.    '07年4月30日

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オオルリ観察会(4月21,22,28,30日開催)

 からすの学校 ・第17回は、オオルリ観察会。
信州野鳥の会 会員で、個性溢れる解説をされる三人の方々を講師に招いての四日間でした。
 お蔭様で大成功! 毎回それぞれ異なる出会いと感動がありました。時には目の前の一羽をじっくりと観察したり、時には4,5羽が一本の樹にとまっている(縄張りができる前の)この時期だけの珍しい生態を目撃!  ほかにも、オオタカの悠然とした姿やノジコの美声など オオルリ以外でも盛りあがりました。
期間中 確認できた種類は… オオルリ、ノジコ、アオジ、キビタキ、ウグイス、センダイムシクイ、エゾムシクイ、コサメビタキ、ヤブサメ、イカル、イワツバメ、ミソサザイ、カワガラス、オオタカ、トビ、ヤマガラ、エナガ、シジュウカラ、 ヒガラ、コガラ、コゲラ、アカゲラ、カワラヒワ キセキレイ、カケス、ハシボソガラス など。







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母は強し

 園内巡視中に、ばったり出会ったカモシカ
遭遇直後の緊張感もやがてとけて、こちらは写真を撮り、あちらはエサを食べ、お互いに無関心を装っていました。数分後、撮影場所を変えようと、 一歩足を踏み出したとたん… それまでササの陰に隠れていて気づかなかった カモシカの子どもが、脱兎のごとく逃げ出しました。
 さて、お伝えしたいことは、これからです…
一呼吸おいて、今度は親が、子とは逆の方向に走り出したのです。子が逃げた山側は、遠ざかる方角なので判るのですが、親はむしろこちらに近づくことになります。『自分に注意を引きつけて 子を逃がした』ということなのでしょうか。 それにしても、 20mほど離れた場所にいた彼女が、10mくらいまで 猛然と走り寄ってきたときには、思わず戦慄を覚えたのでした。




    この右側 2mあたりに 子どもが潜んでいた


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子グマは哀し

 園内巡視中に、ばったり出会ったツキノワグマ
大きさから推測すると、今年(2月ごろ)産まれたばかりかもしれません。近くに母グマがいる恐れがあり、常識的には極めて危険な状況! とりあえず周りを気にしながら撮影して、静かに退散しました。 のちほどテレメトリー調査(無線発信機による個体追跡)をしている近隣施設に確認したところ、周辺では電波の入感は無かった(=無線機を付けたクマは近くにいなかった)とのこと。 可能性はふたつ。 まだ捕獲されたことのない母グマがいるのか、それとも母グマと離れてしまったのか。後者の場合、今年の冬から春に駆除 (個体数調整という名の捕殺)された母グマからの離れ子グマかもしれません。 その場合、採食方法を教えられていない子どもが生き残れる可能性は低いようです。〔関連の話題は→こちら〕   不意に出会わないためにクマ鈴やラジオの携帯をお奨めします



  大きく見えますが、体長50cmにも満たない子グマ