.    '05年2月20日

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集合写真

 「うわぁーぁ〜 イッパイいますねぇ」
ここは当園地から車で15分の犀川 ・白鳥湖。 コハクチョウの飛来地として、安曇野の観光名所です。
 去年の台風ですっかり様変わりしてしまい、〔白鳥湖〕というより〔白鳥川〕の趣。 コハクチョウは観察しにくい場所に移動してしまいました。 しかし、 オナガガモ・ヒドリガモ・キンクロハジロ・ホシハジロ・コガモ・
カイツブリ・オオバン
etc は、ご覧のとおり。  そのほかにも珍客として…去年はカナダヅル今年はアメリカコハクチョウが(ここをどうやって探したのか)訪れました。
 数日前から、コハクチョウが遥か北の国に渡りはじめました。地元の方々による白鳥へのエサやりも、まもなく終わり。 おこぼれにありついていたカモ達。あとに残された彼らが、野生に戻るときです。



        押すな押すな の大盛況


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糞 あれこれ

 〔米が異なる〕と書いて〔糞〕、よくできた字ですね。ただし残念ながら、写真の糞の落し主の主食は米ではなく草や木(繊維や葉)です。
 カモシカの糞は、ニホンジカとそっくりで見分けがつきませんが、棲息域や糞の落し方(ニホンジカは移動しながら一回に30粒ほどを、カモシカは 同じ場所に〔ため糞〕をして一回に100粒以上)、あるいは集団か単独(テリトリー性)か、等により判断できます。
 ノウサギの糞は2度目の糞 … 2度目って(・。・? ノウサギの糞には軟便と硬便(写真)の2種類があります。 まず軟便をして、それを…食べます!(~ヘ~)。  といってもこの糞(便)はタンパク質とビタミンが豊富な食べ物、ノウサギには欠かせない栄養源なのです。
 これらの糞は極めて効率よく消化されていて、(サルやキツネと違い)不潔感も臭いもありません。



        いずれも、園内の落し物


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ミルキーワールド

 雪がいつのまにか雨になり、あたり一面 幽玄の世界。 霧というより〔立ち上る水蒸気〕というべきでしょうか。一瞬、自分の置かれている状況(立っているのか・寝ているのか、あるいは方角・距離感)が判らなくなります。 気象用語でいうホワイトアウト という現象です。 吹雪で発生したガス・舞い上がった雪・雲や霧の乱反射等により空間が白い闇となり、前記の状況になります。  一般的には冬山登山での遭遇が多く、きわめて危険な状況になりますので注意が必要ですが、標高700m余の当園地でも、ご覧のとおり。 … くれぐれも、こんなところ(!?)で遭難することのございませんように。
 19日の雪で園内はまた冬に逆戻り。 膨らみかけたダンコウバイのつぼみも雪におおわれて、お花見は今しばらくお預けとなりました。