清流に棲む
・「フィーフィヨフィヨヨヨ・・・♪」 涼やかな鳴声を頼りに草の陰から覗いてみると … いました いましたっ! カジカガエルですっ!
古来より人を魅了し和歌にも詠まれたこの美声は、もちろん人間を楽しませるためにではなく、オスがメスを誘う鳴声。 残念ながら人々が川遊びに興じている日中は、めったに鳴きません。 人影が少ない頃に鳴くこのカエルと、その音(ね)を愛しむ人には、朝夕の静寂が似合います。
ところで… たまに来園者の方から 「カジカガエル? … カジカ? …魚が鳴くんですかぁ?」 という、
とっても本質的な質問をうけることがあります。 言うまでもなく魚のカジカはカエルではありません。 すっかり少なくなってしまったカジカ とカジカガエル。
嬉しいことにどちらも、園内の川で(運がよければ)会えるかも…。
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