.    '03年11月20日

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さっ、さむぅ〜

 霜で真っ白になった【ゴマダラチョウ】の幼虫。
「大丈夫なの?死んじゃうんじゃない?…」との心配はご無用。 陽があたれば、のそのそと動きだします。
 去年も何頭かのゴマダラチョウが、この樹(エノキ)で育ち、黒と白のだんだら模様のシックな翅を羽ばたかせました。
 ところで、この幼虫、間もなく枯れ葉と同じ焦げ茶色(枯葉色)になり、この樹を降りて根元の落ち葉の下にもぐりこみ、来春までそこでじっとして過ごします。 こんな小さな生命体が服も着ず裸(あたり前か)で、雪の下で生きていると思うと、ちょっと感動! 



   食樹はオオムラサキと同じ、エノキあるいはエゾエノキ

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春の準備、完了っ! (^o^)ノ

 いまにも花が咲きそうに膨れたつぼみ… 「春 まぢか!」と思わせますが、これは今の様子。 左上:アブラチャン 右上:リョウブ 左下:マルバアオダモ 右下:ダンコウバイ
 意外に思われるでしょうが、冬芽(葉や花になる芽)は秋冬だけではなく、ほぼ一年中見られます。落葉樹の場合は晩春から初夏 葉が開いた直後、発育が始まり、葉や花になる翌春までの長〜い間 観察できます。

 樹木の判定(同定)する際、冬芽による見分けは
とっても便利。 葉や花は一時的なものですし、樹肌は樹齢とともに変わったり、個体差がありますが、冬芽は年間を通じて見ることができ、そのうえ個体差も少ないからです。



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ガラスのランプ

 ガラス細工のランプのように見えるのは、エゴノキの花柄についた雨滴。 例年なら雪になっても不思議ではない頃ですが、しっとりとした雨の日が続きます。
園内に多いエゴノキ。英語名:Japanese snowbellの名のとおり、晩春から初夏にかけ、真っ白な枝垂れ花を木全体に咲かせる様子は、まるで雪におおわれたかのよう。
 やがて秋になり、鈴なりにぶら下がる長さ1cmほどの卵型果実。種子は野鳥のエサになりますが、果皮はエゴサポニンという有毒成分をふくみ、このため食べると「えぐい」ことから「エゴノキ」になったとのこと。(試してみなくても、間違いなし!)