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晩秋〜初冬
紅(黄)葉も終盤。今はエゾエノキやヒトツバカエデの鮮やかな黄色が目を引き、コナラやヤナギの褐色や、色あせたカラマツが冬の訪れを予感させます。
今年の紅(黄)葉はパッとせず、特に赤色がくすんだ樹種が多かったようです。 昨年、真紅に紅葉したツタウルシ・ハウチワカエデ・コハウチワカエデや、あざやかに黄葉したウリハダカエデ・ウリカエデ・イタヤカエデ・ダンコウバイなども今年はいまひとつ。
赤あるいは黄色になるメカニズムは、それぞれの樹木の生態的あるいは生理的特性であり、今年の天候(昼夜の温度差・湿度・日照時間・紫外線の強さ 等)であれば、こうなるのが必然なのでしょうが・・・
紅葉狩りの季節もそろそろ終り。 ところで「紅葉狩り」の〔狩り〕は、獣や果実を獲る(採る)ではなく〔草木を眺める〕 という意味とのことですが、では、なぜ【紅葉狩り】という言葉はあっても【若葉(青葉)狩り】がないのだろう (・。・?
〜「林間煖酒焼紅葉 (林間に酒を煖めて紅葉を焼き)」白楽天〜 を思い浮かべる飲んべぇとしては〔狩り〕の意味は、文字通り、紅葉した小枝を手折り、あるいは焚きつけにして、酒を燗する場面と重なってしまうのでした。
8日は立冬。太陽の黄経(天球上の太陽の位置)が225度になる日。 草木は来春にそなえて、ゆったりとした時を過ごし始めました。
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上:今が盛りのエゾエノキ 下:まもなく終わりのコミネカエデ
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