花の棺(ひつぎ)
小学生の I くんが… 「この鳥 なぁ〜に?」と持ってきてくれました。花の棺に入っていたのはセンダイムシクイの亡骸。 聞けば、建物にぶつかって死んでしまっていたとか。 「公園の展示品に加えて」 とのありがたい申し出でした。
この鳥を見つけた時、最初は埋めようかとも考えたらしいのですが… 「そうだ烏川に持っていこう!」 と思いついてくれたとのこと。 それにしても、こんな死化粧をほどこしてくれるなんて…
噂によると この少年は、お父さん共々とても素敵な写真を撮るとか。きっと日ごろから、被写体となる動植物をじっくり見つめる習慣や、それらを思いやる気持ちが育まれているのでしょう。
そんな彼のご要望にお応えして、この鳥はいまレクチャールム内の冷凍庫に保管して、宝物的教材になっています。
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