.    '07年4月20日

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スプリング・エフェメラル

 カタクリアマナヤマエンゴサクが咲き始めました。すでに開花しているキクザキイチゲとともに、春の儚(はかな)きものたち (→ スプリング・エフェメラル)が、 今年もまた、春が巡ってきたことを教えてくれました。
.早春、落葉樹の葉が開いて日陰となる前に、あわただしく花を咲かせて種をつくります。 そして地下の貯蔵器官に栄養を蓄え、来春まで眠りにつきます。 「一年の多くを寝て過ごせるなんて 羨ましぃ」などと思うあなたは、三年寝太郎のような大人物。
【お願い】 一部の野草や樹木については、生育場所を公表していません。それらに関するお尋ね、あるいは、自生の有無のお問合せには、お答えできないことがあります。 今ある自然を、のちの世につなぐために、ご理解とご協力をお願いいたします。



      カタクリ             アマナ


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鳥の巣あれこれ

 いつのまにか集まってしまった鳥の巣。以前、オオルリの巣を展示しておいたところ、「こんなのがありましたけど要りますぅ?」 とわざわざ届けてくださる方々のお陰で、気がつくと立派なコレクションになっていました。  あちらこちらから集めた材料を使い 口先だけで器用につくり上げた巣を見ると、鳥それぞれの特徴というか個性というか、 遺伝子の不思議を実感します。
たとえば、左端にあるカラスの巣。外側の太枝だけを見ると大雑把に感じますが、内側は小枝や 細かな樹皮を巧みに編みあげてあり、なかなか繊細で、居心地良さそうなつくりになっています。 一方、右端にあるオオルリの巣は、100%コケを使い、ふわふわした優しい仕上がりとなっています。
その他、写真に写っているのは…ムクドリ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、カルガモ たちの力作です。




  左端の巣(カラス)の中は、比較に置いた電話子機
     .【注意】 これらの巣は、営巣期間が終わったものばかりです。安易な巣の採取は、卵やヒナを捕獲することになり
           『鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護法)』 に抵触します。


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飛んで火に入る…

.ウルシにかぶれるとどうなるのか体験しておこうと、ヤマウルシツタウルシの樹液に触ったことがあります。
幸か不幸か、〔かぶれにくい〕体質のようで、たいしたことにはなりませんでした。 それではと、イラクサに触れてみたところ…、こちらでは痛い目にあいました。
しかし 禍転じてなんとやら。 来園者に危険性をお伝えする際、説得力が増したと自画自賛。
 ところで、写真は事務所に飛込んできたオオトビサシガメ。 大型のサシガメで、大抵の図鑑では〔要注意〕! 資料によっては…「噛まれると痛い」という程度から「スズメバチに刺されたくらいの激痛」と、表現に巾がありすぎます。 実際にはどうなのだろうと気にはなりながらも、 スズメバチで悪い夢を見た身 としては 〔真実を知りたい脳と、命を守りたい本能〕の葛藤があるのでした。しかし、ハチと違い、命には別状ないらしいので、そのうちご報告できる…かな(~ヘ~)?