反省っ！…　ではなく…

　｢暖っかくなってきたと思ったら、これだものなァ〜｣と霙(みぞれ)模様の天気に、嘆きのサル。 春とはいえたまにはこんな日も…　
冷たい氷雨(ひさめ)に打たれながらビオトープに座り込み、ヨシやガマの根を掘り出してお食事中。 お尻はすっかり水の中。真冬にも堪えることができる毛皮に包まれているとはいえ、毛のないお尻は丸出し！ 寒くはないのでしょうか？ 　まっ赤になるのも無理はない…　と、安易な納得。
一方木の上では、大好物のフジの実やヤナギの若芽を手当たり次第に食べ、時にはニワトコの冬芽でちょっと箸休め。 そのかたわらでは、食べることより遊ぶことが仕事の子猿が大騒ぎでじゃれあっています。

樹に咲く花

　写真はダンコウバイ。当園地では春告げ花として、フサザクラの暗紅色の花とともに、真っ先に咲きます。 去年は咲き出したとたんに凍雨（とうう）が降り、氷づけになりましたが、どうやら今年は大丈夫そう。 やがて あとを追うように、よく似たアブラチャンの開花がはじまります。
　いま咲いているのは…フサザクラ・ダンコウバイ・ニワトコ・キブシ・ツノハシバミ・オノエヤナギ・ネコヤナギ・ヤマハンノキ・タニガワハンノキ。
　お楽しみの桜(ソメイヨシノ・エドヒガン・カスミザクラ・ウワミズザクラ・イヌザクラ）は、もうしばらく先になりそ
うです。

時は過ぎ

　いま咲いている野草は…ザゼンソウ・キクザキイチゲ
・カキドウシ・タチツボスミレ・ハコベ・イヌナズナ・カンスゲ・コチャルメルソウ・ワサビ・カタクリ(つぼみ)。
　飛んでいる蝶は…ルリタテハ・テングチョウ・クジャクチョウ・シータテハ …（今年もヒメギフチョウは姿を見せてくれるでしょうか）
　よく見かけたり、鳴声を聞く野鳥は…アトリ・ツグミ・ジョウビタキ・マヒワ・アカゲラ・コゲラ・コガラ・ミソサザイ
・カワガラス・シジュウカラ・エナガ・ヤマガラ。
今いる冬鳥は、間もなく中国大陸やシベリアに旅立ちます。そして今月下旬には、当園地のアイドルオオルリ が、東南アジアから日本海を渡り、幾山河越えて帰ってきます。