.    '06年5月1日

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カタクリ調査(4月15日実施)

 市民会議の皆さんによる【カタクリ調査】が実施されました。 長野県環境保全研究所の尾関さんを講師に迎え、午前中はカタクリについて学習し、午後は現地での調査実習をおこないました。
 1m四方に区切り、その内側に育つカタクリを調査します。 まずは株を数えながら番号札を挿し、次にそれぞれのサイズを計測し記録します… が、これが結構根気のいる仕事!折らないよう、傷つけないように、 あるいは 周囲にあるものを踏みつけないように緊張感ある作業が続きます。ほとんどのかたが初めての体験でしたが、「こんな広々した自然のなかで、こんなにも 細々した作業をしなければならないなんて」と意外な思いをされたようです。   多くの場合、植物の調査研究は手間がかかり、なによりもその結果を検証するまでに年単位の時の経過を待たなければなりません。(現代人には苦手なこと?)





        点々とある黄色いものが番号札

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今年も…

 オオルリが帰ってきました。日本海を渡り、アルプスの峰々を越えて。 初確認は4月20日。ほぼ例年通りです。 オオルリは縄張り意識の強い鳥、まもなく分散してそれぞれのテリトリーで秋まで過ごしますが渡って来てしばらくは集団で行動します。 ですから、一本の樹に数羽のオスがとまっているのを見られるのはこの時期だけ。 容姿端麗 ・美声の持ち主のこの鳥を見つけることは容易です。日本三鳴鳥のひとつその魅力的な鳴声をたよりに、声のする樹のてっぺんを見れば… ほ〜ら そこに いた。
 オオルリのほか、いま見られる旬な野鳥は …
ノジコ、キビタキ、キクイタダキ、ウグイス、センダイムシクイ、メボソムシクイ、ホオジロ、アカハラ、ミソサザイ、カワガラス、アカゲラ、アオゲラ、イカル、マヒワ etc
(中 ・下段)写真提供: 佐々木 均 様(園内にて)




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人気者!

 来園者の人気者、ニホンリスです。 園内各所に生息している証拠に、そこここにアカマツやクルミを食べた跡があります。 クルミは接合部を歯で削りとり、二つに割って中の実を食べます。  個体により上手下手があり、あまりうまくないリスは無駄に削るようで余計な時間がかかります。  以前目撃した粗忽者は…皮をむくこと10分、さらに殻をかじりつづけて15分、それなのに… 落としてしまったのです(~_~)
 その時のヤツの姿が忘れられません。 その瞬間、後ろ足で枝にぶら下がり、両手をまっすぐにのばして落ちていくクルミをつかまえようとしたのです。 それからしばらくの間、さかさになって 両手をのばした姿勢のまま、落ちた先をじっと見つめていました。 「あぁ〜っ もうすこしだったのにぃ」(+。+) という声が聞こえてきそう。 悔しさとはいわないまでも、やはり なんらかの感情があるに違いない との思いを抱いた瞬間でした。