.    '05年1月19日

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槍ヶ岳〜常念岳〜大天井岳

 遥かに望む北アルプス・常念岳。この麓に当園地があります。 常念岳の右に連なるのは東天井から大天井岳、左には槍ヶ岳が見えています。撮影場所は安曇野の東端、地元では「東山」 と呼ばれる連山の中腹。北アルプスを望むには絶好のポイントです。 南は穂高岳から、北は白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)まで、目線を動かすだけで望むことができます。 ところで…〔大天井岳〕の呼び方にはいくつかあり、国土地理院によると〔おてんしょうだけ〕。 松本城の天守閣に似ていることから「おてんしゅかく」→「おてんしょう」に転訛したというのが通説
とのこと。 地元では〔だいてんじょう〕〔おおてんじょう〕あるいは〔だいてん〕とも呼ばれています。 ちなみに、白馬岳は、〔はくば〕ではなく 〔しろうま〕が正解。



     中央のピラミダリスな山が、常念岳


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空に 点線… ?

 空に浮かぶこの点々は飛行機雲。 ジェット飛行機は、マイナス40℃以下の空間を飛んでいます。
そのエンジンから排出される 300〜600℃の高温ガスに含まれる水分が急激に冷やされ、雲となります。
あるいは 飛行機の後ろに空気の渦ができ、気圧と気温が下がり、水蒸気が冷やされるためにできる場合もあります。 しかし、よく見かける飛行機雲と違いなぜこんなに不連続なんでしょう?「エンジン故障?
…墜落っ!」 と、ドキドキしながら見送ったのですがどうやら異常なし。 原因は特定できませんが、ある方いわく…「大気の状態(空気密度)が縞状あるいは波状の細かいピッチで変化しているところを 飛行機が横切ったのでは? それとも、曲芸あるいは訓練?」 とのこと。 さて さて、真相は?





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暗闇のなか、死闘の日々

 雪がやんだのは夜半過ぎ。それから今朝までの間のできごと。 テンにとってノウサギは恰好のえさ。ノウサギにすれば、テンはキツネとともに なによりも恐ろしい天敵です。 ノウサギの足跡の上に、テンの足跡が重なっています。どうやらノウサギが通りすぎたあとに、テンがやってきたようす。とりあえずこの時は、ノウサギは命拾い。しかし、それほど行動範囲が広くない彼(彼女)は、 やがて天敵に出会ってしまうのでしょうか。
 この足跡は生まれてからこのときまで、ひとときも途切れることなく、一筆書きするように、土や雪の上につけられてきました。 その足跡が、ある瞬間 そこより先に標(しる)されなくなったとき、それはこのノウサギが死を迎えたとき。  …明日の朝、足跡は まだ続いているのでしょうか。



      ノウサギにとって、テンはまさにテン敵