.    '06年7月25日

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海野和男デジタル写真教室(7月15日)

 安曇野市にある田淵行男記念館。様々な活動のひとつが、こども自然観察教室「むしの会」。近隣の虫好き少年・少女の素敵な集まりです。 その「むしの会」による、 昆虫写真家 ・海野和男氏を講師に招いての 「デジタル写真教室」 が園内で催され、虫好き親子が集まりました。
 皆さん、昆虫のあれこれやデジカメ撮影技術を目を皿のように ・耳をダンボのようにして学んでおられました。 一方、子供たちが次々と見つけてくる昆虫の種類の多さに 海野先生もちょっとびっくりされたご様子。…そうなんです。なにを隠そう …当園地は、 安曇野のなかでも 動植物の多様性や生息数の多さで特筆すべき場所であることが、開園前の調査でわかっています。 そして、開園から5年を経た今も、生態系に大きな変化はなさそうです。



 「コンパクト・デジカメの使い方は…」  「へぇえ〜」(◎o◎)


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梅雨前線による豪雨のあと(7月19日)

 園内をご存知の方がご覧になっても、この写真がどこかお判りにならないと思います。 じつは、もっとも人気の高いスポットのひとつ、【芝生広場】です。
流入した土砂で広場の半分近くが埋没し、ご覧のような状況に。 厚く堆積した土砂を取り除くには、しばらく時間を要します。 夏休みとなるこれから、例年訪れていただく方や、 「今年こそは行ってみよう」 と計画されていた方の出鼻をくじくことになってしまいました。このほか、 森林エリアの一部の区域を立ち入り規制しています。開園以来、立ち入り禁止となる事態はなかっただけに、管理する側もがっかりしています。 一方、人があまり手を加えなかった場所は被害が発生していません。安心してお出かけください。
 嵐が去った今、驚異的な自然の力を畏れるとともに、人間の営みのもろさを思い知らされました。



        画面下側までが芝生広場


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ライトトラップ(7月22日実施)

 からすの学校第9回はライトトラップ。 光に集まる虫たちの観察です。 講師は三郷昆虫クラブの中田信好さん、スライド解説は同じく 那須野雅好さん。
 前日までの大雨騒動で気分も沈みがちだったのですが…。 人里離れた森林エリア、夕闇の中で過ごしたひと時は、ブルーな気持ちを払拭してくれました。 …と、そんな私事はともかく、参加者の皆さん(地元の昆虫大好きっ子をはじめ、遠くは埼玉から参加のお父さんと虫好きの息子さんや、偶然来園して知ったお孫さんとお爺ちゃんほか) も、 きっと楽しんでいただけたことでしょう。灯りめがけて次々と飛び込んでくる虫に子供達は大騒ぎ。 思ったよりも種類は少なかったのですが、それはともかく、街中を離れ暗闇の中で過ごし、 その闇に棲む生物の存在を実感していただければ、主催者側の企て大成功です。



 真っ暗闇となる新月の三日前。幸運にも雨のあがった日。