.    '06年8月1日

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梅雨明け

 7月30日、長野県の梅雨が明けました。 雲が切れた空、太陽をまぶしいと感じたのは久しぶりです。
 さっそく、水遊びの子供達が大はしゃぎ! これまでの雨の影響で、烏川 ・小野沢川とも水は濁り、
いまだ水量も多く、水遊びには不向きなのですが…
しかし、そんなことは言っていられません。服を脱ぐのももどかしげに、川に飛び込みます。
と…、ここで重要なお知らせがあります ⇒ ご注意ください! 豪雨で増水した際に、大きな岩や多量の土砂が運ばれてきました。 自然度の高い川だけに、河床はいままでと大きく違っているかもしれません。
深い場所は無論、浅瀬も十分ご注意ください。 また、くれぐれもお子様から目を離さないように。
なお、園内の一部では被害復旧工事をしています。 当分のあいだ、水遊びは用心深く慎重に。





   祖先は一緒!? … やっぱり、似ているなぁ
                                  
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進化? (ただいま、二足歩行中)

 管理棟前の電話線を通過中のニホンザル。 レスキュー隊のロープ訓練よろしく、猿離れした身のこなしで軽々と… と、言いたいのですが、 何頭かはあぶなっかしくて、見ている者をはらはらさせました。 それも無理からぬこと、結構 揺れてます (゜゜;) なおかつ、じつはこの電話線、ちょいと曲者だったのです。 写真の個所はどうということはないのですが、この先数mのところから、徐々に上下の電線の幅が広くなっていたのです(--;) … ご想像がつくと思いますがやがて彼らは両手両足を目いっぱい伸ばして「ばんざい状態」にならざるをえません。 恐れをなして引き返すものもいましたが、皆さん けっして彼らを「サルのくせに」 と責めてはいけません。 サルにも 「引き返す勇気」 という、人間と同じ( …人間は忘れることがある)高等な判断力があったのです。





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生態系の構造解明の研究

 大学院生の方々の研究に、当園地も協力させていただきます。といっても、雨水を収集する機材(写真左手に持っているもの)の設置場所を提供するだけですが。〔写真は設置の適地を探しているところ〕
 研究題目は「高地山岳生態系における窒素沈着の量的・同位体的特徴」。 生態系にとって極めて重要な役割を担う【大気由来の窒素】の研究… とのことです。窒素は植物にとってなくてはならないもの。 しかし、空気中に存在するものを直接利用することはできないため、アンモニアなどの窒素化合物を作り(窒素固定)とり入れています。 我々人間はそうして育った植物を食べたり、あるいは植物を食べて育った動物を 食べて生き長らえています。 そう考えると、急にこの研究が身近なものに感じられます。 必ずや、実りある研究成果が得られることでしょう。



   「雨雨、降れ降れ」 … 東京農工大の大学院生