翡翠(カワセミ)
ビオトープの岸辺に生えるヤマハンノキから、水中の獲物にねらいをつけるカワセミ。
カワセミは翡翠と書きます。 [翡] はカワセミの雄、[翠]は雌のこと。 宝石のヒスイは、この鳥の羽のような青や緑の美しい色を持つことからの命名。 ですから、
美麗な野鳥をたとえるときの「まるで宝石のように美しい鳥」 という陳腐な言い回しも、カワセミに関しては、的(まと)を射た表現なのです。
今は園内にいるオオルリやコサメビタキも、間もなく北アルプスを越え日本海を渡り、越冬地に向かいます。 一方、ジョウビタキ・アトリ・マヒワ・ツグミ 等の冬鳥が、
秋風の日本海を渡り 初冬の北アルプスの峰々を越えて来園し、留鳥のカワガラス・ミソサザイ・カワセミたちとともに園内で越冬します。
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