葉した小枝を手折り、あるいは焚きつけにして、酒を燗する場面と重なってしまうのでした。 
 8日は立冬。太陽の黄経(天球上の太陽の位置)が225度になる日。 草木は来春にそなえて、ゆったりとした時を過ごし始めました。  





上:今が盛りのエゾエノキ  下:まもなく終わりのコミネカエデ