.    '06年8月19日

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木にも気づかい

 瀬音を聞きながら、木陰でユラユラと… (-o-) 
いいですねぇ。 ところで、樹に結んだハンモックのロープにご注目! 直接結びつけているのではなく、タオルを巻いて、その上から結んでいます。 緩みにくく安全ということもありますが、なによりも 樹肌を傷つけません。 意外かもしれませんが、小さな樹に限らず大木であっても、そのわずかな傷から腐朽菌が侵入して、枯れないまでも 大きなダメージをあたえることが多々あります。 特にハンモックの場合、揺れることによるロープの捩じれや摩擦で、樹皮を剥がしやすい
ようです。しかし… かりに今傷つけたとしても、異変が現れるのは数年後から十数年後。  「そんな先のことはかまわない」 とか 「少しぐらいの傷は影響ないだろう」 と考えているとしたら、それは間違いであることを ぜひ知っていただきたいのです。



    将来、この子も、お父さんを真似ることでしょう


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戦い済んで 日が暮れて…

 「尾羽(おは)打ち枯らす」という慣用句があります。本来は『鷹の尾羽が損じてみすぼらしくなること、転じて、かつては相当な身分の人がおちぶれて貧相になること』(広辞苑)ですが、 このフタスジチョウはまさにそんな風情。すっかりボロボロになった翅を見て、「こんなになっちゃって、飛べるんだろうか( ̄〜 ̄;)?」 との心配をよそに、遜色無い素早い飛び方をしていました。 普通に見かける蝶ですから、普段はあまり気にしないのですが、いざこのような姿を目にすると「この蝶の短い一生のあいだに、なにがあったんだろう」との思いとともに、間もなく死にゆく命にいとしさを感じます。…怒涛の夏が終わろうとするいま、 こんな虫たちを眺めながらの個人的帰結 ⇒「真夏の暑さの中では、人は優しくなれない」



     航空力学的には… どうなんだろう (・。・?


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見れば なっとく!(百聞は一見にしかず)

 地元の小学校を中心に、環境学習や自然観察の場として活用していただいています。 写真はレクチャールーム展示標本の説明の様子。ほとんどの展示品は、園内あるいは 周辺に棲息していたり自生していた動植物です。 「自分たちの身近にこんなものがいるんだ!」 とびっくりしたり 感動したり。
 展示品閲覧のほかに、人気のメニューは、実際に川に入り 採集した生き物を調べる『水生生物の観察』。 虫に興味のなかった子が、いつのまにか夢中になって川を覗きこみ、あれこれと捕まえては熱心に顕微鏡で観察することもしばしば。  また、当園地でおこなった自由研究の成果を、全国大会で発表して優秀な成績をおさめた子もいます。 そんな子供たちが、たびたび訪れたくなるような、楽しくも ためになる施設であり続けて欲しいと願っています。