.    '06年11月7日

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ぬいぐるみ (  。)_(  。) ?… ではなく、剥製!

以下の文章は、このクマを寄贈していただいた当園地のよき理解者:スナフキンさん によるものです・・・ 
2006年7月中旬、北アルプス山中にあるムーミン谷を歩いていました。 誰も通らないので草ぼうぼうです。 道ははっきりせず、あるのは クマさんの通ったあとと糞だけです。 すると何と、足もとに子グマが横たわっているのです。 死んで数日のようです。 きっと親にはぐれたのでしょう。 子グマはどんなに不安だったことでしょう。 親グマはどんなに切なかったことでしょう。  そのままにしておいてもよかったのですが、ザックに入れて下山しました。 DNA分析用に肉片や毛などを採取したあと、烏川緑地に寄贈。それがこの剥製になりました。 まるでぬいぐるみ。生きているかのようです。
人里に出てきた親グマは殺されてしまいます。 親が殺されれば子どもも死んでしまいます。 そのことを知っていて人間はクマを駆除します。 ムーミン谷から出てこないよう、今度行ったらクマさんに伝えてきます。

        写真にポイントすると画像変化〕


   親と はぐれた子グマは、生きていけません


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晩秋

 昨年に比べて、今年の紅葉 ・黄葉は素晴らしいものでした。 例えばカエデは… 写真のコハウチワカエデ をはじめとして、ハウチワカエデコミネカエデの紅葉、ヒトツバカエデイタヤカエデ、チドリノキの黄葉、あるいは 紅葉と 黄葉が混在するウリハダカエデオオモミジ。 いずれも、昨年とは打って変わった見事さに、「長い間、お待ちしてました」と思わず感謝。
 これからは落葉の時期。 ひとたび 雨が降ったり風が吹けば、その多くが落ちてしまいます。そして、残り少なくなったある日(たとえ穏やかな日和であったとしても)、さらさらと絶え間なく落ち続け、すべての葉がなくなることでしょう。 一方で、地上に落ちた葉を見ると、その量の多さにあらためて驚くとともに、これをまた来春作り出す樹の力と不思議を感ずるのでした。
        〔紅葉・黄葉のメカニズムは→こちら



 紅葉は間もなくお仕舞。 野生動物 試練の冬 到来 …


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樹名札

 森林エリアの樹木に、【樹名札】を付けました。
この地域を代表する樹種、あるいは 「この樹はなんだろう?」 とか 「名前が知りたいなぁ」と疑問に思われそうなものを選んで設置してみました。
  時として、このような掲示は目立ち過ぎて目障りだったり、必要以上の情報量で胸が(頭も)一杯になることがあります。 しかし、ここでは、ほどよくその場に溶け込み、情報量も適度… と自画自讃 &手前味噌。  「ホントかなぁ」と思われましたら、一度ご来園いただき、お確めください。
 今回の設置作業は、イベントを兼ねて一般の方
にもご参加いただきました。まだ 一部だけですので 残りは日を改めて設置します。 今後の作業予定は、主催主体の「烏川渓谷緑地市民会議」で決定されます。



   付いているのはまだ一部。 残りはこれからです