.    '04年7月28日

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セミ… (・。・?

 「セミ… にしては、ちょっと かたちがヘンだなぁ〜」 一見、どこか不自然?。 そう、翅の向きが見なれたセミとは違います。ハリアー(垂直離着陸機)型の翅をもった新種!… ではなく、エゾゼミが若虫(※)から成虫になった直後の姿。 こうして、丸まっていた翅を延ばし、硬くなるのを待っているのでしょう。 この時、なんらかのアクシデント(落ちたり、翅が何かに触れる
)があると、さぁ 大変。 片方あるいは両方の翅が、伸びきらないまま硬化してしまいます。 まさに生死を賭けた一発勝負の一瞬! 〔夕方から始まった2時間ほどの、ハラハラ ドキドキのようすは⇒こちら

 (※)不完全変態する昆虫(セミ・バッタ・トンボ等)の幼生は、幼虫といわずに若虫と呼称するとのこと)  



   「何年 過ぎたのかしら? 生まれ変わった私を見て」


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「デカイなぁーー」

 直径20cmあまりの巨大キノコ。 アミヒラタケです。こんなのがひとつあれば、とうぶん味噌汁の具には困りません。 … と言いたいのですが、多くのキノコの解説書では [食不適] となっており、 なかには[幼菌は美味]とあるものもあります。タコウキン科(いわゆるサルノコシカケ)の仲間ですから、食用には向いていないでしょうし、いずれにしても ここまで育つと(毒はないが)食べてみる気にはなりません。
 しかし、実はこのアミヒラタケは [白色腐朽菌]という、木材を腐らせるキノコ。このようなキノコ(腐朽菌)がなければ、森は枯れ木の山となってしまいます。

注意)猛毒のドクツルタケや、その仲間が発生中!





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国営アルプスあづみの公園 オープン

 当園地に隣接する国営アルプスあづみの公園が、一部オープンしました。 全国に16箇所ある(整備中を含む)国営公園のひとつです。多くの時間と莫大な物資を投入しての施設。これから大勢の人々に有効利用されることが期待されます。
  お薦めのコースは… まず、国営アルプスあづみの公園で、各種展示や整備された施設を見てビックリし、次に当園地の遊歩道でノンビリして、最後に隣接する村営の温泉施設(ほりでーゆ〜 四季の郷)でユッタリする、というのはいかがでしょう。 見方を換えれば… 人間の飽くなき挑戦の壮絶さを知り、自然のありがたさを思い出し、そして自らの身体のいとおしさを感じとる、ということになるのでしょうか。


URL:http://www.ktr.mlit.go.jp/azumino/menu.htm